パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

☆ 裁判も正念場!6・20関西生コン「週刊実話裁判」を支援する会結成集会へ

2023年06月14日 | 格差社会

  《『「週刊実話」裁判ニュース』創刊準備号から》
 ☆ 関西生コン潰しの大弾圧許さない!
  権力・資本のお先棒かつぐ「週刊実話」裁判勝利!

 日時)6月20日(火)18:30~
 場所)渋谷区立勤労福祉会館

 ☆ 嘘とデマで捏造された『週刊実話』連載記事
  (2019年2月21日号、2月28日号、3月7日号)

 2019年4月、全日本建設運輸連帯労組関西生コン支部は同年2月~3月にかけて、警察権力のお先棒をかついで「反社会的勢力」連載記事を書いた悪質ジャーナリスト一ノ宮美成と掲載した「日本ジャーナル社」を被告として「名誉設損」で東京地裁に訴状を提出。
 原告は関西生コン支部と武建一氏である。

 悪質レイシスト三品純らの反動的な介入をもはねのけ、原告・弁護団・支援が力を合わせ、関西での刑事公判での反撃と連帯し、裁判闘争を闘っている。
 裁判も13回を数え、今秋にかけて人証申請を準備する正念場に入った。
 そのために、6月20日(火)待望の「関西生コン『週刊実話』裁判を支援する会」を結成することをお知らせし、万障繰り合わせて結集されることを呼びかける。

  【vs週刊実話訴訟】について
 ☆ なぜ「週刊実話」裁判を闘うのか!

東京弁護団 弁護士 大口昭彦

①〈画期的な関西生コン労働運動〉

 関西生コンに対する2018年以来の苛烈な刑事弾圧は、戦後労働運動・刑事司法関係に於いて、未曾有の事態である。
 なにゆえに、このような異常な弾圧が発動されてきているのか。それは、次の2点に対する資本の敵意と、日本社会総体の現象的右傾化に尽きるであろう。

 関生の特長のその(1)は、「純然たる産業別労働組合」「協同組合との一面共闘・一面闘争路線」「統一交渉・統一妥結路線による一般的効力性の追求」という関西生コンの闘争路線の前進が実現されている、その階級性にある。
 その(2)は、日本の労働運動の極端な全体的右領化状況に於いて、突出して上記が貫徹されている、その原則性にある。
 かつて大槻文平日経連会長は、「関生型労働運動」と名指しして、その敵意を露わにしたが、労働者に対する搾取・収奪の抜本的強化によって、その危機を乗り越えようとしている現日本資本主義にとって、上記のような関西生コンの活動は絶対に許容できないものとされているのである。

②〈関生攻撃の意味〉

 こうして、生コン産業に立ちはかろうとするセメント独占資本・大ゼネコンは生コン業界のボスを系列下に置いて、大阪広域協同組合を分断し、上記「(1)」を無にして、むき出しの不当労働行為を全体制化するという、労使関係に於ける原始的独占資本主義に回帰しようとして、瀬戸弘幸らを雇って突撃させつつ、公安警察と共同し一体となって襲いかかってきたのであった。

③〈建交労・共産党の敵対と、週刊実話記事〉

 このような状況に於いて、建交労・共産党の犯罪的敵対性が露わになった。
 すなわち、従前から犯罪的敵対を繰返してきていた建交労は、権力・資本の恫喝の前にいち早く生コン関連6労働組合共闘から脱落したばかりではなく、彼らにすり寄り、その意を受けて自らスピーカーとなって、「関生は労働組合を装った反社集団」「労働争議・団体行動ではなく、恐喝のための脅迫行為云々」などとの、悪意・虚偽の宣伝を展開した。
 本件週刊実話の誹謗記事は、そのような建交労応援のために、その政治的立場を同じくする日共系ライターによって作成されたものなのである。

④〈本件裁判闘争の意義〉

 かかる記事は、もちろん関西生コンに対する名誉毀損である。よって本件訴訟は提起された。しかし、この訴訟の意義は、そのような個別の意義にとどまるものではない。
 それは、「労働法制を防衛し、発展させる」という、更に普遍的な趣旨目的である。憲法28条の精神が具体化された労働組合法に明記された「刑事免責・民事免責」原則は、労働組合活動の生命である。
 しかし、関生弾圧に於いては、この「刑事事件としての違法性はない」「犯罪視してはいけない」という、原則が全く蔑ろにされている。まるで原始資本主義への回帰の如くである。
 建交労・本件記事はまさに、資本・公安警察と口を揃えて、「犯罪だ・犯罪だ」と叫び立てて、生コン労働者を権力に売り渡しているのである。
 これに裁判所までもが同調しているという現実は、ストさえも稀になってしまったという、日本の労働組合の体制内化の現実が刑事司法に反映してきているものである。
 関生弾圧は、資本が夢想する将来の先取り的暴虐であるのである。我々の闘っている本件訴訟は、その実質に於いて、このような労働法制の原則の確認・定着・さらなる発展の実現を追求しているものである。

⑤〈現在の状況〉

 本年3月6日大阪高裁は、全く違法不当な弾圧そのものであった和歌山事件について、完全無罪を宣告した。
 この判決に於いては「関西生コンは産業別労働組合である」との、全く正しい本質を衝いた認定の上に立って、その団体行動性が認定されるという大きな成果が上げられた。
 他方に於いて、全く低レベルの判決も存在してはいるが、しかし、このように関西生コンの真実を真正面から認めた判決も現れてきている。
 我々は、東京の地に於いても、関西生コンの真実を大胆に打出すことによって、このような力強い反転攻勢の一翼を担ってゆきたいと念願しているものである。原告・支援者・弁護団一丸となって、この犯罪的な誹謎記事を粉砕してゆこう!

『「週刊実話」裁判ニュース』創刊準備号(2023年4月16日発行)
関西生コン「週刊実話裁判」を支援する会(準)
連絡先:救援連絡センター ℡:03-3591-1301

 


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