久しぶりに,「The Story Foreseen」シリーズです。8巻では初めてですね。
Forannestという地名自体は正式版には登場しないそうですが,ランマス・エホールの北側のゲートの地名,すなわち,ミナス・ティリスへの入口に当たります。
この地名が何故面白いかというと,前の章の最後に註に書いてあったのですが,ちょうどこの地名について説明した紙のちょうど裏に,何故かこんな事が書いてあったとか。
「‥戦争は,無駄な物,悲惨な物になる。。。。。何かもっと簡単で小さく自暴自棄な。。。
『何か考えているな,一体何を?』とトーリン。
『うむ,まずこの旅は秘密裏にしなくてはならぬ,あんたは自分で行かなくてはならんという事じゃ。信頼できる親類達とな。しかし他にも必要な物がある。何がが足りん。。。』
‥これに続いて,ガンダルフは,ドル・グルドゥアで出会ったトーリンの父の話をしています。これは後に,UTに入っている"The Quest of Erebor"に入れられます。この話の中でガンダルフは,そのドワーフは,自分の名前も息子の名前も言えないような状態だったのに,he(Thrain) was bearing the Ring.と言っていて,スラインがわざわざ指輪を(意識して)持っていたというようにも受け取れるとの事です。
さて,今度の「The Story Foreseen」は,ランマス・エホールの北門Forannestからです。ローハンの部隊がミナス・ティリスに入って以降のお話の下書きです。
<Sketch>
[3/15] ローハンの角笛と突撃。セオデンは馬から落ちて重傷。メリーとエオウィンが助ける。しかし援軍間に合わず,エオウィンの死にエオメル怒りと悲しみ。(ひぇ~,まだエオウィン殺す気なんだ(汗))
エオメルがロヒアリムをリードして絶望的な戦いへ。その時黒船が。ついに終わりかと思ったその時,アラゴルンが軍旗を掲げて登場。人々はエレンディルの再来かと思って大喜び。(そ,そうか,アラゴルンの登場=エレンディルの再来,という意味があったのか。今頃気付く私(汗))
エオメルとアラゴルン,戦場の真ん中で再会。
そして勝利。敵方はアンドゥインまで後退。デネソールが降りてきて勝者を出迎える。
セオデンの死。ガンダルフ,アラゴルン,エオメルとメリーに別れの言葉を。そしてエオウィンと共に王家の墓に安置される。(トールキンさんエオウィンをあまり大事にしてない?(汗))
アラゴルンとデネソールの話。デネソールは決着がつくまで大公の座を譲る気なし。冷たく,疑うような態度。礼儀正しいフリ? アラゴルンはおとなしくしている。デネソールは2人の息子を失ってしまえば,どっちみち彼の御世は続かないと言う。ファラミアが死ねばいずれゴンドールは新しい支配者を取る,と。アラゴルン,とりあえずファラミアに会ってみる。夜通し看病して,2人の間には愛が。。(!!)
アラゴルンとガンダルフはすぐに会議を開くが,ガンダルフはモルドールやサウロンを滅ぼす事には消極的。ミナス・モルグルだけは潰そうという事に。(ええ~,そうだったんですか)
ローハンとゴンドールの兵のうち怪我をしなかった者は,オスギリアス,キリス・ウンゴルから進軍。ちょうどフロドが滅びの山に登ろうとする頃に到着。
</Sketch>
なかなか,びっくりで楽しい展開を予定したようですね。(笑)
デネソール侯は元気でアラゴルンを直接お迎え。アラゴルンとファラミアの××?(何だこれは(爆))でも,正式版では事態を説明するデネソールがいなくて,メリーやらエオウィンやらを助けるシーンがあって,何故こうなるのか?とちょっとわかりにくい所があるのですが,初期の単純な筋立てに戻ると,判り易いですね。
で,ガンダルフは,この当時はサウロンを潰す気はなかったのか~! これは結構驚き! ではこの物語の目的は一体何だったんだろう? 元々ガンダルフはサルマンにはかなりの敬意を払っていて,トールキンさんは単純な勧善懲悪話とか,いかにもな宗教的な教訓話とかにはしたくはなかったのだろうなとは,なんとなくはわかるのですが。。この辺りは後で手紙を勉強する必要がありますねぇ。
Forannestという地名自体は正式版には登場しないそうですが,ランマス・エホールの北側のゲートの地名,すなわち,ミナス・ティリスへの入口に当たります。
この地名が何故面白いかというと,前の章の最後に註に書いてあったのですが,ちょうどこの地名について説明した紙のちょうど裏に,何故かこんな事が書いてあったとか。
「‥戦争は,無駄な物,悲惨な物になる。。。。。何かもっと簡単で小さく自暴自棄な。。。
『何か考えているな,一体何を?』とトーリン。
『うむ,まずこの旅は秘密裏にしなくてはならぬ,あんたは自分で行かなくてはならんという事じゃ。信頼できる親類達とな。しかし他にも必要な物がある。何がが足りん。。。』
‥これに続いて,ガンダルフは,ドル・グルドゥアで出会ったトーリンの父の話をしています。これは後に,UTに入っている"The Quest of Erebor"に入れられます。この話の中でガンダルフは,そのドワーフは,自分の名前も息子の名前も言えないような状態だったのに,he(Thrain) was bearing the Ring.と言っていて,スラインがわざわざ指輪を(意識して)持っていたというようにも受け取れるとの事です。
さて,今度の「The Story Foreseen」は,ランマス・エホールの北門Forannestからです。ローハンの部隊がミナス・ティリスに入って以降のお話の下書きです。
<Sketch>
[3/15] ローハンの角笛と突撃。セオデンは馬から落ちて重傷。メリーとエオウィンが助ける。しかし援軍間に合わず,エオウィンの死にエオメル怒りと悲しみ。(ひぇ~,まだエオウィン殺す気なんだ(汗))
エオメルがロヒアリムをリードして絶望的な戦いへ。その時黒船が。ついに終わりかと思ったその時,アラゴルンが軍旗を掲げて登場。人々はエレンディルの再来かと思って大喜び。(そ,そうか,アラゴルンの登場=エレンディルの再来,という意味があったのか。今頃気付く私(汗))
エオメルとアラゴルン,戦場の真ん中で再会。
そして勝利。敵方はアンドゥインまで後退。デネソールが降りてきて勝者を出迎える。
セオデンの死。ガンダルフ,アラゴルン,エオメルとメリーに別れの言葉を。そしてエオウィンと共に王家の墓に安置される。(トールキンさんエオウィンをあまり大事にしてない?(汗))
アラゴルンとデネソールの話。デネソールは決着がつくまで大公の座を譲る気なし。冷たく,疑うような態度。礼儀正しいフリ? アラゴルンはおとなしくしている。デネソールは2人の息子を失ってしまえば,どっちみち彼の御世は続かないと言う。ファラミアが死ねばいずれゴンドールは新しい支配者を取る,と。アラゴルン,とりあえずファラミアに会ってみる。夜通し看病して,2人の間には愛が。。(!!)
アラゴルンとガンダルフはすぐに会議を開くが,ガンダルフはモルドールやサウロンを滅ぼす事には消極的。ミナス・モルグルだけは潰そうという事に。(ええ~,そうだったんですか)
ローハンとゴンドールの兵のうち怪我をしなかった者は,オスギリアス,キリス・ウンゴルから進軍。ちょうどフロドが滅びの山に登ろうとする頃に到着。
</Sketch>
なかなか,びっくりで楽しい展開を予定したようですね。(笑)
デネソール侯は元気でアラゴルンを直接お迎え。アラゴルンとファラミアの××?(何だこれは(爆))でも,正式版では事態を説明するデネソールがいなくて,メリーやらエオウィンやらを助けるシーンがあって,何故こうなるのか?とちょっとわかりにくい所があるのですが,初期の単純な筋立てに戻ると,判り易いですね。
で,ガンダルフは,この当時はサウロンを潰す気はなかったのか~! これは結構驚き! ではこの物語の目的は一体何だったんだろう? 元々ガンダルフはサルマンにはかなりの敬意を払っていて,トールキンさんは単純な勧善懲悪話とか,いかにもな宗教的な教訓話とかにはしたくはなかったのだろうなとは,なんとなくはわかるのですが。。この辺りは後で手紙を勉強する必要がありますねぇ。
一瞬びっくりした(^^;)のはアレですが、最終稿ではどっちかというと一方的にファラミアがアラゴルンに敬愛を捧げている印象だったのがちょっと物足りなかった私としては、結構嬉しい、というか、これからは、こっそり、「慈愛に満ちた様子で」という形容付きで、王様のファラミアのアセラス治療のシーンを読むことにします(^^;)
私は,王の「慈愛」は結構感じておりましたよ。おでこに手をあてたりとか。幻になってしまいましたが,映画の写真(今ではもうちゃんとシーンとして撮ったのか?な疑惑すら感じてしまいますが(汗))では手まで握ってましたよね。