「日の丸・君が代」問題等全国ネットの形成へ＜その５＞（7）

　＜転送歓迎＞（重複ご容赦）・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ＭＬ」の渡部です。
　（For a slogan of movement）
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　　【僕、国歌歌わないもん】（石原慎太郎）
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　　東京五輪に【国旗も国歌も必要ない】（ビートたけし）
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　　弱い者いじめのデマゴギー政治家・橋下徹を倒そう！
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　本日（９月２９日）、臨時国会が召集されました。
　これに合わせて、▲ 『９・２９安倍政権の暴走を止めよう！国会包囲共同行動』が実行委員会主催で開かれました。
　私が１１時すぎに国会裏の議員会館周辺に着くと、衆議院第二議員会館（国会議事堂の真裏）前に多数の「日の丸」が林立（あとで数えると約３０本）していました。
　異様な雰囲気です。

　近くまで行って聞くと、「田母神氏が関係するグループが早くから（共同行動が準備する以前から）場所を占拠し、＜朝日新聞不買運動＞のようなパネルを多数立てている。また、本日は天皇が国会に来るのでそれにも合わせたようだ」ということでした。
　さらに近くまで行ってみると、「頑張れ日本　全国行動委」というノボリがいくつか立っていました。
　そうして、パネル１５枚ほどには、
　「朝日よ、日本人には何をしてもいいのか？
　　敗戦国差別　
　　ヘイト新聞　レイシストは誰だ　朝日だ　
　　魔女狩り新聞」
　とか、
　「河野洋平の証人喚問を！調査も確認もせず談話発表
　　嘘と隠蔽の朝日新聞は　読まない！買わない！買わせない！
　　朝日は国民の怒りを知れ！」
　「中国の言う『南京大虐殺』捏造
　　朝日の本多勝一が『誤用』を白状」
　などの言葉が並んでいました。

　そばに止まっていた街頭宣伝カーを見ると、そこには、
　『９・２９朝日新聞社長の国会証人尋問を要求する緊急国民行動
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　頑張れ日本！全国行動委員会』
と書いてあります。
　そこにいる人数は２０人くらいでした。
　しかし、かなり広いスペースをとり、「人間の鎖」がつながらないようになっていました。
　私がパネルを見ていると、その中の一人が、「面白いこと書いてありますか？」と聞いてきたので「面白くなどないですよ」と答えると引っ込みました。
　彼らはスピーカーで誰か演説しているようでしたが、姿が見えないので、「どこで誰が話しているのですか」と聞くと、答えません。
　結局、録音しておいたのを流していたようです。

　その中では繰り返し、「お国のために犠牲になった人々」というようなことを言っていました。
　しかし、実際は、多くの人々は戦争に行くことを強いられ、殺し殺されたのです。
　彼らは、すり替えも甚だしいデマゴギーを流しているのです。

　１２時からは国会周辺の各エリアで、『共同行動』の集会が開かれました。
　衆院第二議員会館前では、先ほど紹介した『頑張れ日本！全国行動委員会』のすぐ脇で集会が開かれました。
　この中で、主催者代表に立った高田健さんは、次のようなことを述べました。
　「今回は珍しい画期的な共同行動になりました。様々な課題でここに集まりました。
　　これは安倍政権に対する怒りの行動であり、初めてのことではないかと思います。」
　この言葉に表れているように、（シュプレヒ）コールはまさに現在の安倍政権が進める基本政策に全面的に反対する内容のものでした。
　「安倍政権の暴走を止めよう！」をメインとして、
　　・集団的自衛権・憲法
　　・原発
　　・秘密保護法
　　・ＴＰＰ
　　・労働・生活
　　・沖縄
　　・教育
　に関わるものでした。（内容は略）

　高田さんが「画期的な行動」になったと言ったのは、＜安倍政権打倒の統一戦線が形成されつつある＞ということだったと思います。
　その後、国会議員（糸数さん（無）、山下さん（共）、吉田さん（社民））、弁護士会、新聞労連、雇用共同アクション、全労連、ＹＷＣＡ、教科書ネットなどからの発言がありました。
　１３時１５分頃に行われたヒューマンチェーンは官邸前や国会正門などで、警察の規制により分断させられながらも、２０００人余りの参加者で成功しました。
　ところで、警察の規制に抗議した市民に対し、ある警官は「今日は陛下がみえるので」と言ったようです。
　一方、『頑張れ日本！全国行動委員会』のグループは天皇が国会に来ると思われていた１２時４５分頃国会正門前に「日の丸」を掲げて向かい、天皇を迎え、国会の開会式が終了した１３時１５分頃見送り、天皇はそれに手を振って答えたということでした。
　（彼らの一人が私に得意げに語りました）

　警察が彼らにどの程度の規制をしたのかはわかりませんが、安倍政権に反対する２０００人に対しては極めて不当な規制をする一方、２０人くらいの右翼グループに対しては馴れ合いのようです。
　本日開会された臨時国会について、安倍首相は「地方創生国会」と位置づけています。
　しかし、これは決して地方のことを思ってのことではなく、独占資本のために地方での市場を創出させるためのものです。
　あらゆる面にわたって露骨に独占資本のための政策を推し進める安倍政権と、９０％以上の勤労人民との間の対立はさらに強まるでしょう。
　今回の『国会包囲共同行動』が、勤労人民の（階級的な）統一戦線形成に向けての新たな第一歩になればと思います。
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　★ 『「戦争は教室から始まる」を阻止する１０・３集会』
　　～集団的自衛権行使容認の閣議決定に反対する～

　＜日時＞１０月３日（金）１５：３０～都庁　
　　　　　　　　　　　　　　　１８：３０～角筈（つのはず）区民ホール
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（都庁裏新宿中央公園の近く）
　＜内容＞
　　（第一部）　都庁第二庁舎前・都庁通り
　　　　　　　１５：３０～　　　　　　都庁前で集会
　　　　　　　１６：００～１７：００　都教委への要請行動
　　　　　　　　　　　　　　　　（各自・各団体は要請文・抗議文を用意してください）
　　　　　　　　　　　　　　　　要請行動終了後、角筈ホールへ移動
　　（第二部）　新宿区・角筈区民ホール
　　　　　　　１８：３０集会開会
　　　　　　　　　基調報告（情勢と闘いについて）
　　　　　　　　　学校現場から（闘いの報告）
　　　　　　　　　　被処分者（田中聡史さん他）
　　　　　　　　　　新採一年目で解雇された教員から
　　　　　　　　　　教組から
　　　　　　　　　　自衛隊防災訓練 について
　　　　　　　　　　千葉の教科書採択問題
　　連帯の挨拶
　　　　　　　　　　治安弾圧強化と共謀罪
　　　　　自衛隊の今
　　　　　辺野古実行委員会
　　全国から

　＜集会スローガン＞
　１、「日の丸・君が代」強制反対　
　２、１０・２３通達・懲戒処分を撤回せよ
　３、教育委員会制度改悪を許さない
　４、「道徳」の教科化反対
　５、国定教科書化をめざす教科書検定基準改悪反対
　６、「防災訓練」に名を借りた自衛隊との連携を許すな
　７、国家主義的な教育介入反対
　８、民族排外主義教育反対
　９、反戦平和教育を推進しよう

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