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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 3-I:Addendum to The Treason of Isengard (1)

2006-08-18 00:32:23 | Tolkien・HoME
いよいよROTKの下書きが始まるわけですが,本当は前の章の最後に引用されていた,1945年3月に書かれた,98番の手紙の概要から始めたいと思います。

それによると‥‥

まず,前の章のパランティアから,ローハンの出撃,ミナス・ティリスの包囲へと話が進む。そしてセオデン王の死。(‥最初から予定されていたんですね(汗)) 敵の後退により,ガンダルフ,アラゴルンにより,黒門前で「パーレイ」(最近某海賊映画により,この言葉は外来語化されつつありますね(笑)) サウロンはそこでフロドのミスリル等,いろいろな物を見せて取引を迫るが,ガンダルフは断る。(それは魔法使いにとっても辛い決断) そしてフロドへ話を移し,サムに救われる事,サウロンの兵が出て行くのを2人で目撃する事,空になったモルドール内から滅びの山へ。指輪棄却についてはまだ細かい事は決めてない。(ずっと前から書いているのだけど‥)バラド=ドゥアの崩壊,ガンダルフが兵を率いてモルドールへ,フロドとサムと,最後のナズグルとの戦い。(え,こんなのあったんだ!) ガンダルフと鷲達による救助。しだ家のビルのポニーの話。‥これらの話の多くは,最後の章で,サムが大きな本を子供達に読み聞かせる所で語られる。 でも最後のシーンは,ビルボとエルロンドとガラドリエルが森を抜ける話だ。フロドもそこに参加。トム・ボンバディルの家で彼が見た,緑の地へとつながる。この後は人間の時代になる。アラゴルンは命令を発し,サウロンと人間の話を保存。これらは,書いて行く過程で大きな変化を加える事になるしれない。。。

うーん,なかなか注目すべき事も書いてありますね。例の,下書きから消えた話としては最も有名な「サムの読み聞かせ」のアイディアも,ここにはあります。いずれにせよ,ROTKの初期の下書きは,フロドルートの話を書く前から書かれていた物で,仰天下書きがあるとすればここだと(笑)睨んでいます。どんな事が書いてあるのか,楽しみに読んで行きたいと思います。


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