■ 過酷 自治体ワーキングプア
東京都の荒川区を皮切りに広がり始めた自治体非常勤職員の昇給制度に、総務省が「雇用の継続化につながりかねない」と難色を示している。年収二百万円余りの非常勤職員らがワーキングブア脱出の糸口にと期待をかけている制度だけに「格差を固定する仕打ち」と批判の声が集まる。
華々しく始まった自民党の総裁選。「うなるほど金がある」と吹聴する候補者らは、これほどまでに追い詰めら . . . 本文を読む
以下、許可を得ましたので、8日の裁判に対する古野さんの傍聴記をご紹介します。
<増田都子さん「都教委糾弾・不当免職撤回裁判」傍聴記>
古野恭代
9月8日東京地裁で行なわれた、増田都子さんの「都教委糾弾・不当免職撤回裁判」を傍聴した。尋問を受けたのは、当時、教育庁指導部義務教育心身障害教育指導課長だった大江氏と、同じ教育庁人事部職員課係長の樋川氏だった。弁護士とのやりとりは、「糾弾」にふさわし . . . 本文を読む
◆ 派遣法改正の課題 下
「取り換えられる」不安
ジャーナりスト 北健一
「頭がしめつけられるように痛い」。トヨタ系自動車部品メーカー・ジェコーで働く安田美貴さん(仮名、28)は、体調不良に苦しんでいる。
日研総業からジェコーに送り込まれて8年、夜勤専属でエンジンの温度センサーを組み立ててきた。頭痛のほか生理不順も続くが、MRIでも内視鏡でも「異常なし」。不眠や胃炎にも悩む。
正社員が嫌 . . . 本文を読む