聖イグナチオの九日間の祈り

2012-07-24 21:08:36 | インポート
エットねぇ、古くなってきて部品が磨り減ってきた状態ってことらしいの、今のうちのおばはん。

マリーで~す。ついさっき、帰ってきたとこよ。午前中はおばはんのお供をして荻窪病院てとこに行ったのよ。歩いてバス停2駅くらいの距離だったわ。阿佐ヶ谷北に住んでいたときのアパートから河北病院までよりもうちょっと歩くかなって感じ。でもそんなに遠くないわよ。中央大付属の子達なんて毎日ここと駅を往復してるもんね。病院のすぐ近くが有名な今川氏の観泉寺や中央大の付属校だし、静かないい場所だったのにはびっくりよ。

だけど今日は脊椎の専門医の先生はお休みの日だったの。それでもとにかく書類やレントゲン写真を渡してほかの先生に受診して、今の状況を話して、何ができるか聞いたのね。そしたら、加齢で軟骨が磨り減ったり、腰や背骨の管狭窄が起きてくるのは対策がないんですってよ。とにかく、軽いうちは痛み止めで、どうしようもなくなったらその時は手術ってことみたい。

うちのおばはんの程度ならまだまだ痛み止めを飲んだり、塗ったりで抑えられるから抑えてって、これまでと同じ対策しかないんですってさ。あの人、今度そのうちもう一度、専門医のいる時に行って、前に東京衛生病院では、かかとの軟骨も怪しいから重いものはなるべく減らすようにとか言われたけど、その辺をもっと詳しく聞いておきたいって言ってみるって言ってるけどどうなのかしら。ちゃんと説明してくれる先生だといいけどさあ。そのへん、よくわかんないんだわ。

とにかく、今の状態は古くなって部品が磨り減ってきた機械みたいなものね。とりあえず、昔みたいにちゃっちゃとスムーズに動かせるってわけにはいかないけど、だましだまし、何とかかんとか動かして使っていくしかないってわけよ。まだまだ部品交換には間があるから、無理せずだましだましが肝心なのよねえ。

それにしても今日のはなしでは荻窪病院も急性期のケース中心で、慢性の患者はほかのクリニックとかに改めて紹介するっていってたわよ。おばはんみたいな生活状況だと、命に関らない整形外科などで個人医院で診療をうけるのは、今のままだとすごく不利な治療しか受けられなくなるんだけど、そのへんどうなるのかしら。四ツ谷の上の人たちそんなの考えたこともないんじゃないの。困っちゃうわ。

それでもお薬3か月分は出たからその間に今後のことをまた考えるしかなさそうね。年をとってだんだん古道具化してきたうちのおばはんだけど、それでもやっぱりあの人にはあの人にしか出来ないってものもあると思うのよねえ。それなりになんとかなるような気がするんだわさ。心配ばかりしてたってしかたないもん。

てなわけで、帰りはバスに乗って荻窪に行ってそこからJRで四ツ谷に行ったの。今月来月はほんとにお金ないから、やたらに出歩きたくないんだけど、やっぱりなるべく行けるときには教会に行かないとさ、あの人だって良い考えも浮かんでこないしね。

それで今日は久しぶりにお昼のミサで聖イグナチオの九日間の祈りを唱えたのよ。ねえ、考えたことあるかしら?中学や高校の歴史の時間に登場したイグナチウス・ロヨラやフランシスコ・ザビエルって、カトリック教会の近代の大聖人や宣教の守護聖人なのよね。聖人なんて千年も昔の人だろうとかって思っていたらとんでもない。つい最近までテレビにもよく登場した有名な人もいれば、教科書に登場する歴史上の有名人だっているんだわ。カトリック教会ってほんとにすごいもんよ。

うちのおばはんも、聖イグナチオの九日間の祈りをとなえたら、それはカトリック教会に文句や不平不満がないわけじゃないけど、カトリック教会の時間も空間も越えた広くて大きい全体像にちょっぴり思いがいって、やっぱりすごいなあって思っちゃったのね。

ほんでもって、文句を言うよりここは好物の甘いお菓子と回転寿司を自分に解禁することにして、機嫌も直っておうちに帰ってきたの。まあ、足腰や背中の痛みはこれから一生ついてくるんだと思うし、今から心配しすぎても本当にしゃあないわ、だわよ。

今日の話はこんなとこよ。ほんじゃまたね。

おまけ)

 フェイスブックにあの人、引田部の赤猪子のことを引用して自分の消えた30数年を愚痴ってるけど、大体さあ、今時によ、引田部の赤猪子なんて言ってもピンとくる人なんてそんなにいやしないんじゃないの。やっぱり中古品よねえ、うちのおばはん。まあ、愚痴って気分も切り替えがついたみたいだからいいけどさ。まったくしょうのないおばはんなんだわさ。

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