▲ One for all ! All for one ! (31)
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽(germinal)ML」の渡部です。
本日(3月2日)の卒業式チラシ撒きの報告が入ってきています。
一つは、根津公子さんからです。(すでにいくつかのメールに流れていますが、ここには学ぶべき内容があると思いますので、最初に紹介します。重複ご容赦)
<G高校>
G高校の卒業式に参列する卒業生と保護者、教員に向け、「ご卒業おめでとうございます」とのタイトルがぱっと目につくチラシを手渡した。私たちは2人。
7時半から始め10分ほど経った頃、副校長がやってきて、挨拶に続けて「よろしくお願いします」と言った。
「よろしく、とおっしゃるのは、どうよろしく、ですか」と訊くと、「生徒の迷惑にならないようにということです」と副校長。「もちろん、心がけています」と返すと、副校長は頭をやや下げ、戻っていった。
さらに10分経った頃、校長が出勤してきた。「また、いらっしゃいましたね。生徒によろしくお願いします」とおっしゃる。
私はまた、同じことを聞くことになった。「どう、よろしく、ですか」。
校長は、「晴れの門出ですので、生徒に動揺を与えないよう、配布はしないでください」と言った。
「生徒に動揺を与えるというならば、それをしているのは都教委です。今朝は、生徒に手渡すために来ています。チラシで動揺はしません。」と答えると、それ以上は言わずに、中に入って行った。
ここでは昨年も今年も、生徒、保護者とも受け取りがいい。
私たちは生徒たちには、卒業おめでとうございます」の他に、「『日の丸・君が代』の強制に反対しています。読んでみてね」などと声をかけながら、手渡した。
6人でおしゃべりしながらやってきた生徒たちに声をかけると、「私たちの先生も反対しています。(「日の丸・君が代」のこと)授業で習いました」と一人が返してくれた。
そこで、「私も教員をしていたの。私も授業で話してきたわ。この学校で、授業で話されたのは、誰かな」と投げ返すと、「○○先生」。他の生徒も、「うんうん」と。
「やっぱり。だと思ったわ」と私たちは答え、「私は「君が代」起立をしなくて、何年も学校に来るな、給料やらない、という処分を受け続けたの」と言うと、皆目を丸くして、「そんなのひどい!」。
調子に乗ってか何だか、「私が『日の丸・君が代』の強制に反対するのはね」とひとしきり立ち話をした。「授業を聞いたみたい」と生徒。
その後、写真を撮ってあげて、見送った。
髪の毛を整えた男子生徒たちも、「ありがとうございます」とことばに出して受け取って行った。
250枚くらい用意していったが、式の始まる30分前にはチラシはなくなってしまった(卒業生は190人ということだった)。
差し出すチラシが風にあおられるほど風が強く、寒かったけれど、心を温かくしてもらえたチラシ配りだった。
「日の丸・君が代」及びその強制が何なのか、私はどう考えるかを、生徒たちに話し、投げかける教員が学校に一人でもいれば、生徒は考えようとすることが、ここでも証明された。
戦前・戦中と同じように、子どもたちが国家の色に染まるのは第一に教員たちの沈黙によることを、教員には厳しく問うてもらいたい。
「沈黙は加担すること。いじめに沈黙することはいじめに加担すること」と、教員たちは生徒に言ってきたはずなのに、どうして自身のことになると、見えないのだろうか。
真摯にご自身と向き合おうよ。
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以下は他のチラシ撒き報告です。
二番目の<F高校>の教員たち(ヤクザのような言い草で、警察も呼んでいる)は、自分たちが何をやっているのか分かっていないようです。
<S高校>
卒業式はS学園という小中一貫校の体育館で行われた。(新田高校の体育館が建て替え中のため)
生徒は高校から、列をなして来た。まあまあ受け取った。
生徒は明るい感じ。保護者はだいたい受け取ったる
校長が来て言う。「今日は他のところを借りてのことなので……(やめてほしいといいたげ)。
警備の教員が「敷地内に入らないよう……入校者のじゃまになるので、もっとむこうでやってもらいたい」
教職員の受け取りはあまりよくなかった。
<F高校>
教職員の受け取りは3分の2くらいか。
生徒の受け取りも、保護者のうけとりもまあまあ。
200枚くらい撒く。
出勤してきた副校長が「生徒にはまかないでください」(生徒にまくのです。)「撒かないでください。」
しばらくしたら、また副校長がきて、「自転車の生徒には配らないでください。あぶないから」
私「気をつけてやっています。」
副「あぶないですから、けがでもしたらどうするんですか」「ビラ撒きをやめてください」という。
私「ビラ撒きにきたんですから、やめるわけにはいきませんよ」
するとすぐ後に、別の教員が、青のポリのゴミ箱をもって来て、門から入ったところに置いた。
ちょうどチラシを受け取って入ってきた生徒から、チラシをとってその中に入れた。
当方「先生それはないでしょう。そんなことすべきではないでしょう。」
先生「うちの生徒は読まないでそこいらへんに捨てるから。ちらかるので」
私「生徒が捨てるのは自由だけど、そこらへんといったって、あちこちに投げ捨ててるわけじゃないでしょ。ゴミ箱に捨てるでしょ。だからそんなことしなくていいんですよ」
その教員は黙っていたが、今度は矛先をかえて、つづけて、「門の前ひろく開けて。交通のじゃまになるから」といって歩道に出張ってきた。
私「別にじゃまになんかなりませんよ。」
先生「邪魔になるよ。どかないんだったら警察にいう」と言って、ケイタイをポケットから出しながら校舎の中に入っていった。」
そうしたら、別の警備の腕章をつけた教員が「じゃまなんだよ。警備が言ってるんだ。思想信条の自由はあるけれど、ここ(校門前の歩道)をあけて。俺だって、「日の丸・君が代」反対だよ。味方を敵にしてどうする。俺は都高教の組合員だ」
私「別に交通を妨げているわけではないでしょう」「そんなことをいう学校はないよ」
その後、何事もなくビラ撒きを続けた。
と、学校関係者とは思えないジャンパーを着た2人が門の中に入っていた。
9時20分頃か? 門から出てきた。
そのとき、別の警備(腕章はつけてない)の教員が、「早く帰れよ」とか言っている。
きくと、警察だった。
2人は門から出て、しばらくこちらの様子を見ていた。
私「どうして警察がきたんですか。学校から通報があってきたんですか。」
警察「そうだ」
私「何しにきたんですか。取り締まれって言われてきたんですか。逮捕でもしようっていうんですか。逮捕するならして下さい」
警察「何者かわからないから、様子を見に来たんだ」
私「何者かわからないったって、名前が入ったチラシをまいているんだから」
警察はそれ以上は言わず、しばらくいたが帰った。
歩道で撒いていて、じゃまだからといって、警察に通報するとは。しかも、警察を校門のなかに入れるとは。このごろはそういう学校はない。
チラシは200枚くらいまく。
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この「One for All ! All for one !」のメールは、この春の東京都の入学式でたった一人の被処分者になった田中聡史さんの闘いを支援し、処分を食い止めるためのものです。
11月7日の東京高裁判決は田中さんにも有利に働くと思います。
(第二次安倍内閣の右翼反動ぶりが気になりますが)
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
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・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽(germinal)ML」の渡部です。
本日(3月2日)の卒業式チラシ撒きの報告が入ってきています。
一つは、根津公子さんからです。(すでにいくつかのメールに流れていますが、ここには学ぶべき内容があると思いますので、最初に紹介します。重複ご容赦)
<G高校>
G高校の卒業式に参列する卒業生と保護者、教員に向け、「ご卒業おめでとうございます」とのタイトルがぱっと目につくチラシを手渡した。私たちは2人。
7時半から始め10分ほど経った頃、副校長がやってきて、挨拶に続けて「よろしくお願いします」と言った。
「よろしく、とおっしゃるのは、どうよろしく、ですか」と訊くと、「生徒の迷惑にならないようにということです」と副校長。「もちろん、心がけています」と返すと、副校長は頭をやや下げ、戻っていった。
さらに10分経った頃、校長が出勤してきた。「また、いらっしゃいましたね。生徒によろしくお願いします」とおっしゃる。
私はまた、同じことを聞くことになった。「どう、よろしく、ですか」。
校長は、「晴れの門出ですので、生徒に動揺を与えないよう、配布はしないでください」と言った。
「生徒に動揺を与えるというならば、それをしているのは都教委です。今朝は、生徒に手渡すために来ています。チラシで動揺はしません。」と答えると、それ以上は言わずに、中に入って行った。
ここでは昨年も今年も、生徒、保護者とも受け取りがいい。
私たちは生徒たちには、卒業おめでとうございます」の他に、「『日の丸・君が代』の強制に反対しています。読んでみてね」などと声をかけながら、手渡した。
6人でおしゃべりしながらやってきた生徒たちに声をかけると、「私たちの先生も反対しています。(「日の丸・君が代」のこと)授業で習いました」と一人が返してくれた。
そこで、「私も教員をしていたの。私も授業で話してきたわ。この学校で、授業で話されたのは、誰かな」と投げ返すと、「○○先生」。他の生徒も、「うんうん」と。
「やっぱり。だと思ったわ」と私たちは答え、「私は「君が代」起立をしなくて、何年も学校に来るな、給料やらない、という処分を受け続けたの」と言うと、皆目を丸くして、「そんなのひどい!」。
調子に乗ってか何だか、「私が『日の丸・君が代』の強制に反対するのはね」とひとしきり立ち話をした。「授業を聞いたみたい」と生徒。
その後、写真を撮ってあげて、見送った。
髪の毛を整えた男子生徒たちも、「ありがとうございます」とことばに出して受け取って行った。
250枚くらい用意していったが、式の始まる30分前にはチラシはなくなってしまった(卒業生は190人ということだった)。
差し出すチラシが風にあおられるほど風が強く、寒かったけれど、心を温かくしてもらえたチラシ配りだった。
「日の丸・君が代」及びその強制が何なのか、私はどう考えるかを、生徒たちに話し、投げかける教員が学校に一人でもいれば、生徒は考えようとすることが、ここでも証明された。
戦前・戦中と同じように、子どもたちが国家の色に染まるのは第一に教員たちの沈黙によることを、教員には厳しく問うてもらいたい。
「沈黙は加担すること。いじめに沈黙することはいじめに加担すること」と、教員たちは生徒に言ってきたはずなのに、どうして自身のことになると、見えないのだろうか。
真摯にご自身と向き合おうよ。
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以下は他のチラシ撒き報告です。
二番目の<F高校>の教員たち(ヤクザのような言い草で、警察も呼んでいる)は、自分たちが何をやっているのか分かっていないようです。
<S高校>
卒業式はS学園という小中一貫校の体育館で行われた。(新田高校の体育館が建て替え中のため)
生徒は高校から、列をなして来た。まあまあ受け取った。
生徒は明るい感じ。保護者はだいたい受け取ったる
校長が来て言う。「今日は他のところを借りてのことなので……(やめてほしいといいたげ)。
警備の教員が「敷地内に入らないよう……入校者のじゃまになるので、もっとむこうでやってもらいたい」
教職員の受け取りはあまりよくなかった。
<F高校>
教職員の受け取りは3分の2くらいか。
生徒の受け取りも、保護者のうけとりもまあまあ。
200枚くらい撒く。
出勤してきた副校長が「生徒にはまかないでください」(生徒にまくのです。)「撒かないでください。」
しばらくしたら、また副校長がきて、「自転車の生徒には配らないでください。あぶないから」
私「気をつけてやっています。」
副「あぶないですから、けがでもしたらどうするんですか」「ビラ撒きをやめてください」という。
私「ビラ撒きにきたんですから、やめるわけにはいきませんよ」
するとすぐ後に、別の教員が、青のポリのゴミ箱をもって来て、門から入ったところに置いた。
ちょうどチラシを受け取って入ってきた生徒から、チラシをとってその中に入れた。
当方「先生それはないでしょう。そんなことすべきではないでしょう。」
先生「うちの生徒は読まないでそこいらへんに捨てるから。ちらかるので」
私「生徒が捨てるのは自由だけど、そこらへんといったって、あちこちに投げ捨ててるわけじゃないでしょ。ゴミ箱に捨てるでしょ。だからそんなことしなくていいんですよ」
その教員は黙っていたが、今度は矛先をかえて、つづけて、「門の前ひろく開けて。交通のじゃまになるから」といって歩道に出張ってきた。
私「別にじゃまになんかなりませんよ。」
先生「邪魔になるよ。どかないんだったら警察にいう」と言って、ケイタイをポケットから出しながら校舎の中に入っていった。」
そうしたら、別の警備の腕章をつけた教員が「じゃまなんだよ。警備が言ってるんだ。思想信条の自由はあるけれど、ここ(校門前の歩道)をあけて。俺だって、「日の丸・君が代」反対だよ。味方を敵にしてどうする。俺は都高教の組合員だ」
私「別に交通を妨げているわけではないでしょう」「そんなことをいう学校はないよ」
その後、何事もなくビラ撒きを続けた。
と、学校関係者とは思えないジャンパーを着た2人が門の中に入っていた。
9時20分頃か? 門から出てきた。
そのとき、別の警備(腕章はつけてない)の教員が、「早く帰れよ」とか言っている。
きくと、警察だった。
2人は門から出て、しばらくこちらの様子を見ていた。
私「どうして警察がきたんですか。学校から通報があってきたんですか。」
警察「そうだ」
私「何しにきたんですか。取り締まれって言われてきたんですか。逮捕でもしようっていうんですか。逮捕するならして下さい」
警察「何者かわからないから、様子を見に来たんだ」
私「何者かわからないったって、名前が入ったチラシをまいているんだから」
警察はそれ以上は言わず、しばらくいたが帰った。
歩道で撒いていて、じゃまだからといって、警察に通報するとは。しかも、警察を校門のなかに入れるとは。このごろはそういう学校はない。
チラシは200枚くらいまく。
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この「One for All ! All for one !」のメールは、この春の東京都の入学式でたった一人の被処分者になった田中聡史さんの闘いを支援し、処分を食い止めるためのものです。
11月7日の東京高裁判決は田中さんにも有利に働くと思います。
(第二次安倍内閣の右翼反動ぶりが気になりますが)
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