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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

安倍晋三の「規範意識」を問う(続々々)

2013年03月27日 | 平和憲法
  《板垣 英憲(政治評論家、板垣英憲マスコミ事務所代表) -個人- Yahoo!ニュース》
 ◆ 下村博文文科相が、「犯罪集団」全柔連を野放しにしていては、道徳教育が成り立たない

 下村博文文部科学相は、「犯罪空間」と化している全日本柔道連盟(上村春樹会長)に対して、いかなる「指導助言」を行っているのか?国民の血税を「業務上横領」あるいは「詐取」していたという疑いがあるのに、このまま不問に付するつもりか?日本柔道は、心身の鍛錬と人格の陶冶そして何より社会人としての「規範」意識を涵養するという目的をめざし、「道を究める」という究極の目標を持っているハズなのに、全柔連トップ陣が「犯罪集団」というのでは、少なくとも全国の青少年に与える「教育効果」は全くゼロということになる。
 いまや世界の「JUDO」となって、スポーツ化しているので、「勝つことのみ」を追求する競技だから「結果=勝つこと」が最大目的というのでは、文部科学省の所管にしておくべきではなく、ましてやスポーツ振興予算を柔道に割り当てる必要もない。
 ほかの競技の大半では、アスリートの多くがアルバイトをしながら練習に励んでいる。地方や海外への遠征に当たっても「私費」でまかなっている。それこそ涙ぐましい努力の連続だという。
 これに対して、柔道は剣道とともに学校教育に取り込まれて、国家から物心ともに支援されている。かなりの厚遇である。
 それを良いことに、国家・国民(納税者)の目を盗んで、チョロまかすとは、何たる卑しい心根であろうか?本当に恥を知れと言いたい。
 下村博文文部科学相は、「日本を取り戻す」と唱えている安倍晋三首相に同調して、「道徳教育」にも熱心といわれている。
 だが、所管している全柔連トップ陣が「犯罪集団」と化しているのを放置していては、「道徳教育」に不熱心と思われても仕方がない。
 柔道や剣道なと武道は「礼に始まって礼に終わる」と教えられているけれど、「礼」の根底には「道徳」があることが見失われている。全柔連「道徳」はなく、「カネ」のみを崇める「亡者」の集まりと断じてよい。
 ところが、こんな堕落した全柔連を擁護する考えの国民もいるらしい。
 「ブラジルのリオジャネイロ・オリンピックへの参加を辞退せよ」という声が上がっていることに対して「選手は人生かけている」「選手は関係ない」などと生温い考えでもって批判する者がいる。
 選手も組織の一員である。組織の一員である以上、組織としての連帯責任は免れない。組織の恩恵は受けつつ、責任は負わないといった考え違いをしているようでは、「人生を賭ける」などと言う資格はない。
 組織の不祥事は、組織全体で責任を取り、けじめをつけるのが筋である。国民がそこの筋目を曖昧にする甘さが、巡りめぐって、組織を犯罪集団化させている側面もある。
 ついでに言えば、2020年東京オリンピック招致もいまや絶望的になってきていることを思い知るべきである。
※板垣 英憲 政治評論家、板垣英憲マスコミ事務所代表
 昭和21年8月7日広島県呉市生まれ。中央大学法学部卒業、海上自衛隊幹部候補生学校を経て、毎日新聞東京本社に入社、社会部、浦和支局、政治部・経済部に配属。福田赳夫首相、大平正芳首相番記者、通産省、東京証券取引所などを担当。昭和60年6月、評論家として独立。著書は「戦国自民党50年史」「小沢一郎総理大臣」「国際金融資本の罠に嵌った日本」「孫の二乗の法則―孫正義の成功哲学」(PHP文庫)など130冊。
official site
板垣英憲マスコミ事務所 http://www.a-eiken.com/
『板垣 英憲 - 個人 - Yahoo!ニュース』(2013年3月24日)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/eikenitagaki/20130324-00024035/
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