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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 3-III:Minas Tirith (1)

2006-09-12 20:35:43 | Tolkien・HoME
クリストファーさんによると,お父さんは,Stanly Unwinさんに,1946年の7月12日に「来週から書くよ。」と書き,その年の12月には「最後の章を書いている」と書いているので,この間に書いていた事は間違いないだろう,という事です。

まず1944年に書かれたと思われる下書きのあらすじです。前の章の最後より進化してます。
<下書き>
44章,ガンダルフ(ピピンと)ミナス・ティリスに到着。デネソールに会う。暗闇。
45章,王とアラゴルン(メリー,レゴラス,ギムリも)角笛城へ。エルロンドの息子達(ここで初めてエルロンドの息子達の登場)と30人のレンジャーが追い付く。多分ガラドリエルからエルロンドへメッセージが届けられたから。王は山道から馬鍬砦へ。アラゴルンはレゴラス,ギムリ,レンジャー達と平地の道から向かう。アラゴルンはパランティアを覗いた事を打ち明け,死者の道へ。王は馬鍬砦へ到着,アラゴルンが死者の道に向かった事を知る。ゴンドールから使者が来る。ローハンの召集。(既にガンダルフにより)
46章,ピピン城壁の上。ロリアンが攻撃を受けたと知らせ。大軍がWoldへ。彼らはローハンが来ないのではと心配する。暗闇はさらに進み,ナズグルが一層暗くする。野原で光を放つガンダルフ。ピピンは彼とファラミアが兵を率いて行くのを見る。しかしついに敵は門に迫る。ついに終わりかと思ったとき,ローハンの角笛。
47章,メリーへ戻る。ローハンの突撃。倒れ傷付くセオデン,彼は部下の戦士に助けられる。メリーは彼らの傍。その戦士はエオウィンとわかる。モルグル軍は体制を立て直す。黒い船襲来。アラゴルン(とエレンディル)の旗印。エオメルの怒り。間に挟まれたモルグルの敗退。アラゴルン,エオメルと再会。
48章,ガンダルフとデネソールは影の軍(馬鍬砦の死者)による撃退を知る。そしてエント。彼らはアンドゥインを渡りモランノンへ。交渉。
49章,フロドとサムに戻る。
</下書き>

おやおや,アラゴルンの行動は,早くもエルロンドの息子達との同行になりますね。
で,また,次の下書き。
<下書き>
ガンダルフとピピン,ミナス・ティリスへ。(3/4,5 6夜明け) 4日Deeping Coombからエドラスへ。ナズグルが通る。モルドールからスパイに来たもの。ガンダルフは4日~5日にかけアノリアンを越え,烽火と使者を見る。ペレンノールに到着,6日の夜明けにミナス・ティリスへ。7層の壁を上がり白の塔へ。ピピンは白い建物やドームを町の上に見る。ガンダルフは「王の『家』じゃ」と説明。白の塔前で枯木と噴水?を見る。彼らはデネソールに会う。王座には座らない。デネソールはボロミアの事で悲しんでいた。烽火は南からの船とイシリアンからの知らせによる物。ローハンからの援軍が来ない事に苛立ち。ガンダルフ,状況を説明。すぐに集められるだけ集めよとアドバイス。しかし,既に召集は始まっているとデネソール。

ピピンは城壁の上で見張りと会話。月を見てフロドを想う。
アラゴルンはレゴラス,ギムリ,メリーに急いで再編成すべきと話す。彼自身の事について打ち明ける時が近づいている。厳しい旅になるがこれからが仕事だと言う。彼らは王の隊を離れ,西の谷に到着。
</下書き>

ミナス・ティリスの墓所,及び,ピピンの友達になるベレゴンド登場だそうです。
デネソールがボロミアの死を悲しんでいるという記述は,私は初めて見たような気がします。


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