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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

2・24大阪集会発言

2013年03月09日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ◆ 労働組合の力で橋下打倒!
   ~教育の民営化・非正規職化に全国から反撃を


 ◎ 大阪市教組を闘う組合につくりかえる
「君が代」不起立被処分者、大阪市教組組合員 N

 私は昨年の卒業式に教育の民営化・首切り攻撃への反撃として不起立を貫き、この1年間、処分撤回の人事委員会闘争を結集軸にしながら、大阪市教組をつくりかえる闘いに本格的に取り組んできました。この闘いの中で、不起立に反対した職場の仲間が、橋下の教育破壊に怒り、教育の民営化との闘いをもっとも切実に求めていることもわかった。たった1人でも絶対反対で闘えば職場の仲間との真の団結をつくれることに確信を持つことができました。
 大阪市における公的部門の全面的民営化・非公務員化攻撃は教育現場にも激しく襲いかかっています。すでに給食の民営化が推進され、2015年度からは市立幼稚園民営化も強行されようとしています。
 昨年末に出された「大阪市教育振興基本計画」は、学校に「経営マネジメント」なる理念を持ち込み、子ども・学校・教育労働者を数値目標でしばり競争にさらして、金儲けのために教育を切り売りしようとするものです。
 校長が組合員に「学校の経営方針に合わないから出ていってくれ」と言い放つ強制配転攻撃が始まっています。「授業アンケート」による教員評価やパワハラで病気休職や自主退職に追い込まれています。
 退職金大幅カットは民営化の突破口です。教員の駆け込み退職を非難した下村文部科学大臣こそは、教育の民営化の根っからの信奉者です。こんな都合のいい聖職者論の押し付けに対して「教師も労働者だ!」という現場の怒りはすさまじい。
 桜宮高校問題での体罰はもちろん許されない。しかし生徒の自死を利用して橋下市長のやろうとしているのは、教育の民営化です。首長の権限を強化し、成果が上がらなかったり問題が起こった学校は、校長以下全職員の総入れ替え・処分・免職できるようにすることです。絶対に許すことはできません。
 市教組本部や連合は「今は闘ってもムダ。大人しくしていた方が得」とばかりに何一つ闘う方針を出さない。
 大人しくしていて守れるものなどありはしない。組合員はそんな幻想は持っていないし、闘いの方針を求めている。
 橋下は労働者の絶対反対の闘いを一番恐れています。私は不起立闘争を闘う中でそのことを確信しました。教育の民営化に絶対反対で闘う労働組合の登場が今ほど死活的に求められている時はありません。
 学校現場の非正規労働者も、あまりの低賃金の中でコンビニなどのバイトをせざるをえない状況です。青年労働者は、非正規職労働の現実に激しく怒り、生き抜くために声を上げ始めています。職場におけるあらゆる団結破壊の攻撃と闘うことで、逆に労働者の団結は強まる。連合支配をぶっとばして闘う労働組合を甦らせましょう。
 ◎ 非正規職撤廃を闘う教職員組合として
日教組奈良市書記次長 M

 私の職場には10名近い非正規の講師の仲間がいて、非正規率20%、いつでも首を切れる安上がりな労働力として働かされています。年々教員の非正規化は進み、全国に11万人以上の非正規教員が働いています。その半数以上を占める常勤講師は、授業はもちろん、担任、部活動はじめあらゆる面で正規教員と何ら変わりなく働いています
 正規を非正規と置き換え、外注化・民営化でとことん不安定雇用と低賃金にたたき落とす。退職金400万円カット、賃金7・8%カットは公務労働を民間企業の金儲けの場にするための地ならしです。教育の民営化は激しく始まっているのです。
 私たち日教組奈良市は組合員100名ほどの小さな教職員組合ですが、1人の講師の解雇撤回を闘い抜くことによって、非正規職撤廃を組合方針に掲げる地平に立つことができました。
 私の職場では、新年度も希望する講師は全員うちの職場で留任することを、年度末人事闘争の第一の柱にして、職場会を開き、正規・非正規がひとつになって管理職、教育委員会に要求しています。解雇を許さないのはもちろん、当局の都合でいつでも配転できるコマにさせない。そういう闘いの中から非正規の仲間が1人2人と日教組奈良市に結集しています。
 もう一つ重大な攻撃は、文科省の調査でさえ年間8500人もの病気休業者が生み出され、過酷な労働の状況が年々ひどくなっていることです。
 無制限の時間外勤務や持ち帰り残業、その上に「授業アンケート」や「いじめ」「体罰問題」を処分・解雇の切っ先として利用した教育労働者バッシングによる団結破壊・組合破壊の攻撃が始まっているのです。学校もまた「ブラック企業」です。
 私たちは昨年から、教育委員会の責任を追及し、労基法も何もないに等しい殺人的超過労働との闘いを開始しています。賃下げ、退職金削減と相まって、現場の怒りは限界で「もうストライキしかない」という声が起きています。絶対反対の団結を対置して資本・当局と闘う労働組合の登場が一切を決するときです。
 今日、日教組奈良市は組合旗を持ってやってきましたが、本当はここにまず掲げられていなければならないのは地元大阪の教職員組合の旗のはずです。だからこそ、橋下と職場から絶対反対で具体的に闘いを開始したNさんが大阪市教組の中で、市教組をつくりかえる闘いに決起したことは決定的です。大阪の教育労働者のみなさん、Nさんと団結して、こらえにこらえ、我慢に我慢を重ねてきた怒りを解き放ちましょう。そして、今日を起点に、もう一度職場から、闘う団結を、教職員組合を甦らせていきましょう。
 ▼ つながろうフクシマ!さようなら原発大行動
   3月9日(土)
午後2時開会、3時15分デモ 明治公園

 ▼ 0310原発ゼロ☆大行動
   3月10日(日)
午後1時集会、2時デモ 日比谷野音

  再稼働阻止! 未来のために立ち上がろう!!
 ▼ 3・11反原発福島行動’13
   3月11日(月)
12時開場 12時30分プレイベント/13時コンサート/13時30分集会/15時15分デモ出発/
   福島県教育会館大ホール(福島市上浜町10ー38)
 主催 3・11反原発福島行動実行委員会(http://fukushimaaction.blog.fc2.com/

『教育労働者全国通信 第38号』(2013.3.1)

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