ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

300(ネタバレ)

2007-06-16 03:28:31 | 映画
私は生来のブラシ兜好き(笑)でありますが,グラフィックノベルというのは全く馴染みのないジャンルです。マンガを実写映画やドラマにするというのは珍しくありませんが,現実の世界に合わせてリアリティを付けるのが普通です。ところがこの映画は,勇敢にも,原作のグラフィックノベルの雰囲気をそのまま映画に持ち込みました。

ブラシ兜は好きだと書きましたが,古くはベン・ハー,最近はトロイ等,「普通」のブラシ兜映画で感じられる,汗とか体臭とかは感じられず,首が飛んでも血しぶきが上がっても,生々しさを感じず,表現は独特で,不必要な物は全てカット。まるでドッグヴィル‥‥,いやさすがに,あそこまで,大道具抜きにしてまでではないかもですが,結構近いのでは?と思います。

神官達は,まるでナズグルかディメンターかRa'zacか,のような気味悪さでした。ペルシャ軍の描き方も,何ともなあな所がありましたね。ただ,ペルシャの王様クセルクセスは,とても美しかったです♪ ラブ・アクチュアリーやロストにも出演している俳優さんですね。素顔には見覚えあります。

スパルタの王様は,いつぞやかは,劇場の舞台裏に隠れる幽霊をやっておりましたが,実は私は仮面に半分隠れた,女々しい悩み深い表情があまり好きではありませんでした。しかし,この体育会一直線の王様は,ひたすらカッコよくて,こっちの方が全然お似合いです。兜のブラシも見事で‥(やっぱし私はブラシ兜好き(笑))

そして王の語り部さんは,戦士系の役はLOTR以来? 素直にカッコいい役もアレ以来,完全体育会系に至っては,ひょっとして初めてではないでしょうか? LOTRの時より,年齢を重ねているなと感じました。(無理もない,PJがプロジェクトを立ち上げてから,もう10年位になるでしょう)これからは渋い役回りも増えてきそうで,楽しみです。それにしても,あんなに,映画の最初から最後まで,ほとんど出ずっぱり,しかも最後は雄叫びを挙げ,先陣を切って走るとは,期待以上だったので,超嬉しいです。しかも,トロイでの語り部は兄貴でしたから,何か2つの映画につながりを感じますね。トロイが陽で300が陰,みたいな。

DVDは買おうと思います!
‥‥こういう表現手法の映画って,これからも出てくるのでしょうね。

HoME9 IX : The Scouring of the Shire (5)

2007-06-16 02:30:52 | Tolkien・HoME
シャーキィ=サルマンになった,初期の下書き。

<下書き>
フロドは,「コシモは元々嫌な奴だったが,サルマンがシャイアに目を付け,スパイを送るようになった頃,彼に接触,金持ちだけど欲の固まりだったコシモは取引をするようになり,サルマンも戦争の為に物資が必要だったのだろう。」と推測します。

サム,「ああ!煙草はサルマンの弱みだった。」ピピンも。コシモが大方の取引をしたのだろうと言います。

フロド「おそらく。しかし彼はすぐにもっと大きな事を思い付いた。彼はならず者を雇い,もしくはサルマンが送り,『手伝い』させていたんだ。木を切り倒し,見かけ倒しの家を建てた。サルマン言う所の,向上だね。しかし今はもちろんならず者が。。。」
</下書き>

この先は,ROTKと同じになるそうです。

で,また下書きです。
<下書き>
メリー「どれだけならず者がいるか次第だな。もし多いのなら簡単な話じゃない。我々はどのみち4人のホビットだし」
ピピン「今夜は従兄弟コシモは助けられないよ。角笛を聞いただろう? 今夜は危険だ。」
サム「いい考えがあります,コトンの所へ行きましょう。オヤジは勇敢だし子供は皆おらの友達ですだ。」
フロド「この先のコトンの事か? なら行ってみよう。」

コトンの家で。。
ドアに何かが当たる音。コトンはそっと廊下へ。皆も従います。するとまた音が。
「開けろ!汚い野鼠め! さもないと燃やすぞ!」コトンのおかみさんが悲鳴を上げます。(コトン家の)若いホビット達はこん棒を持って台所へ。「はいはい」とコトン,ささやき声で「何人いる?」長男トムが「12人。」フロド「よし,入れて。そして皆下がるんだ。我々が助けが必要になるまで,戦うな。」

ドアを開け,コトン家のホビット達は皆下がります。

ならず者が入るとフロドはすぐドアを閉め,3人が彼に馬乗りになり,剣を突き付けます。(続く)
</下書き>

待ちに待った

2007-06-16 02:11:29 | 読書(和書)
明日は,ってか,もう今日だよ! いよいよ,待ちに待ったアルカサル―王城の完結編・後半の発売日です。

1990年代の前半からだったと思いますから,ホント,長かったですね。

この後半は,ドン・ペドロの忠臣マルティン・ロペスや,ロドリゲス・デ・カストロ,そして,史実なのである程度わかってはおりますが,王女達の行く末が大変気になりますね。
特に,次女コンスタンシアが嫁ぐ事になる,John of Gauntは,もう何度も話題に出しておりますね。14世紀のイギリス王家のヒーローの1人です。最近の愛読書,Brother Athelstanシリーズには御本人自ら登場,するばかりでなく,昨日になって,最終巻の発売を1ヶ月後に控えたハリポタとの関連までありそう,という事がわかり,いや~~ホントこれは,運命を感じますねぇ(笑)


The Brooklyn Follies (11) と感想

2007-06-16 00:50:45 | BookClub
Auroraは無事NY入り、TomとHoneyはLucyを諦め自分達の子供を妊娠、Rachelは1度は流産したがもう1度挑戦、Aurora母娘はNancyの家に落ち着き、NathanはNancyのお母さんJoyceと付き合い、半(全か?)同棲状態。Auroraは無事離婚も決まり、これで大円団かと思いきや、男はもうたくさん、と、Nancyと恋仲に!(笑) 笑い事ではないと騒ぐJoyceをどうにかこうにか説き伏せたNathan、今度こそ大円団かと思いきや、彼は胸に激痛を感じて病院へ。。。

‥まあこの後は書かない事にします。(^^;)

この終わり方って,きっとある年齢以上の人は,トゥモロー(お~検索してももう出てこないぞ(笑))という日本映画を思い出すでしょう。あの映画は,確か,皆,明日は今日の続きと信じていたという事で,この話でNathanが最後に到達した悟りとは,微妙に違いますが。。

9月11日の朝,Joyceは地下鉄でどこに行ったのか,気になる所ですが,ご想像にお任せしますなのかな,
でも,誰がどこにいたかというのは,そんなに重要な事ではないような気がします。登場人物達が,あの日あの時あの場所にいたかどうかより,そういう事が起きた同じ町にいたという事の方がずっとずっと重要なのだと思います。

Nathanという名前は,ヘブライ語で贈り物という意味で,旧約聖書に出てくる予言者の名だそうですが,さすがに,よく考えて使われていますね。


Run!Run!Run!