ニュースなどで今年の福島県の相馬野馬追いを見て、去年の状況から比べればかなりの成功の様子に本当に安心した。
個人的には何しろ生まれ育ったのが中山法華経寺と中山競馬場の中間くらいに位置する若宮というところだったから、子供のころは競馬場のお馬さんを見慣れていたもので、馬という動物の美しさ、格好よさが今でも大好きなのだ。
若宮も本来昔々は中山法華経寺の富木常忍の領地だった土地で、先祖代々鎌倉時代から法華経寺に縁があると聞いていた。歴史好きだった亡父は、先祖は主君の富木常忍の乗った馬を引いて一緒に歩いていたかもしれないなどと話して聞かせてくれたものだった。
鎌倉時代は市川市から鎌倉までの交通機関は船と馬だったことも聞いた。馬という動物は古来重要な家畜だったのだ。そんな話を親に聞いて育っているからなおのこと今でも馬が好きだ。
そして、現在住んでいる杉並区は数年前から福島県の相馬と交流があり、原発事故のもっと前から、時々イベントもあって相馬の野馬追いも知っていた。去年のあの事故では本当に大変なことになってしまったわけだが、それでも今年は野馬追いも何とか復活して本当によかった。
福島関係は日経新聞がご縁で知り合った方々のことも、カトリック教会のご縁の関係者の方々のこともあって、まったくの他人事などとは断然思えないのだ。だから関係者のいる浪江やきそばの今後もやはり気がかりなのだが、とにかくまずは地域の伝統行事が復活したことの意味は大きいと思う。
考え方がすべて一致するわけではないが、相馬野馬追いと杉並区のかかわりを紹介する記事が載っているので、この方のブログを紹介しておきたい。
http://blog.livedoor.jp/shugiin08846/archives/51997909.html
済みませんけど、政治的な賛成、反対はここでは脇において相馬のために、また福島のために読んでいただけたらと思っております。