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4・22集会記事

2007年04月30日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 式での起立「不服従」が昨年上回る
  都教委包囲ネットが集会


 都教委包囲首都圏ネットワークは、卒・入学式闘争を総括し、教育3法を阻止する集会を、4月22日東京都内で120人が参加して開いた。
 集会は、①卒・入学式の闘いの総括、②教育三法との闘い、③改憲手続き法との闘いの3つの柱で行われた。

 卒・入学式については、被処分者の会の近藤徹事務局長から全体的な状況が報告された。「今年は卒業式での不起立35名(昨年33名)入学式での不起立6名(昨年5名)で昨年を上回る人びとが、”不起立”という形での抗議の意思表示をした。今回の被処分者の圧倒的多くの人たちは人事委員会に不服審査を申し立てることにしている」。
 そして、今回の被処分者が発言した。
 そのなかで根津公子さん(停職6ヵ月)は、「すでに学校では”少国民”が作られつつある。この間の情勢の変化は激しい。このままでは、子どもたちを戦場に送るようなことになる。自分は今度は免職になるかもしれない。こうした動きを食い止めるために、ぜひたさんの仲間が”不起立”で抗議の意思表示をしてもらいたい。そうすれば自分も免職にならないですむ」と語った。
 河原井純子さんは(停職3ヵ月)は、「停職中、全国行脚に出て行き、全国の仲間に今の異常な状況を訴えたい。たとえ少数の方々の集まりでも行きます。そのためにぜひ協力していただきたい」。
 渡辺厚子さん(停職1カ月)は、「門前登校をはじめたらいろいろな人が話しかけてきてくれる。何事もないかのように過ぎていく情勢と人びとの意識に対し、不起立をすることで問題を提起していきたい」と語った。

 また初めて不起立し、処分を受けた人もそれぞれの想いを語り、なかには被処分者ではないが、「職場で”不起立”宣言をし共感を得た、根津さんをはじめ被処分者の人たちを孤立させてはならない」という発言も聞かれた。

 教育3法改悪との闘いは、その中身についての学習と、東京・杉並教組が、組合事務所の立ち退きを求められていることの報告を受けた。
 特別報告として、元九段中学教員の増田都子さんの個人情報漏洩裁判東京高裁勝利、千葉・Oさんの分限免職攻撃に勝利した報告があった。
 改憲手続き法に対しては、雪竹奈緒弁護士から、国民投票法の危険性、とくに公務員、教員の活動制限についての提起があった。
 都教委包囲首都圏ネットワークは、現在の極めて危険な方向に進んでいる情勢に、一人でも多くの人が、職場や地域で声をあげ、様々な形でレジスタンスに立ち上がり、国会へも駆けつけるよう呼びかけを確認した。
 また、都教委包囲ネットでは、4月23日、教室に「日の丸」を常時掲揚するようになった永福養護学校へ、抗議の申し入れをした。一東京発一

『週刊新社会』(2007/5/1)

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