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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

大阪市の「君が代」強制反対の取り組み(D-TaC)報告

2018年03月10日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 松田です。
 大阪市の中学校の卒業式は3月14日(水)です。3月13日(火)が予行、3月12日(月)は公立高校一般入試なので、本日8日(木)と9日(金)に練習が入っている学校がほとんどだと思います。
 卒業式練習が始まっている中ですが、本日(3月8日)、大阪市の全小・中学校423校に、D-TaCとして以下のメールを送りました。(管理職と事務の人が見ことができるメールです)
 ◎ <以下、D-TaCが大阪市立の全小・中学校に送ったメール>
 大阪市立学校教職員の皆様
D-TaC
【Democracy for Teachers and Children
~「君が代」処分撤回!松田さんとともに ~】

 日頃の教育活動へのご尽力、ご奮闘に敬意を表します。
 私たちD-TaCは、大阪市立学校教員・松田幹雄さんの「君が代」不起立処分の撤回を求める市民団体です。
 以下は、大阪市の教育がさらに良いものになることを願ってのお願いです。ご考慮、よろしくお願いします。
 私たちD-TaCは、大阪市教委と、この間市民協議を重ね、以下のことを確認しています。
●学習指導要領をふまえて、各学校が『「君が代」にかかわる歴史的事実を正しく伝え、どう考えるかは児童・生徒一人ひとりであるとする立場での指導内容に転換すること。児童・生徒に「君が代」起立・斉唱が強制でないことを伝えること。』は問題ない。
●子どもの権利条約に「自分に関係することについて正確で十分な情報を受け取り、意見を表明する権利」が規定されていることからも、「君が代」にかかわる歴史的事実を正しく伝えることが必要である。
 以上を踏まえて、「君が代」指導について、以下二点について児童・生徒への説明をしていただくようお願いいたします。
 1.「君が代」の歴史と歌詞の意味について、児童・生徒に、戦前の歴史についてもふれて正しく説明してください。
 2.「君が代」斉唱が「思想・良心・信教の自由」にかかわる問題であるため、児童・生徒に「起立・斉唱」を強制するものではないという説明をしてください。

 詳しい内容は、添付の文書をお読みください。
 また、児童生徒に分かりやすく説明するために、学習資料(pdf)も添付しています。ご参考にしてください。
 なお、疑問やご意見など、D-TaCにお問い合わせいただく場合は、dtac@aol.jpにご送信ください。
以上

 ※本メールは大阪市教育委員会から情報公開によって開示していただいた大阪市立学校のメールアドレスにお送りさせていただいております。
 (添付文書は、要請書、2.16協議確認、学習資料)

 3月2日には、I中学校に、保護者(Yさん)同席のもと、直接要請行動を行いました。そこでは、保護者Kさんの以下のメッセージも読み上げて校長に伝えました。
「子どもの、今年84歳になる祖父は、いまだに皇国臣民の誓詞をそらんじることができます。子どもにつながる多くの者に多大な苦痛をあたえた君が代・日の丸、またその強制には疑問を持っています(国旗・国歌そのものを否定しているのではありません)。子ども一人一人に慎重かつ丁寧な対応を希望します。」
 本日3月8日には、下校するI中学生に『「君が代」って何?』ビラ配布を行いました。要請にどう対応していただいたか、卒業式後聞かせてもらいたいと事前に伝えることで、変化、改善が引き出せないかと思っています。
 結果はまた報告したいと思います。

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