▲ One for all ! All for one ! (20)
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」(ブログアドレスが新しくなりました)・「新芽(germinal)ML」の渡部です。
http://houinet.blogspot.jp/
12月4日に衆院選が告示されました。
6日発表された新聞社などの情勢調査によると、<自民党単独過半数の勢い><民主党激減><維新50前後>などと報じられています。
「脱原発」「脱世襲議員」などはどこ吹く風です。
このままでは日本社会は、右傾化が段階を画して進行し、<貧困とファシズムと戦争>の冬の時代の到来となりそうです。(「冬来たりなば春遠からじ」とも言いますが。)
本日(12月6日)、東京高裁で土肥(元三鷹高校校長)裁判の控訴審がありました。
傍聴者が多く私は入れませんでしたが、土肥さんの「意見書」を頂きました。
それには次のようなことが述べてありました。
「事実は一つなのに、今回の裁判では全ての点において東京都教育委員会(都教委)の主張と私の主張が事実関係において違っています。裁判所ではどちらが正しいのか見抜き、公正な判断をしていただけると信じていました。ところが第1審の東京地裁では都教委の主張をほとんど認め、私が敗訴したのです。しかし証人尋問や意見書陳述書等により都教委の多くの主張が間違っていることが証明されました。」
そして「都教委の主張が間違っている事項」として、
①「職員会議での意向を聞く挙手・採決の禁止」について
②米長氏密告事件と三鷹高校への指導について
③「個別的職務命令」の件について
④指導体験発表会について
⑤非常勤教員不合格問題について
の5点を上げ、都教委の主張の誤りを具体的に指摘しています。
例えば①では次のように述べられています。
「都教委は≪校長は日々の教職員とのコミュニケーションで意向を把握できるはず。土肥校長は教職員とのコミュニケーションがなく、意向を把握できないから、通知の撤回を要求しているのであって、その職務を放棄している土肥は校長の資格はない≫と主張しています。しかし12人の校長のもとで働いたS証人は『全くでたらめ。土肥校長はコミュニケーションをとるのは、ぴか一でした。』と証言し、都教委の主張を全面的に否定したのです。」
いかに都教委が身勝手な論(≪ ≫の部分)を創り出し、事実をねじ曲げているかがわかります。
しかし、地裁はそれでも都教委を支持したのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その後、東京地裁で河原井さん根津さんの「君が代」裁判がありました。
・2007年3月(河原井さん3か月停職、根津さん6か月停職)
・2008年3月( 〃 6か月停職、 〃 6か月停職)
・2009年3月( 〃 6か月停職、 〃 6か月停職)
に関する裁判でした。
本日は準備書面のやり取りでしたが、原告側の弁護士が、11月7日に出された高裁判決が「教育について述べている」として、以下のように述べました。
「この判決は旭川学テ判決を背景に書かれたものであり、国民の間でも意見が分かれている問題についてどう教えるかが問題なのだ。自分で物を考えることができる人間に育てるのかどうかだ。思想良心の自由が大事だ。不起立して処分されれば、子どもたちに対して萎縮効果を生む。これは大きな問題だ。学テ判決では、詳細すぎる介入はダメだと言っている。また、一方的な教育もダメだと言っている。都教委のやっていることは教育の自由、不当な支配に抵触するものだ。」
こちらの裁判も傍聴席はほぼ満員でした。
次回は、2月4日(月)11:30~ 527号室 です。
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この「One for All ! All for one !」のメールは、この春の東京都の入学式でたった一人の被処分者になった田中聡史さんの闘いを支援し、処分を食い止めるためのものです。
今回の判決は田中さんにも有利に働くと思います。
なお、「河原井さん・根津さんらの『君が代』解雇をさせない会」では、9月21日の「朝日新聞」でも大きく紹介された≪国旗に一礼しない村長≫(長野県中川村村長・曽我逸郎)さんを迎えて、集会を開くことになりました。
<日時> 2013年1月26日(土)13:30~
<場所> 国分寺労政会館 第5会議室
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
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6日発表された新聞社などの情勢調査によると、<自民党単独過半数の勢い><民主党激減><維新50前後>などと報じられています。
「脱原発」「脱世襲議員」などはどこ吹く風です。
このままでは日本社会は、右傾化が段階を画して進行し、<貧困とファシズムと戦争>の冬の時代の到来となりそうです。(「冬来たりなば春遠からじ」とも言いますが。)
本日(12月6日)、東京高裁で土肥(元三鷹高校校長)裁判の控訴審がありました。
傍聴者が多く私は入れませんでしたが、土肥さんの「意見書」を頂きました。
それには次のようなことが述べてありました。
「事実は一つなのに、今回の裁判では全ての点において東京都教育委員会(都教委)の主張と私の主張が事実関係において違っています。裁判所ではどちらが正しいのか見抜き、公正な判断をしていただけると信じていました。ところが第1審の東京地裁では都教委の主張をほとんど認め、私が敗訴したのです。しかし証人尋問や意見書陳述書等により都教委の多くの主張が間違っていることが証明されました。」
そして「都教委の主張が間違っている事項」として、
①「職員会議での意向を聞く挙手・採決の禁止」について
②米長氏密告事件と三鷹高校への指導について
③「個別的職務命令」の件について
④指導体験発表会について
⑤非常勤教員不合格問題について
の5点を上げ、都教委の主張の誤りを具体的に指摘しています。
例えば①では次のように述べられています。
「都教委は≪校長は日々の教職員とのコミュニケーションで意向を把握できるはず。土肥校長は教職員とのコミュニケーションがなく、意向を把握できないから、通知の撤回を要求しているのであって、その職務を放棄している土肥は校長の資格はない≫と主張しています。しかし12人の校長のもとで働いたS証人は『全くでたらめ。土肥校長はコミュニケーションをとるのは、ぴか一でした。』と証言し、都教委の主張を全面的に否定したのです。」
いかに都教委が身勝手な論(≪ ≫の部分)を創り出し、事実をねじ曲げているかがわかります。
しかし、地裁はそれでも都教委を支持したのです。
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その後、東京地裁で河原井さん根津さんの「君が代」裁判がありました。
・2007年3月(河原井さん3か月停職、根津さん6か月停職)
・2008年3月( 〃 6か月停職、 〃 6か月停職)
・2009年3月( 〃 6か月停職、 〃 6か月停職)
に関する裁判でした。
本日は準備書面のやり取りでしたが、原告側の弁護士が、11月7日に出された高裁判決が「教育について述べている」として、以下のように述べました。
「この判決は旭川学テ判決を背景に書かれたものであり、国民の間でも意見が分かれている問題についてどう教えるかが問題なのだ。自分で物を考えることができる人間に育てるのかどうかだ。思想良心の自由が大事だ。不起立して処分されれば、子どもたちに対して萎縮効果を生む。これは大きな問題だ。学テ判決では、詳細すぎる介入はダメだと言っている。また、一方的な教育もダメだと言っている。都教委のやっていることは教育の自由、不当な支配に抵触するものだ。」
こちらの裁判も傍聴席はほぼ満員でした。
次回は、2月4日(月)11:30~ 527号室 です。
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この「One for All ! All for one !」のメールは、この春の東京都の入学式でたった一人の被処分者になった田中聡史さんの闘いを支援し、処分を食い止めるためのものです。
今回の判決は田中さんにも有利に働くと思います。
なお、「河原井さん・根津さんらの『君が代』解雇をさせない会」では、9月21日の「朝日新聞」でも大きく紹介された≪国旗に一礼しない村長≫(長野県中川村村長・曽我逸郎)さんを迎えて、集会を開くことになりました。
<日時> 2013年1月26日(土)13:30~
<場所> 国分寺労政会館 第5会議室
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