東京大空襲を語り継ぐつどい
-東京大空襲・戦災誌料センター開館4周年-に参加して
3月4日(土)支部教研を終えて、教研部長と2人で上記集会に参加した。ティアラ江東の大会議室は立ち見席が出るほどの超満員(650名の参加)だった。小沢昭一さんの講演、早乙女勝元館長の挨拶、下町ピース合唱団の歌、語り継ぐ実践報告(体験者の戦災痕めぐり、小学生の開館見学感想作文)など盛りだくさんの内容だったが、あっという間の3時間だった。
この集会に都立高校の生徒が何人か参加していた。その中の一人の女子生徒は、3年前戦跡めぐりに参加した際、「憲法9条を言える?」と聞かれ、まったく答えられなかった自分が情けなく、高校に入学して間もなく行なわれた現代社会の授業で9条が出題され、その時のことを思い出し必死になって覚えた。と当時を振り返りながら、戦跡めぐり参加がキッカケになったことを話してくれた。また集会の感想として、「語り継ぐ人が多く、語り継がれるべき人が少なかった」こと(要するに年配者が多く若者が少ないということ)、「最近の高校生に"やむを得ない精神"が蔓延していて、この考えは別表現で"無関心"ということで、この先心配だ」と、真面目に話をしてくれた。
私たちのどんなに些細な実践でも、何らかの形で生徒達に残っていくことを感じとれた1日だった。(集会の詳細は朝日新聞3/5付記事参照) (A分会B男)
日教組第55次教育研究全国集会に参加して
2月25日(土)~27日(月)の3日間、日教組全国教研が三重県津市を中心に開催された。
開会集会は畑のど真ん中にある「メッセウイングみえ」という大きな展示場で行なわれたのだが、周囲約1㎞四方は警察の検問で一般車両は通行止め(あぜ道まで)、しかも会場建物の周りは工事用鉄防柵でぐるりと囲まれていた。とにかく物々しい警備にまず驚かされた。ところが、会場入り口近くには、なんと右翼が10人ほどで旗を掲げて演説をしてたのである。「日教組の諸君、開かれた教研といいながらこれは一体どういうことか!」と。私は苦笑いをしつつ、警備当局と右翼のなれ合い、鉄防柵を設置した日教組に対して怒りがわいてきた。
さて、全体集会の特徴では、挨拶にたった森越委員長、来賓の高木連合会長の二人の口から憲法・教育基本法改悪反対の声が発せられなかったことをあげておく。
特別分科会は「学校・子どもの安全」に参加、学校選択自由化など現在進められている「教育改革」よって、こどもの安全は守れず教職員が多忙化・ズタズタにされている実態が各地から報告された。また、防災教育の一環で自衛隊員が制服で授業をするという兵庫県立舞子高校・環境防災科の実践について論議が集中した。
「平和教育」と「職場民主化」分科会にも参加したのだが、都高教からレポートが出ていない「職場民主化」分科会で、論議が教職員評価システムに集中したので自己申告・人事考課・業績評価・査定昇級などの一連の攻撃を紹介、全国に警鐘を鳴らしてきた。
分科会では3月に日教組臨時大会(21日)が開かれる時に、「全国から教職員評価システム反対の補強意見を集中しよう!今からでも遅くないから日教組が先頭に立ってたたかうべき」との意見が多数あがった。(ちなみに帰京後、日教組方針案を見て驚いた。教職員評価システム=勤務評定反対の表現が全くない)
まだまだ報告したいことがあるが紙面の都合で省略する。 (A分会B男)
(都高教第6支部ニュースから転載)
-東京大空襲・戦災誌料センター開館4周年-に参加して
3月4日(土)支部教研を終えて、教研部長と2人で上記集会に参加した。ティアラ江東の大会議室は立ち見席が出るほどの超満員(650名の参加)だった。小沢昭一さんの講演、早乙女勝元館長の挨拶、下町ピース合唱団の歌、語り継ぐ実践報告(体験者の戦災痕めぐり、小学生の開館見学感想作文)など盛りだくさんの内容だったが、あっという間の3時間だった。
この集会に都立高校の生徒が何人か参加していた。その中の一人の女子生徒は、3年前戦跡めぐりに参加した際、「憲法9条を言える?」と聞かれ、まったく答えられなかった自分が情けなく、高校に入学して間もなく行なわれた現代社会の授業で9条が出題され、その時のことを思い出し必死になって覚えた。と当時を振り返りながら、戦跡めぐり参加がキッカケになったことを話してくれた。また集会の感想として、「語り継ぐ人が多く、語り継がれるべき人が少なかった」こと(要するに年配者が多く若者が少ないということ)、「最近の高校生に"やむを得ない精神"が蔓延していて、この考えは別表現で"無関心"ということで、この先心配だ」と、真面目に話をしてくれた。
私たちのどんなに些細な実践でも、何らかの形で生徒達に残っていくことを感じとれた1日だった。(集会の詳細は朝日新聞3/5付記事参照) (A分会B男)
日教組第55次教育研究全国集会に参加して
2月25日(土)~27日(月)の3日間、日教組全国教研が三重県津市を中心に開催された。
開会集会は畑のど真ん中にある「メッセウイングみえ」という大きな展示場で行なわれたのだが、周囲約1㎞四方は警察の検問で一般車両は通行止め(あぜ道まで)、しかも会場建物の周りは工事用鉄防柵でぐるりと囲まれていた。とにかく物々しい警備にまず驚かされた。ところが、会場入り口近くには、なんと右翼が10人ほどで旗を掲げて演説をしてたのである。「日教組の諸君、開かれた教研といいながらこれは一体どういうことか!」と。私は苦笑いをしつつ、警備当局と右翼のなれ合い、鉄防柵を設置した日教組に対して怒りがわいてきた。
さて、全体集会の特徴では、挨拶にたった森越委員長、来賓の高木連合会長の二人の口から憲法・教育基本法改悪反対の声が発せられなかったことをあげておく。
特別分科会は「学校・子どもの安全」に参加、学校選択自由化など現在進められている「教育改革」よって、こどもの安全は守れず教職員が多忙化・ズタズタにされている実態が各地から報告された。また、防災教育の一環で自衛隊員が制服で授業をするという兵庫県立舞子高校・環境防災科の実践について論議が集中した。
「平和教育」と「職場民主化」分科会にも参加したのだが、都高教からレポートが出ていない「職場民主化」分科会で、論議が教職員評価システムに集中したので自己申告・人事考課・業績評価・査定昇級などの一連の攻撃を紹介、全国に警鐘を鳴らしてきた。
分科会では3月に日教組臨時大会(21日)が開かれる時に、「全国から教職員評価システム反対の補強意見を集中しよう!今からでも遅くないから日教組が先頭に立ってたたかうべき」との意見が多数あがった。(ちなみに帰京後、日教組方針案を見て驚いた。教職員評価システム=勤務評定反対の表現が全くない)
まだまだ報告したいことがあるが紙面の都合で省略する。 (A分会B男)
(都高教第6支部ニュースから転載)
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