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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

学校に自由を!一〇・二五集会

2008年10月23日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ☆「一〇・二三通達」に対して闘い続けてきた原告、会員の皆さん
 「通達五年、難波判決二年 学校に自由を!一〇・二五集会」にこぞって参加しましょう


 秋の気配が少しずつ濃くなってきました。みなさまにはお元気でご活躍のことと思います。

 この一〇月で「一〇・二三通達」から五年が経ちます。「国旗に正対して国歌を斉唱せよ・ピアノ伴奏せよ。従わなければ懲戒処分」というむちゃくちゃな通達に呆れ、直後の周年行事校における強制の実態に驚愕し、そして卒業式時期の直前を狙って出された不起立者への戒告処分の苛酷さに憤った時から、私たちの反撃の闘いは始まりました。
 通達から三ヶ月で提訴に至った予防訴訟をはじめ、その後の「解雇」「採用拒否」の撤衝を求める裁判闘争、不当処分撤回を求める被処分者の人事委員会闘争、裁判闘争、さらに再発防止研修撤回裁判などが、積み重ねられて来ました。

 予防訴訟は完全勝利の「難波判決(06.9.21)」と、解雇裁判は完全敗訴の「佐村判決(07.6.20)」と、採用拒否裁判は一部勝訴の「中西判決(O8.2.7)」の結果を得て、それぞれ控訴審の審理が行われています。いずれも結審・判決の時期はそう遠くはないと思われます。不当処分撤回の東京「君が代」裁判第一次訴訟は地裁の審理が進み、年末一二月二五日結審、来春判決が確定しています。

 この五年の間には、教育基本法改悪、これを実質化する為の教育三法改悪が強行されました。戦争への道を進めた戦前教育への反省から出発した戦後教育の原点が、強引にねじ曲げられました。

 そして、東京都の教育行政はますます異常さを拡大してきました。端的な表れが「職員会議、挙手採決禁止」で顰蹙をかっている「学校経営適正化通知(06.4.13)」でしょう。
 行政の学校支配は猛威をふるっていますが、しかし、ほころびも見え始めています。三鷹高校土肥校長の叛旗が大きな反響をよび、都教委への痛打となる可能性も見えてきています。

 私たちは自らの良心を守ろうとして一歩を踏み出しました。同時に、この強制を許せば、子どもたちの良心が踏みにじられる、学校の自由が根こそぎ奪われるに違いない。それは止めなければならないという思いも、踏み出す一歩への強い動機でした。
 今まさに教育の自由、学校の自由が、彼我の闘いの大きな争点になっています。私たちの思い、闘いを広く、深く、大勢の人たちに伝え、共に考えあうことが必要ではないでしょうか。

 一〇・二五集会は、こうした思いを結集するものとして計画され、準備されつつあります。「一〇・二三通達」関連のすべての訴訟団が大同団結して主催します。年末から来春にかけて結審、判決が続く裁判の進行の中で、「九・二一難波判決」の意義を再確認し、「一〇・二三通達」が象徴的に示す東京の教育行政の異常さを変えていく闘いをひろげる、大きなステップにしたいと思います。(詳細は同封のチラシをご覧ください)

 原告・会員の皆さん
 一〇月二五日、星陵会館で、この五年を振り返り、あらためて「一〇・二三通達」の無法・非道を確認し、今後の闘いへの意志をともに固めあおうではありませんか。
 皆さんご自身の参加とともに、まわりの同僚、知人をぜひお誘いください。心から訴えます。

二〇〇八年十月十二日

「日の丸・君が代」強制反対予防訴訟をすすめる会 共同代表 永井栄俊 宮村博
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会 共同代表 清川久基 星野直之
「日の丸・君が代」不当解雇撤回を求める被解雇者の会 代表 平松辰雄
「日の丸・君が代」強制反対・嘱託不採用撤回を求める会 代表 宮坂明史
東京・教育の自由裁判をすすめる会 事務局長 冨田浩康

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