被災地のピアノの先生を助ける会

震災から３週間が経とうとしています。
余震は未だにありますし、原発はまだまだ落ち着きそうもない。
それでも、毎日陽は昇り朝が来ます。
被災地のために何かしたいと思う反面、
結局何をすることもできない自分にも気付かされる毎日。
ピアノを弾くことくらいしかできない自分。

そんな折、ピアノ教室の支援をされている方がいらっしゃることを知りました。
被災された先生方が、ピアノの先生として復帰される日のために、
楽譜を用意してあげよう！というものです。

支援品の募集期間（１回目）は、
4月30日まで受け付けているようです。

募集されているものは、
・なるべく書き込みなどのない楽譜　（新品でなくてＯＫ！）
・バロック～古典～ロマン～近現の上級レベル（先生のために）
・導入～初級～中級テキスト
・楽典や音楽辞書
・音楽ノート
・クラシックCD

詳細はhttp://ishiminenaoe.net/shinsai.htmlでご確認下さい。


私はこの取り組みの発起人でもなんでもありません。
ただこの取り組みを知った一人にすぎません。
でも、多すぎることはないと思います。
このブログを覗きに来てくださったピアノの先生。
是非ぜひ、少しでも協力しあえたら…と思います。

久々のレッスン

発表会ぶりのＭちゃんのレッスン。

お部屋に入ってくるなりＭちゃん、
「ねぇねぇ、今月の発表会はいつ？？？」
とうれしそうに尋ねてくる。

「今月？！発表会、毎月あるわけじゃないんだよ」
と話す。

時の長さを知らない無邪気なＭちゃんだけれど、
本当に本当に、発表会が楽しかった様子。

ピアノを始めてまだ2カ月しか経っていないＭちゃん。
1カ月で準備をしたせいか、
サクサクペースで発表会が訪れると思ってしまっているらしい。
かわいい。

教室に通い始めてまだ２カ月だというのに、
初めての発表会の準備はたった一カ月だし。
私と二人っきりでお部屋にいた時、
生まれて初めての大きな大きな地震で一緒に被災したのもＭちゃん。
教室の窓から脱出する！！なんて、
教室、始まってから初！のことでした。
窓から逃げようとしている間、
Ｍちゃんは私の言うことを落ち着いて聞いてくれて、
少しも慌てることなく、外へ避難。
その落ち着き具合には本当に驚かされました。
そしてそして、初めての発表会だというのに、
本番を目前にして発表会が一週間遠のいてしまった。。。

この2カ月。
Ｍちゃんにとって、すごく濃い2カ月だったのかなぁ～？

発表会後のＭちゃんの演奏は、
肩の力が抜け、音符を必死で追っていた姿は影をひそめ、
ピアノを弾く楽しさに溢れていました。


それから今日は、Ｋ兄妹がやってきました。
妹Ｍちゃんも、発表会では堂々とした演奏を披露していました。
Ｍちゃん自身も自信に繋がったのか、
発表会で演奏した曲の楽譜を開きながら、
「あ～、終わっちゃったねぇ」と
感慨深げに見ていたのが印象的でした。

兄Ｒくんは、今回の発表会では、ものすごくいい緊張感と集中力の混ざった状態で、
とてもとても落ち着いてじっくりとピアノを弾く姿が印象的でした。
そして、発表会が終わった今でも、
本番の時と同じように、ピアノの音にスッと耳を傾けられているようでした。


不安の多い発表会でしたが、
本当に開催できてよかったなぁ～、
とつくづく幸運だったんだなぁと思っています。

エイプリルフール

今日は調律…の予定でした。

再び調律師さんを変え、トライ！
今度は、私の先生から紹介していただいた方なので、
これは絶対、ぜ～ったい上手いに違いない！！

そんな期待の中、待つこと1時間。

来ない！

初めて家に来る方はよく迷うから…。
…にしても、遅い！
なんで～～～！？！？！！

大人なら道が分からなくなったら、
途方に暮れる前に連絡をするはず。
何かあったのかしら…？
という心配さえ湧きあがる。

携帯に電話を入れてみる。
…出ない。

ちょっと迷ったけれど、
何かあったのであればお家の方なら分かるかも？？
とお家の電話に連絡。
奥さまらしき方が出る。
事情を話すと、
「今日？！」
と驚いた様子。
で、すぐにＳさんに取り次いでいただけた。

そう、お家にいらしたのです。。。

「え～っと。11日の予定だと思うんだけど」とＳさん。

え～～？
あ、でも、私ならやりかねないミス。
１と11の聞き違え。
そっかそっか、間違えてたんだぁ！私！！

11日にお願いすることにして電話を切る。

切ってすぐに我が家の電話が鳴った。
「いやぁ～すみません。私の勘違い！今日でした！！」って。

わざわざ掛けて来なければ、私のミスで終わっていたのに、
気付いて即行、電話を手にしたに違いない。
Ｓさんの感じの良さも手伝い、何だか笑えてしまった。

今日がエイプリルフールだったから…？
とさえ思える出来事でした。