パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

☆ 都知事選と国際情勢に関するネット情報

2024年07月24日 | 暴走する都教委と闘う仲間たち

  《完全護憲の会ニュース》
 ☆ 都知事選、日本をおおう腐敗政治の縮図

 当会ニュース124号をお送り申し上げます。

 都知事選は小池百合子氏の圧勝で終わりましたが、ネット上は逆風が吹き荒れてさまざまな問題が浮上していました。とりわけ学歴詐称疑惑の新たな証言や調査報告を見たお蔭で、初めて闇の深さを知ることができました。また、最初の街頭演説の地、八丈島で民家を訪れ30分過ごし、公選法違反疑惑が増えたそうです。
 本来これらはスクープと思うのですが、大手メディアはほぼ完黙。スポンサーファーストや政権ファーストに徹する偏向報道こそが、民主主義を蝕んでいるのかもしれません。

 他方、立候補者は過去最多の56人、ポスター掲示板も荒れました。19人は反N○Kの党首を売り込み、その他風俗系まであった由。安倍政権時代には「支持政党なし」と称する政治団体のポスターがずらりと並んだ時期もありましたが、こういった現象は政治嫌い・選挙離れを増幅し、同時に無党派の票を割って切り崩すので、組織票を握る現職がますます有利になります。
 都知事選の諸々が、日本をおおう腐敗政治の縮図に見えました。

 私たちはウソや偽物や詐欺を見破る技を磨きながら、誠実な記事を見つけて世界情勢にも注目しましょう。
 この2年ほどで西側諸国の虚飾が剥がれ、世界はますます混沌としてきました。凶兆と吉兆が混在し先行きは不透明ですが、歴史的な激動に向かっていることは確かだと思います。

 米国では戦争嫌いのトランプ氏が暗殺未遂事件で共和党の結束が強まり、民主党はバイデン降ろしが強まる一方、ネオコン派は今もEUを牛耳っています。
 しかしEU内部では反グローバリズムの右派が選挙で大躍進する国々もあり。また、7月からEU議長国がハンガリーに交代し、反戦派のオルバン首相はすぐさまウクライナとロシアと中国の元首を歴訪しました。
 オルバン氏曰く、「EUは他国の言いなりにならず、各国が主権国家として、現実の国益を判断し決定しなければならない」。日本にも突き刺さる大原則を、NATO加盟国の元首から聞けて希望がふくらみました。

 ただ、ゼレンスキー大統領は22年10月「プーチン大統領との交渉は不可」とする大統領令に署名しており、停戦条件は、ロシアがクリミアとドンバス地方すべてをウクライナに返還し撤退すること。今も強気一点張りですが、先日、「仲介できるのは中国、米国、EUのような大国」とも発言。本音は早く手打ちしたいのかもしれません。
 オルバン氏はおそらく、EU議長国の任期が終わる年末までにお膳立てをして、仲介を中国に委ねたいはずです。オルバン氏も身辺警護を厳重にと祈る思いです。

 実は米国の専門家たちも、ウクライナ軍は余命あと半年、または1年などと見ています。
 米欧側が執拗にロシア挑発をエスカレートさせ、2月にはフランスが地上部隊のウクライナ派遣も辞さない(=NATO対ロシアの戦争)と言い、3月にはモスクワのコンサートホール無差別乱射事件(144名死亡、実行犯はウクライナか)もありました。
 これらに反応してロシアはついに大規模な攻撃に切り替え、以来ウクライナの兵力は日々激減しているのです。

 当初NATO内部から漏れた声は、「ウクライナが最後の一人になるまで(戦え)」。それが本音なら、ウクライナ兵や市民の命は「鴻毛より軽い」ことになります。
 こういう反倫理へのいわばアンチテーゼとして、15年前に生まれたグループがBRICS(ブラジル露印中南ア)です。
 2年前からグローバルサウス諸国が参加を求めて詰めかけ、今年1月にまず5か国を受け入れて拡大版「BRICS+」となりました。とくに新加入のイランとサウジは、それぞれの存在感を際立たせています。

 *小池百合子氏「東京モンダイ」(チラシ第1弾・第2弾) 郷原信郎 2024年初夏
  https://www.gohara-compliance.com/uploads/ckfinder/images/tokyomondai.pdf?_t=1718706104
  https://www.gohara-compliance.com/information/rakusenn
 *大手メディアは一切無視。小池百合子都知事と三井不動産の「癒着」関係と都庁元幹部14人の天下り 高野孟 2024.06.25
  https://www.mag2.com/p/news/602188
 *【ジャーナリスト浅川芳裕氏と語る…学歴詐称「カイロ大学声明」の本質】 郷原信郎 2024/05/05
  https://www.youtube.com/watch?v=xoKR8TXE2FQ
 *小池百合子都知事の学歴詐称疑惑に元同居人が覚悟の実名証言(前編・後篇) 週刊文春 2023/11/10
  https://www.youtube.com/watch?v=oz_o5qGlpms
  https://www.youtube.com/watch?v=tXm4iOCt-8o
 *小池百合子都知事カイロ大学「卒業証書」画像を徹底検証…「卒業証書」を比較すると… 石井妙子 2018/06/15
  https://bunshun.jp/articles/-/7792

 *What went wrong with security at Trump’s Pennsylvania rally
  <トランプ…集会の警備で何が起こったのか> CNN 2024年7月17日
  https://www.cnn.com/2024/07/16/us/trump-rally-security-errors-list/index.html
  ※警察や目撃者の証言から生まれる疑問

※以下はロシア在住の日本人ニキータ氏が、ロシア側の見方などを紹介する番組です。事実関係の検証や解説を、日本の報道と比較すると興味深い発見があります。
 *【Russia News】7/13 時事ネタ土曜版です?? ニキータ伝 2024/07/13
  https://www.youtube.com/watch?v=qFlmASr5Bys
  ※キーウ市内の小児病院に着弾したのはロシアのミサイル?
 *【Russia News】7/10 時事ネタ水曜版です?? 2024/07/10
  https://www.youtube.com/watch?v=ZvL1DnzbnZ8
  ※オルバン首相訪ロ。(スイス和平サミットはゼレンスキー氏が「主催」)
 *【RusNews】ロシアからみた日米首脳会談?日本の今後は大丈夫? 2024/04/13
  https://www.youtube.com/watch?v=i2PXjZt2_v0
 *【RusNews】時事ネタ水曜版です?? 2024/05/08
  https://www.youtube.com/watch?v=RYP4QbuE0oQ
  ※ウクライナ政権幹部11名をロシアが指名手配した意味

     (以上担当W・O)

   ∞  ∞  ∞  ∞  ∞

※ 当会では毎月1回、ニュースのファイルを皆さまにお届けしております。(無料)
 ご不要の方、あるいは新規にご希望の方は、本メールアドレス宛にご一報をお願いいたします。
 ニュースのバックナンバーはホームページでご覧下さい。
 https://kanzengoken.com/?page_id=6351
※ 下記は当会刊行の冊子シリーズです。それぞれにご好評をいただいております。ご希望の方はシリーズ番号や部数、送付先を本アドレス宛にお知らせ下さい。(送料目安:~
3冊/スマートレター180円;~8冊/レターパックライト370円)
 https://kanzengoken.com/?page_id=6302

★ 完全護憲の会刊行 冊子シリーズのご案内(2015年4月~)★
(1)シリーズ1『日本国憲法が求める国の形』(実費300円)
   (付・日本国憲法全文/「完全護憲の会」設立趣意書及び会則)
  ☆当会の原典。現憲法と現国政とのへだたりを列挙。

(2)シリーズ2『安倍政権下の違憲に対する緊急警告』(実費50円)
   緊急警告001号~013号(2015年~2016年)
  ☆第三次安倍内閣における違憲を告発。

(3)シリーズ3『戦前の悪夢・戦争への急カーブ ―安倍政権3年のあゆみ』 岡部太郎 著(実費300円) ※在庫なし
   前・当会共同代表・岡部氏の月例「政治現況報告」集(2014年1月~2016年11月)
  ☆岡部太郎氏は元・中日新聞東京本社編集局政治部長(東京新聞)、2018年4月逝去、
86歳。

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  ☆当時の人命はいかに使い捨てられたか。詩「地獄の話」(濱口國雄作)収録。

(5)シリーズ5『平和に向けて活用したい道徳 ―教育勅語の重圧と死線をさまよった臣民たち 歴史から見る道徳の教科化』 山岡聴子 起草(実費400円)
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法)/同(新法))
  ☆教育勅語から教育基本法(旧・新)への変遷。

(6)シリーズ6『朝鮮半島情勢と私たち ―北東アジアの平和と繁栄のために』 大畑龍次 起草(実費400円)
   (付:南北共同声明/南北共同宣言/日朝平譲宣言/南北首脳宣言/日朝ストックホルム合意/南北板門店宣言/トランプ大統領と金正恩国務委員長のシンガポール米朝首脳会談共同声明)
  ☆米朝首脳会談後の行方、朝鮮半島の非核化、南北統一実現の前途を見る。

(7)シリーズ7『安倍政権下の違憲に対する緊急警告2』(実費100円)
   緊急警告014号~033号(2016年~2018年)
  ☆第三次及び第四次安倍内閣における違憲を告発。

(8)シリーズ8『スマトラ島で敗戦 マレー半島でJSP ―学徒徴兵・私の戦争体験記』 福田玲三 著(実費400円)
   (付:『馬南歌集 残響』)
  ☆JSP(降伏日本軍人)の現地における文集や歌集を収録。

(9)シリーズ9『未来への小さな礎(いしずえ) ―戦争の惨禍を見つめて』 山岡聴子 著(実費400円)
  ☆日本が行った侵略戦争の跡をたどる。

(10)シリーズ10『三鷹事件・巨大な謀略の闇 ―冤罪晴らす再審開始を』 福田玲三 著(実費400円)
   (付:下山事件・松川事件)
  ☆いまなお再審請求中の三鷹事件を中心に、下山事件、松川事件の真実を語る。

(11)シリーズ11『日本国憲法の司法 ―「法治国家」から「法の支配」へ』 後藤富士子 著(実費400円)
   (付:「完全護憲の会」設立趣意書および会則)
  ☆戦前の司法は「ドイツ型」であり、戦後は「アメリカ型」に転換したが、古い尻尾が残した課題を検証する。

(12)シリーズ12『安倍・菅政権下の違憲に対する緊急警告3』(実費300円)
   緊急警告034号~056号(2019年~2021年)
   (付:解説と年表)
  ☆安倍・管政権式 悪政の最盛期。国会軽視、憲法無視、とりわけ2015年9月の戦争法案・強行採決。さらに無数の虚偽答弁、違法疑惑事件は社会にモラルハザード(倫理の危機)をもたらし……それを引き継いだ最後の3年間。

(13)シリーズ13『危機に立つ日本国憲法 ―憲法審査会改憲発議の動きと私たちの課題』(実費400円)
   (付:憲法審査会に関連する年表)
  ☆安倍・菅内閣を引き継いだ岸田内閣は、2022年2月以降ほぼ毎週、憲法審査会を開催するようになり、憲法9条の明文改憲をめざした「戦争する国」づくりの総仕上げに傾注している。しかし、日本は本当に戦争できる国なのか。現実や諸論を踏まえ、私たちが進むべき道を模索した。

(14)シリーズ14『安倍政権の総括』(実費500円)
   (付:安倍政権に関連する年表)
  ☆安倍首相は長期在任期間に多くの矢を国民に放った。言論の府の空洞化、メディアの無力化、新しい戦前の法制化、実質賃金低下や消費増税2回で市民を弱体化。専門家による分析を中心に経済、歴史、報道、外交、内政、倫理の6章立て、安倍氏に特徴的な幼児性はコラムで特集。

 引き続きご支援ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

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    完全護憲の会
   事務局・福田玲三
 kanzengoken@gmail.com
   公式ホームページ
https://kanzengoken.com/
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『レイバーネット日本』(2024-07-19)
http://www.labornetjp.org/news/2024/1721348718940staff01


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