『千葉 学校合同』から
◆ 自宅での研修を認めさせたが…
これ(教育公務員特例法第20条)をもとに私は、夏季休業中である8月12日の午前中4時間の自宅での研修承認願いを出しました。
しかし、校長はこれを「研修の要件を満たしていない」として承認印を押すことを渋っていました。
何回かの話し合いと交渉の結果、自宅での研修承認願いに校長の承認印が押されることになりました。しかし双手を挙げて喜べる状況ではないので、その経過をお話ししたいと思います。
校長さんの言い分としては、「『ノート指導に係わる教材研究』というのは内容としては十分に研修に値するものであり、夏季休業中であるから授業に支障がないというのも明らかである。
ただ一点、自宅でなければできない研修であるということが明確になっていないので承認印を押すわけにはいかない」ということでありました。
私としては、この研修内容は場所を選ばないどこでもできるものであるが、その中から比較的やりやすい自宅を選択しただけのことであって、自宅でなければならない理由などで自主的な研修に安易にしばりをかけることや大切な研修の意欲を削ぐ発言はやめて欲しい旨を伝えました。
また今回の件で、敢えて自宅でなければならない理由を挙げるのなら、自宅から学校まで歩いて30分の通勤時間(往復1時間)を省くことができたり、自宅でなら快適な環境で研修を進めたりできることを伝えました。
それに対し校長は、「今は社会的に公務員を見る目が厳しく、これを認めることによって、私自身や教員全体が厳しい批判にさらされるのを防ぎたい。」と思っているとのことでありました。
これに対して、これは私個人のことであり、そのことに限定して話を進めるべきだし、もし今回の承認印を押すにあたって校長さんに少しでも疑念があるのなら完全にその疑念が晴れるまで私に確かめてもらえば、それで十分であることを伝えました。
今回、承認印が押されないでいたことが覆ることになったのは、研修を予定していた日(8月12日)が、柏市では学校を機械警備の日として無人化する日だったことです。
「学校が閉まっていたので自宅で研修するというのは十分にあり得ることであり、承認印を押さないわけにはいかない。」ということになりました。
私の望むところでの解決とはなりませんでしたので、来年度への大きな課題となりました。(R)
『千葉学校合同 no.120』(2016年9月26日)
◆ 自宅での研修を認めさせたが…
<教育公務員特例法 第三章 研修 第20条2項
教員は授業に支障がない限り、本属長の承認を受けて、
勤務場所を離れて研修を行うことができる。>
教員は授業に支障がない限り、本属長の承認を受けて、
勤務場所を離れて研修を行うことができる。>
これ(教育公務員特例法第20条)をもとに私は、夏季休業中である8月12日の午前中4時間の自宅での研修承認願いを出しました。
しかし、校長はこれを「研修の要件を満たしていない」として承認印を押すことを渋っていました。
何回かの話し合いと交渉の結果、自宅での研修承認願いに校長の承認印が押されることになりました。しかし双手を挙げて喜べる状況ではないので、その経過をお話ししたいと思います。
校長さんの言い分としては、「『ノート指導に係わる教材研究』というのは内容としては十分に研修に値するものであり、夏季休業中であるから授業に支障がないというのも明らかである。
ただ一点、自宅でなければできない研修であるということが明確になっていないので承認印を押すわけにはいかない」ということでありました。
私としては、この研修内容は場所を選ばないどこでもできるものであるが、その中から比較的やりやすい自宅を選択しただけのことであって、自宅でなければならない理由などで自主的な研修に安易にしばりをかけることや大切な研修の意欲を削ぐ発言はやめて欲しい旨を伝えました。
また今回の件で、敢えて自宅でなければならない理由を挙げるのなら、自宅から学校まで歩いて30分の通勤時間(往復1時間)を省くことができたり、自宅でなら快適な環境で研修を進めたりできることを伝えました。
それに対し校長は、「今は社会的に公務員を見る目が厳しく、これを認めることによって、私自身や教員全体が厳しい批判にさらされるのを防ぎたい。」と思っているとのことでありました。
これに対して、これは私個人のことであり、そのことに限定して話を進めるべきだし、もし今回の承認印を押すにあたって校長さんに少しでも疑念があるのなら完全にその疑念が晴れるまで私に確かめてもらえば、それで十分であることを伝えました。
今回、承認印が押されないでいたことが覆ることになったのは、研修を予定していた日(8月12日)が、柏市では学校を機械警備の日として無人化する日だったことです。
「学校が閉まっていたので自宅で研修するというのは十分にあり得ることであり、承認印を押さないわけにはいかない。」ということになりました。
私の望むところでの解決とはなりませんでしたので、来年度への大きな課題となりました。(R)
『千葉学校合同 no.120』(2016年9月26日)
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