④【2024.7.21「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会資料】（４/16）川村

　◆ 東京「君が代」裁判五次訴訟の状況と新たな攻撃
　　 ―時間講師不合格問題についてー

東京「君が代」裁判五次訴訟原告・川村佐和

　◆ 再任用打ち切り経過

　・２０１７年１月　Ａさん（川村の知り合い。生徒への暴力で定年前の５年間に処分を受けている）　３月で定年　再任用合格　事前告知はない

　・２０１８年１月　Ｂさん（五次原告・Ｏさんの知り合い。通勤定期代の不正受給で定年前の５年間に戒告処分を受けている）３月で定年。校長から初めて事前告知を受ける

　・２０１９年１月　Ａさん…いきなり校長から任用打ち切りを告げられる。校長は「定年前の５年間に処分を受けた人は、年金が支給されるようになると任用されない」と言った。
　　　　　　　　　川村…３月で定年。校長から初めて事前告知を受ける
　　　　　　　　　　　　１月２４日に再任用の任用が決定。２４日の夜１０時頃に人事部長名で、校長宛にメールで事前告知文書が送られる。
　　　　　　　　　　　　「文書を該当者に渡してはいけない。校長の言葉で伝えるように」という指示あり。
　　　　　　　　　　　　この後、毎年再任用の任用決定と同時に、同じ内容の事前告知を校長から読み上げられる。

・２０２０年１月　Ｏさん…３月で定年。校長から初めて事前告知を受ける。
・２０２１年１月　Ｂさん…再任用３年目校長から任用打ち切りを告げられる
・２０２２年１月　川村　…再任用３年目校長から任用打ち切りを告げられる。
・２０２２年３月３１日　川村…再任用の任用を打ち切られる。
・２０２４年３月３１日　Ｏさん…再任用を打ち切られる。

　◆ 時間講師・臨時的任用教員選考について

・２０２１年秋、時間講師と臨時的任用教員の申込をする。
・２０２２年２月２８日、時間講師の合格の通知が郵送。
　臨時的任用教員については、制度が変わったので申込直すようメールで連絡あり。すぐ申し込む。賞罰の欄が刑罰・処分歴に変更されている。
　５月に不採用の通知。決まったのは３月末。
　臨時的任用教員の２０２２年３月の応募者は８５３人、合格者は８４９人で、不合格だったのはわずか４人、９９．５％の合格率。
・２０２２年４月２０日から５月６日まで都立M高校で時間講師をした後、５月１６日から３月３１日まで都立T高校で時間講師。
　病気入院の教員の代替。入院したのは前前任校の同僚。
・２０２２年９月３０日都教委のHPに令和５年度臨時的任用教員・時間講師選考実施要項がアップされる。賞罰の欄が刑罰・処分歴という欄に変更されている。時間講師からも排除される可能性あり。
・１１月１日時点で都立高校の時間講師をしている教員は現職選考の対象になるため、T高校の副校長が選考の手続きをし、来年度の時間講師の名簿登録が決定。
　２０２３年３月の初めに、２月２８日付けの時間講師採用候補者選考合格の通知が送られてきた。
・２０２３年９月１３日に都立豊島高校の副校長から講師の依頼の電話。男性教員の育休代替で１０月４日から１２月２０日まで、都立Ｓ高校で時間講師。Ｓ高校の副校長は現職選考の手続きをしたが、講師をしている期間が短すぎて現職選考は対象外であると都教委にいわれた。
・２０２４年４月９日に都立Ｔ高校副校長から時間講師の依頼を受ける。病休明け教員の時間軽減のため。病休明けの教員は前前任校の同僚。
　時間講師の申込をする。４月１２日にはＴ高校に行き、国語科の教員と打ち合わせを行い、教科書などを受け取り、授業の準備を始め、副校長からの連絡を待つ。４月２３日にやっと副校長から「東京都教育委員会からは、登録の承認が出来ないとの連絡があり、理由の説明はありませんでした。」という連絡あり。
　その後、人事部職員課から、４月２６日付けの時間講師採用候補者選考不合格の通知が送られてきた。

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