ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 2-V Faramir (9)

2006-07-04 21:04:42 | Tolkien・HoME
余談ですが,私の働く業界で好まれる理想のリーダー像は,「オレについて来いっ!」ってボロミアタイプより(そういう人は営業などでは好まれそう),穏やかに人の話をうだうだ聞き,自分自身もうだうだ話をしながら,相手の心を読みつつ,適切な判断をしていくというファラミアタイプのようです。(笑)

エルフの話をしていませんだ~というサムに対するファラミアの返答,発展途上の下書きだそうです。
<下書き>
「(もしミスランディアやエルロンドと話をしているならご存知と思うが)ヌメノール人はエルフの友であり,Gnome達に協力して最初の戦いを共にし,上のエルフが住む場所に近い海上の王国を賜ったのだ。しかし中つ国の中では,人間とエルフの間は人間を買収しようとする敵により(ヌメノールの人々は別だが)疎遠になっていった。海を渡らなかった彼らは,エルフ達を恐れ疑うようになった。そして人々は黄金の森を恐れ,見て見ぬふりをするようになった。しかしゴンドールには僅かにエルフの友が残っている。古代の王は半エルフだった。エアレンディルの息子でエルロンドの兄弟であるエルロスもそうだった。そしてエレンディルの家系はエルロスの若い方の家系と言われる。ゴンドールの中にはいくらかエルフと付き合いのある者もいる。(何人かは黄金の森から戻ってこないが) 我々はエルフの言葉を理解する事ができる。」

「でもあなた様は共通語を話しておられるだ。我々のように,もしくはちょっと古い言い回しだが。」
「そうだ,それは我々の言葉だ。共通語と言われているが,元々はヌメノール人の言葉で,べレンもトゥーリンもエアレンディルも使っていたものだ。(この言葉は,いろいろな種族に広く伝えられている。)しかしヌメノールの王侯はノルドールのGnomeの言葉を使っていた。通常は我々はその言葉は使わないが。という事で,古い時代にはエルフ名が与えられている。エレンディル,イシルドゥアなど。現在も場所の名前,男女の名前に使われている。デネソール,マブルング,その他もそうだ。」
</下書き>

この大将の話,どこまでが正式版通りでどこから正式版には採用されなかったのか,と思いましたが,意外と正式版に近いような,違うような。。。。(笑) ところで,()が結構多いのですが,ここで前からずっと気になっていたある事が。。。。大将正式版のどこかで,カッコ付きで(うちの父は○○代執政だが)というようなセリフがありましたが,もしかすると,カッコ取り忘れだったりとか。。。(笑)

次の下書きはサムの「共通語を話しておられるだ」に対する返事が少し変化してます。
<下書き>
「もちろん,それは我々の言葉で,おそらく,そなた達の住む北の国より古い形をよく伝えていると思うが。共通語と言われているが,元々はヌメノール人の言葉だ。しかし,3つの家の時代からは変化している。この言葉は,広く伝えられているが,エルフの言葉ではない。全ての人間の言葉はエルフの言葉から来たものだが,それは始まりの時だけだ。ヌメノールの王侯はノルドールのGnomeの言葉を知っていた。ヌメノールの血を引く者は,それを少しずつ変えながら受け継いでいる。町や野や丘や川など場所の名前,男女の名前に使われている。マブルング,ダムロド,私自身の名前,そして,父デネソール,その他もそうだ。」

「あなた様がエルフの事を悪く思ってねえでよかったです。素晴らしい人達ですだ。そして黄金の森の奥方ガラドリエル様は。。おらはただの庭師なんです。。」
</下書き>

この後,サムがうっかりボロミアが指輪を‥と,言ってしまうシーンに突入なのですが,それはまた後で出てくるそうです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿