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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

総理を辞職しても説明責任はある 東京オリンピック招致に関しきちんと回答せよ

2020年09月11日 | 平和憲法
  たんぽぽ舎です。【TMM:No4026】
 ◆ 総理官邸に質問状(4点)「東京にオリンピックはいらないネット」


 辞職会見でのマスコミの報道を見ても期待できません。
 安倍政権に対し言いたいことを抱えている市民団体が直接安倍首相に質問を出し、その中身をネットなどで広げる方が意味があると考え、8月31日に首相官邸宛に配達証明付き郵便でオリンピックに関する4項目について質問を送りました。
総理を辞職しても説明責任はある
東京オリンピック招致に関しきちんと回答せよ
◎ 安倍晋三氏の総理大臣辞意表明を受けての質問

 8月28日の記者会見にて内閣総理大臣を辞職する意思を示しました。
 その中で「コロナ対応に障害が生じるようなことはできる限り避けなければならない」と言いながら、質疑応答では「世界のアスリートが万全のコンディションでプレーを行い、そして、観客の皆さんにも安全で安心な大会を目指していきたいと思います。
 IOCや大会組織委員会、また東京都とも緊密に連携をしながら、先般策定をされましたロードマップに示されたスケジュールに沿ってしっかりと準備を進め、開催国としての責任を果たしていかなければならないと、こう思っておりますし、私の次のリーダーも、当然その考え方の下に目指していくのだろうと思います。もちろんそのために様々なやらなければいけないこともあるのだろうと思っております。」と、東京オリンピック・パラリンピックの開催継続の意思を明らかにしました
 そもそも安倍晋三氏は開催都市の首長でないにも関わらず、東京オリンピック・パラリンピックに関し招致から深く関与しながら、これまで何らの説明責任も果たしていません。
 ◎ まず、2013年9月にアルゼンチンのブエノスアイリスで開催されたIOC総会に出席し、プレゼンテーションで「フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。」と発言しました。
 この発言の裏付けとなる科学的な根拠を示して下さい。

 ◎ 次に、2015年7月に「東京オリンピック・パラリンピックの会場となる新国立競技場の現在の計画を白紙に戻し、ゼロベースで新しい計画を作りなおす。そう決断致しました。」と言いましたが、見直しになったのは新国立競技場の建設であり、神宮外苑地区の都市計画ではありません。
 その結果、都立霞ヶ丘アパートに住む住民は追い出され、神宮外苑地区に超高層ビルが建ち並ぶ結果になりました。
 なぜ都市計画も含めて見直すと発言しなかったのか説明して下さい。

◎ 第3に、2016年8月リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの閉会式に出席し、一民間企業である任天堂のゲームキャラクターの「マリオ」に扮装しました。
 当時は東京オリンピック・パラリンピックの公式マスコットキャラクター決定前とは言え、なぜ東京都スポーツ推進大使「ゆりーと」ではなく「マリオ」なのでしょうか
 東京オリンピック・パラリンピックの中心は開催都市の東京都ではなく、実はスポンサーを中心とした民間企業であるという意味なのでしょうか。お答え下さい。
◎ 第4に、2020年3月、新型コロナウイルスの感染が世界で拡大する中、首相官邸でIOCのバッハ会長と電話会談し、東京オリンピック・パラリンピックの2021年夏までの延期が決定しました。
 一部報道では東京オリンピック・パラリンピックの延期は安倍首相が提案したものとされていますが、それは事実でしょうか。
 なぜ中止ではなく延期を提案したのか。IOCバッハ会長のやりとりも含め公開して下さい。
 ◎ その他にも、JOC前会長である竹田恆和氏による2020年東京オリンピック・パラリンピック招致に絡む贈賄疑惑に対する対応など質問したい点はありますが、とりあえず安倍晋三氏が自ら深く関わった4点の事項に絞って質問させていただきました。
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