パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「日の丸・君が代」問題等全国ネットの形成へ<その5>(35)

2015年01月26日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 <転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
 ==================
  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
 ==================
  東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
 ======================
  弱い者いじめのデマゴギー政治家・橋下徹を倒そう!
 ==================


 東京の石原元都知事や大阪の橋下市長は、安倍首相の教育「改革」の尖兵の役割を果たして来ました。
 石原は政界を引退しましたが、橋下は引き続き尖兵の役割を果たしつつあります。
 それは先日大阪の伊賀さんが、いくつかのMLに流してくれた▲ <大阪市における分権型教育行政の制度設計について(基本方針案)平成27年1月13日>に典型的に現れています。
 これは4月以降の全国の教育委員会の在り方の下敷きになるものだと思います。
 (安倍政権はこのような形で橋下を尖兵として利用しており、橋下は延命のために積極的に協力しているのです)
 重複される方も多いと思いますが、まだ読まれていない方もいるかと思いますので以下に紹介します。
 伊賀さんは次のように紹介しています。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 橋下市長と大森教育委員長は、「大阪市における分権型教育行政の制度設計について(基本方針案)」を策定し、体系的に市長と区長の教育介入を制度化し、学校を徹底した成果主義組織に変貌させようとしています
 ・・・これを4月までに確定させ、2015年度から可能なものから実施しようとしています。極めて恐ろしい基本方針案です。反対の声を上げていきたいと思います。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 <大阪市における分権型教育行政の制度設計について(基本方針案)平成27年1月13日>
 1.本市のめざす分権型教育行政の基本的あり方
(1)「目標」は市長・教育委員会が設定、目標達成の「手段」は区長・学校長が創意工夫。
(2)「人事」と「予算」は、「目標」達成とリンクさせるべき最重要政策。
(3)地域や学校の環境は多様。学力・生活指導面で課題の大きい区や学校は徹底支援。
(4)課題の大きい学校には、予算・人事両面で明示的「ルール」に基づき優先的に支援。
(5)各校の成果(目標達成度、現状改善度)を測定し、校長の評価・人事・給与に連動。
(6)校長は、自校の成果を上げるため、教職員を評価し、人事権を行使することが必要。
(7)成果が上がらない学校については、校長等の人事で刷新を図る。予算は削減しない。
   (校長・教職員の責任は問うが、子どもたちの教育条件に不利益を及ぼしてはならない。)
(8)区長は、区内の教育改革推進の責任を負い、区内の学校の教育成果や改革状況をモニタリング。
(9)教育委員会は、分権型教育行政システムが機能するよう、区をサポート。
 2.分権型教育行政の制度設計のための検討事項
(1)全市共通の学校の目標設定及び成果測定
 【考慮すべき要件】
 ・測定可能・比較可能な目標指標。目標指標の数は厳選
 ・バランスのとれた目標指標(例:学力・進路実績・問題行動など客観的指標のほか、特別支援教育などに関する満足度アンケート等も)
 ・本市が全市共通で実施することを定めた政策「方針」の実施状況を目標指標に含める
 ・学校・児童生徒・保護者・市民にとっての納得感
 ・校長評価・人事等に連動可能な実効性
 ・成果測定における区の役割
(2)学校の成果と連動した校長の業績評価・人事・給与制度の構築
(3)校長による教職員人事権の強化、教職員評価の適正化
(4)課題の大きい学校を優先的に支援する校長・教職員人事ルールの設計
(5)課題の大きい学校を優先的に支援する学校予算配分ルールの設計
(6)校長の予算権の強化(含:予算執行の柔軟化)
(7)区長の教育委員会事務局における位置付け(現行は区担当理事)の強化
(8)区長の校長評価・人事に対する関与
(9)区独自の学校支援予算
(10)区長の業績評価への学校の成果の反映
(11)各区への教育委員会事務局職員の配置
 3.分権型教育行政への市民参加
(1)区における教育改革の推進を協議する仕組み
(2)総合教育会議における市民の意見聴取
 4.分権型教育行政への転換スケジュール
(1)平成26年度中に制度設計の骨格(基本設計)を策定・公表
(2)平成27年度から可能なものは即時実施
(3)将来における市政運営の抜本的な状況変化も見極めながら、
  平成27年度中に制度設計の詳細(実施設計)を策定・公表
 ※PDFは大阪市教委HPから
http://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/cmsfiles/contents/0000278/278101/2-2kihonhousin270113.pdf
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 まさに、国家主義教育を末端まで貫徹するための根本的な教育委員会制度の改悪です。
 学校は目先の国家目標達成のための「工場」と化すでしょう。

 ここには、『旧教育基本法』前文に述べられていた
  「個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。」
 といった高い理想はまったく見られません。
 「人格の完成」とか「真理の探求」などとはまったくかけ離れた「賃金奴隷製造工場」のような学校になっていきます。
 学校からは真の文学や学問がなくなるでしょう。
 低俗文学やエセ学問が幅を効かし御用学者やヒラメ教員が跋扈することになるでしょう。
 また、お上の方ばかり向いている教員が多くなれば、弱い者いじめもきっと増えることでしょう。
 このような(案)を作った人たちは、おそらくナチスのガス室を、何の疑問も持たずに言われるままに作った人たちと同じような精神構造を持っているのではないか、とさえ思われてきます。
 そして、そういう人たちが現代日本の「エリート」たちなのだとすれば、伊賀さんの言うように「極めて恐ろしい」ことです。
 これは日本の教育や社会を大きく誤らせるものだと思います。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネット(準)では、来春の卒業式・入学式に向けて、▲「都教委は『君が代』不起立・不伴奏教員を処分するな 思想改造を強要する『服務事故再発防止研修』をするな」の団体署名の取り組みを始めました。
 「君が代」起立・斉唱の職務命令は、子どもたちに対し、国家の価値観を刷り込むことであり、ひいては社会の自由度を奪うことです。
 「君が代」不起立は、仕事に対する教員としての責務(良心)からの行為です。

 不起立での、戒告処分ももちろん許すことはできませんが、最高裁判決に反して、東京都教委は不起立を続けるTさんには減給1ヶ月処分を出していますし、今後さらに重い処分を科してくる危険があります。
 今年の入学式処分では、Iさんに減給6ヶ月処分も出しています。
 何としても、「戒告を超える重い処分」をまずは止めたいです。

 また、処分とセットで行われている思想転向を強要する「服務事故再発防止研修」は半年間、20回近くにのぼります。
 拷問と言っていいほど。これも止めさせねばと考えます。
 どうぞ、お力をお貸しください。

 つきましては、皆さんの関係する労組、市民団体に団体署名取り組みの提起、お願いをしてください。上部団体や支部・分会等での署名も歓迎です。
 団体署名取り組みのお願い、団体署名用紙はこちらから開いてください。
      ↓
 http://homepage2.nifty.com/kaikosasenaikai/
 「最近の記事」にあります。
 または、ここをクリックすると、団体署名のページに直行します。
 http://homepage2.nifty.com/kaikosasenaikai/#dantaisyomei141224

 ■今のところ、ネット署名の用意はできておりません。
 お手数ですが、用紙にご記入のうえ、「署名用紙」に記した住所にお送りください。
 また、お送りくださるよう、お願いしてください。
 どうぞ、よろしくお願いします。

 送付先:〒185-0033 東京都国分寺市内藤2-38-1田中コーポ105
     多摩島嶼地区教職員組合気付
  許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネット(準)宛
 締め切り:第一次2月18日  第二次3月末日


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 なお、署名用紙を送るのが大変な団体は、当日提出する「許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊全国ネット(準)」の署名用紙に、連名で団体名を載せることもできますので、直接私の方まで、メールでご連絡下さってもかまいません。
 その際、メールで<団体名>と<連絡者>を教えて下さい。

 「全国ネット」(準)では、この団体署名をもとに、卒業式前の2月23日(月)に▲ 都教委要請行動を行います
 (こちらにもたくさん参加していただきたいと思います)
 この取り組みは、<「日の丸・君が代」問題等全国ネット>の形成にむけての新たな一歩です。
 全国の皆さん、よろしくお願いします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ▲ 自主教研「『日の丸・君が代』問題交流会」
 (日時)2015年2月7日(土)18:30~
 (場所)山梨県韮崎市民交流センター3F多目的ホール
      韮崎駅より2~3分のところです
 (内容)
  基調報告
  大阪・東京からの報告
  全国各地からの報告(千葉・神奈川・・・)
  「日・君」全国ネット(準)
  市民団体他
  まとめ・連絡
 (資料代)500円
 (連絡先)多摩教組 042-574-3093
 <当日連絡>090-9016-8775


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 「2・8総決起集会」
 <集会名>
 「日の丸・君が代」強制反対!教育の国家支配を許すな!2.8総決起集会
 <集会の位置付け>
   A「日の丸・君が代」強制に反対する。
   B自衛隊と学校教育との連携を糾弾する。
   C国家主義的な思想教育としての「道徳の教科化」に反対する。
 <講師>   斎藤貴男さん
 <日時>2015年2月8日(日) 午後1時30分より
 <場所> 南阿佐ケ谷の杉並産業商工会館講堂
 <主催>都教委包囲首都圏ネットワーク


*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/

コメント    この記事についてブログを書く
« ユダヤ人強制収容所のアウシ... | トップ | 根津公子の都教委傍聴記(1... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日の丸・君が代関連ニュース」カテゴリの最新記事