こんにちは~、マリーで~す。
うちのおばはんは先週、口の中の手術をしてからどうも調子がよくないのよねえ。やっぱりさあ、ちゃんとした食事ができないのってよくないみたいね。今朝も、なんか夕べ油断したんじゃないの、起きたら喉が痛いの、だるいのって、典型的な夏風邪の症状じゃない。お薬飲んだから熱はおさまってるけど、暑いからって油断するといつもおんなじなんだからどうしようもないんだわさ。
だけど、ようやく明日は抜糸だし、やわらかいものなら普通に食べられるようになるって当人喜んでるわよ。前歯が使えないと食べ物が噛み切れなくて食べるのも一苦労だったんだもんね。こういう時はさ、お箸よりナイフとフォークのほうが少しは便利みたいなのよ。
今朝もたくさんいろんなニュースがありすぎて、陰に隠れちゃったけど三笠宮様の心臓手術、うまくいってよかったわよね。なんたって今の皇室の最長老の方だし、こんな状況では大変なことになっちゃうもん。お前なんかが余計なことを言うなって? そりゃそうだけどさ。
気の毒なのは勤務中の移動で、首都高の事故で亡くなったり大怪我をした東京税関の方たち、まったく一寸先は闇ってほんとよね。それに見るのも気分が悪くなるような、生徒がいじめで自殺しちゃった中学校にとうとう警察の捜査が入った件だとか、事件の山盛りよ。
ほんでもって現在進行形の大雨のニュース。九州のほうでは、これまでに経験ないような雨って、いったいどんだけの大雨なの。うちのおばはんが子供の頃は日本のあちこちで台風になると大水が出て家が流されたり沢山の人が亡くなってたらしいのよ。最近はそんなにひどいことにはなりにくくなったんだと思っていたのに。
昔、ある神父様が人間の文化と文明の進歩でこれからもどんどん良い時代になっていきますっておっしゃってたの。戦後間も無い日本を見ていた方にはそう思えたんだと思うのよね。だけど文化と文明は確かに素晴らしく発展してきたけど、毎日のニュースを見ていると人間の心は全然変わらないというか、悪いほうに進んでいるような気がしてきちゃうのよねえ。
夕べのNHKテレビの歴史秘話ヒストリアでもって、うちのおばはんにつきあって一緒に、戦国時代の末期から江戸時代の初めにあったキリシタン弾圧のことや、その後、明治に入るまで二百数十年、ひっそりと隠れてキリスト教の信仰を守ってきた長崎の信者の人たちの話を見たの。このところさあ、あの人、都内に残ってるキリシタン殉教の跡地を見に行ったり、あの時代の戦国武将で最後はフィリピンに流されて向こうで亡くなった高山右近の話なんかも結構本で読んでるから、夕べの番組も見たのね。テレビ持って無いんじゃないかって? だからさあ、あたしのワンセグで見るのよ。あたしはあの人の必要なことはたいていお手伝いできるのよ。
そんでもってあの人、昔の人の信仰は今のこんな時代じゃ望めないなあって言ってたの。それはそうだけどさ、それでも本物だけは残るんじゃないの。何が本物かは難しいけど、いくら文化と文明が進歩しても死なない人っていないもんね。最後に残るものこそ本物でしょう。今の時代は今の時代なりに生きている間は頑張るしかないんじゃないのかな。あたしはそう思うんだわさ。
あの人、もう一度解熱剤飲まないとだめになってきたみたいだから、もうこのへんでやめとくわね。
ほんじゃまたね。