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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

2013年卒業式「君が代」処分抗議集会から

2013年03月31日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ★ 《動画》 被処分者たちの思い~2013年卒業式「君が代」処分抗議集会
http://www.youtube.com/watch?v=uu1eS75Basg&feature=youtu.be
  《レイバーネット日本》から
http://www.labornetjp.org/news/2013/1364604426803staff01
 ★ 卒業式「君が代」不起立教員6人に処分発令!
   ~都教委 最高裁判決も無視して暴走


 満開の桜が美しいこの季節、こころを痛める教員たちがいる。3月29日、東京都教育委員会は、今春の卒業式に「君が代」不起立をした6名の教員に処分を言いわたした。
 都立高校の5名は戒告処分、都立板橋特別支援学校の田中聡史さん(不起立処分4回目)は減給1ヶ月(賃金の10分の1カット)の処分だった。
 昨年2012年1月の最高裁判決で、減給以上の処分は違法とされ、昨年の処分は、不起立が2回以上でもすべて戒告とされた。しかし今回、はやくも都教委は、最高裁判決を投げ出し、累積加重処分の道に逆戻りを始めた
 最高裁判決で、戒告以上(定職3ヶ月)で唯一、処分取り消しのなかった根津公子さん(元教員)は「戒告をこえる処分は原則禁止だが、学校の規律や秩序を害したという理由で、重い処分を可能としたのが、最高裁判決。非常に問題のある判決だった。都教委はそれを絶対に使ってくるだろうと思っていた。それに対して全体的な動きがにぶかったのが悔やまれる。田中さんをクビにさせないよう、みんなが行動することが必要だ」と語った。
 大阪でも、この3月、2名の不起立者が減給処分にされた。理由は、職務命令違反と「式典の秩序や雰囲気を損なった」というもの。ここでも、最高裁判決の例外規定(あいまいさ)が利用されている。府教委も都教委も、判決に違反しているわけではないと言い訳ができるわけだ。
 29日午後に開催された処分発令抗議集会(文京区・全水道会館)には120名が集まった。田中さんは「なぜ減給処分にされたかはわからないが、卒業式の練習や予行でも立たなかったことが、理由かもしれない。人権を尊重する教育をとずっと考えてきた。この問題で譲ることはできない。今回の処分は大きく、迷うところもあるが、今後も闘っていきたい」と決意を述べた。
 戒告処分の大能清子さん(小岩高校)は、「たった一度の不起立でずっと担任をはずされてきた。教員を大切にしない学校、上意下達でいい教育はできない。」と述べ、大高さん(南葛飾高校)は「今後、教員の不起立がゼロになったら、次のターゲットは、生徒や保護者。我々は一歩手前の最後の砦。さまざまな人がいて共生できる学校、社会であってほしい。」と語った。今回初めて不起立をした小林恵子さん(橘高校定時制)は、「生徒と一緒に泣き、笑い、本音で接してきた。「君が代」で、別の自分になることはできなかった。現場の教員があきらめたら最後、一緒にがんばっていきましょう」と力強く呼びかけた。(佐々木有美)
 ※今回の処分について、都教委への抗議の電話・ファックスが呼びかけられている。
 <抗議先> 東京都教育庁
    人事部職員課 電話 03-5320-6790 FAX 03-5388-1731
    総務部教育情報課 電話 03-5320-6733 FAX 03-5388-1726
    教育長 電話 03-5388-1725
   ● FAX送信票(印刷して使って下さい)→20130329kogi.pdf
 "最高裁判決を無視した累積加重処分復活の暴挙に断固抗議する。"


 また、★ 4月5日には、再発防止研修抗議・該当者支援行動がある。
  8時20分~ JR水道橋・東京都教職員研修センター前(都立工芸高校隣)

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