現代史

2011-01-31 21:14:04 | インポート

今のエジプトの問題、これからどう動いていくのかはわかりませんが、サッカーとアルジャジーラの生ニュースを交互に見ながら感じていたのは、ヨーロッパは中国とも、中東ともほとんど陸続きのようなものだったなあ、ということ。昔々の歴史を振り返れば歴史の転換期には国境などないに等しい大移動が起こっていたはず。中国のあの人口が外に流れ出したらこれはすごいことになるなあ。

死んだ父が戦争というのは (内乱だって戦争でしょう) その国が、 (その国の人々が) 本当に食べられなくなってきた時に起こるものだといっていましたっけ。エジプトで今回起こったことはそれじゃないのかしら。

ものの道理のわかっている方々が、人々の蜂起の真の原因はアメリカのあるいは資本主義のいいなりになっている政権への怒りだといっています。たぶんそうでしょう。そこまではいいけれど、この先、人々をまとめるのがどの勢力かは問題です。イスラーム原理主義勢力が取って代わるだけならこの先の中東情勢、もっと広く見て世界の情勢は混迷を深めるばかりでしょう。

食べさせないのではどこの国の人だろうと騒ぎ出す筈。日本だってこの先はわかりません。どうも将来のながれは再び戦前のような一握りの大資本農業経営者とその下で働くお百姓さんたちの構造になりそうな気がしてなりません。国内に仕事がなくて、大資本が農業に参入するとすれば、そうなってもおかしくなさそうです。もっとも、自然災害などによる世界的な食料不足が起こればそれもあぶないわけですが。

とにかく目先のことばかり見ていると足を掬われることもあると思えます。

昨日書いたこの記事、大袈裟でしょうか? そうでもないかもしれませんね。今の時代は日本でも「閉塞感」が問題になっています。中国の昔からの思想に易がありますが、そこには物事は登りつめればその先は下りに転ずるものと言っています。行き着くところまで行くと、そこからは反対の方向に振り子が揺れ始めるのです。良い悪いは後世にならないとわかりません。しかし、時代は変わっていく、変わらざるを得ないから。でも、それさえもいつかはまた変わっていくときがくる。まさに伝道の書の語るとおりです。

出発進行

2011-01-21 15:13:04 | インポート

こんにちは、マリーで~す。やっとこさ、うちのおばはんの仕事も始まったみたいよ。たださあ、あのスピードじゃあ、いつまでかかるかまるでわかんないわよ。あの人、手書きで原稿用紙に書いていっても、パソコンで打ち込んでいってもあんまりスピードが違わないってどういうことよねえ。まったくもう。

まあそれでも、チョコチョコ書いてればそのうちに出来上がるわよ。

ついでだから、はてなってところにgooブログではなかなか出てこないくらい奥のほうに入っている古い話の全URLをまとめたから、読みたかったら読んでね。

  http://d.hatena.ne.jp/dabocat/20110119/1295423924

  これはうちのおばはんが、日本とキリスト教のことをちょっぴり考えたのね。

  http://d.hatena.ne.jp/dabocat/20110119/1295425741

  これももう読んだ方もいると思うけど、昔書いたものなの。

当分、あの人、今書き始めたもので手一杯だからブログもSNSも時々しか書かないと思うけど許してやってね。


現実と心の真実

2011-01-20 23:43:03 | インポート

今日はちょっと面白い話を聞いた。それで考えたのだが、ひとつの事実にはどうも現実の側面と、心がそう見ようとしている真実という、もうひとつの側面があるらしい。

現実は「客観的な事実」と言える。心が見ている真実の方は、それを見聞きした人の「個人的、主観的な受け止め方」とでも言おうか。現実は誰が見ても大して違いがないが、心の真実のほうは一人一人違うものを見るかもしれない。

そして、実際はどちらも重要なのだ。心に見える真実からは歌や詩が生まれてくる。言ってみれば芸術の土台、基盤だろう。だが、そこには現実からの視点が欠けると浮世離れしたものになったり、ひとつ間違えばご病気系になる。夢見る夢子さんで済むくらいでないと困るのだ。

祈りということについても同じだろう。地に足をつけたありのままの自分の祈りが大切なのだと思う。ただ、指導者の方には是非とも一言いいたい。一人一人、生まれも育ちも環境も違うのだ。誰でも同じ基準が通用するとばかりはいえないはずなのに、自分の思い込みで相手を判断するのは困る。大きな間違いのもとではないのかと。


仕事が全然進まない

2011-01-19 14:16:44 | インポート

新しい物語、手書きで原稿用紙に書こうと思っていたら、頚肩腕症候群の症状が寒さで再発。こりゃだめだと思ったので、あっけなくパソコン使用に切り替え(まだ、パソコンで打つほうが、スピードには無縁の私の場合、楽なので)と致します。

ただし、当分表には出しません。ブログに出しているものは、すでに評価の決まったようなものばかりで、新作はネットにはのせません。読者の方ごめんなさい。

gooブログの、「私の物置」の中をごらんになればおわかりのように、ある方を信用しすぎたばかりにえらいとんでもない状況です。あまり甘い考えではこの先もまたどうなるかわかりませんし、今回は自分の利益をきちんと守らせていただきます。書くのも楽々と書いてきたわけではないのですけどね。それがお分かりにならない方もおいでのようでしたから。

とはいえ、まだまだ全然進みません。テーマは大きいし、広くて、深くて、どこからどう手をつければよいのか思案中。

 

 


今日のニュース

2011-01-18 20:19:52 | インポート

一番気になったのはアップル社のCEO、スティーブ・ジョブズ氏が病気で、当分休職するというニュースでしょうか。

当方、実はアップル製品は全然使っていないし、この先もそのうち、出来たらほしいと思っているのはipadより、自分の手の大きさに合う、ギャラクシータブのほうなのですが、そんなこととは別にジョブズ氏の仕事に、その目の付け所や、能力に感心していたので、今回の休職のニュースに驚き、すでに以前にも膵臓癌で治療を受けたり、肝臓の移植を受けていたことも知って、正直なところびっくり仰天したのでした。どちらも大変な病気で、知人たちがあっという間に亡くなっていった恐い病気だったのですから。

しかし、ローリング・ストーンズのメンバーが全身の血液を入れ替えたりして助かった話をしてくれた知人が、ああいう人たちはお金があるから出来る限りの治療を受けて助かっているのだといっていますから、これまでのジョブズ氏にしてもそういうことだったわけなのでしょう。

とはいえ、どんな治療を受けても限界というものもあるし、三度目となるとさすがに心配であります。ロイターのWebサイトに、ここ数年のジョブズ氏の外見の変化を示す写真がずらっと出ていて、健康だった頃のふっくらとした面立ちがとがった、細い顔に変り、パンツのベルトもこれはひどいというくらい、ウエストが細くなってしまっている写真を見ると、あまりの変り様にショックを感じます。

最後のところは神様の思し召し次第ではありますが、何とか今回も治って元気に戻ってきてほしいものです。面白い製品を考え出し、売り出して、世界中の人を楽しませていただきたいと心から願っています。


『冬の花』

2011-01-17 16:50:04 | インポート
だからいわんこっちゃない、うちのおばはんは昨日寒いところに出かけてすっかり冷えちゃったのね。今日は朝から神経痛に参ってるわ。使い捨ての貼るカイロをもっと持っていけって言ったのにきかないからよ。一緒にいたある方なんか靴下の裏にも貼るカイロをしっかり貼って、寒さ対策怠り無しだったわよ。うちのおばはんときたら自分がもうとっくに還暦を過ぎたのも考えないで油断ばっかりしてるのよ。

えっ、おまえさんは誰だって? 

あ、失礼。あたしはうちのおばはんの相棒よ。えー、とね、ケータイのマリーさんて呼ばれてるの。あたし、うちのおばはんのケータイなの。ホントにホントの携帯電話のケータイよ。うちのおばはんはね、あたしと出会ったおかげでパソコンとかインターネットをちゃんと使いこなせるようになったのよ。あの人、本来は相当に機械音痴だし、ぜったい理系じゃないからさ、0と1の世界なんていまだに実はさっぱりわかんないの。ただ、このごろのパソコンはど素人でもちょっと使い方さえ覚えればなんとかなるじゃない。だからあの人でも使えるのよ。

それもこれも、あの人、あたしに出会ってインターネットの世界に目覚めたからなの。インターネットは危険で怖いって言う人もいるけど、それは使い方と社会経験をつんで得た経験知とか、常識で身に付く判断力でかなりのことはカバー出来るんじゃないの。はじめから怖がるだけで手を出さないのは安全かもしれないけどたくさんの有益な情報ってのも逃がしちゃうんじゃないかなあ。

うちのおばはんは機械に弱いけど、やたら新し物好きなのよね。だから、全然怖がらずにインターネットの海に飛び込んでぱちゃぱちゃ泳いでるわけよ。あたしは側で見てて手伝ったり、注意したりしてるの。時々、失敗して悪いものに入り込まれてもう何度パソコンのリカバリーをしてるかわかんないけどさ、それも経験でもってあの人、他の同年代のおばはん仲間よりパソコンに少しは詳しくなっちゃったもんね。

それでさ、あの人は昨日、吉祥寺教会の在世フランシスコ会って言うグループの黙想会に参加してみたのね。正式に入会するかどうかはとにかく、その会の集まりに行くとあの人にはかなり勉強になるらしくて、結構気にいってるみたいよ。ただ、昨日はとにかく寒かったのよ。あの人、若いころからデスクワークで一日座ってる仕事だったから、30代からずっと神経痛持ちなのよ。年をとってきてますます冷えに弱くなってきてるのに自覚が足りないんだわさ。ちゃんとそれなりの身支度をして出かけるべきだと思わない?

とにかくそんでもってあの人、今日は午前中は無駄にしちゃってさ、これから出かけるかどうか迷ってるのよ。出かけるったって四谷の教会の夕方のミサだけどね。行くんだったら暖かくして行かないと神経痛がもっとひどくなっちゃうわ。

まあ、そんな状況もあってあの人も若いころからの希望だった修道生活への志望路線を変更して、在世会とか在俗者会とかの昔は第三会って呼ばれていた世間で普通に生活しながら、会の精神で生きる信者のグループでの生活を考えるようになったのよねえ。現実に可能、不可能を考えたら、世間的に無名でお金もなくて、年齢も健康もまるでだめ、あるのは信仰とこころざしだけという状況で可能な方向といったらやっぱりそんなところになりそうだしね。少なくともあの人、在世フランシスコ会に参加してみて、祈りの生活のためにはすごく得るところが多かったみたいだし、悪くはないんじゃないの。

たださあ、上野毛の時と同じで、忙しすぎてあの人の話を聞いてくれなかったり、理解しようとしない指導者ばかりだったら困っちゃうけど、どうもフランシスコ会のほうには黒も茶色も、どうもそんな風ではない神父様たちがいらっしゃるみたいな感じ。あたしにはよくわかんないけど、うちのおばはんは、もし吉祥寺がだめでも六本木が当てになりそうだって思ってるみたいよ。自分の目で見て、聞いて判断する人たちだってどこかにはきっといるんじゃないのかな。

とにかく今年はまだ始まったばかりだし、うちのおばはんの仕事もこれからだもんね。あたしが案内役だっていうけどどんなはなしになるのか知らないんだけどな。タイトルだけは決まってるみたい。『冬の花』って言うの。冬の神経痛じゃないわよ。時間だから、ほんじゃ又ね。


ヨハネ・パウロ2世の列福決まる

2011-01-15 00:56:54 | インポート
2005年にお亡くなりになった前のローマ教皇ヨハネ・パウロ2世は、ベネディクト16世によって正式に、聖人になる前段階の福者として認められたため、今度の5月1日にバチカンで、列福式がおこなわれることになったそうだ。

普通、短くても10年くらいはかかる列福の決定がこんなに早いのも、やはりなんといっても世界に大きな影響を与えたその働きによるものだろう。

ヨハネ・パウロ2世は、司祭の時代には、在世フランシスコ会員でもあったと何かで見たような気がするのだが、本当だろうか。事実だとしたら非常にうれしい話だと思う。

少し昔を振り返る

2011-01-14 08:39:29 | インポート
ちょっとばかり考えてみよう。ほんの百年前、この世界にはパソコンやインターネットどころか気象衛星もなかった。それどころか新幹線もジェット旅客機もなかった。忘れてはいけない。

ほんの二百年前、日本はまだ江戸時代だったのだ。 あまりにも急激に社会状況が変化していて、その中で生きている人間の現実が時代の変化に追いつけないまま、さらに新しいものへと追いまくられていくというのが現代の姿だろう。

この時代の流れに適応しきれる人などは、おそらくほんの一握りだろう。そして多くの普通の人は、自分の利用している新しいものやサービスの意味も知らないまま、時代に流されていくのだろう。 そしてその結果、どうしても取り残される人々が出てくるわけだ。

追いついていく能力のある人々でさえ、激しい急激な変化にのまれて心身ともに消耗している。そのために健康面にも問題をかかえている人々などはこれはもう、一種時代の病というほかないのではなかろうか。

当人だけの責任とはとても思えぬのだ。アルコールの摂取をやめるくらいで解決するような問題ではないだろう。 解決法があるのかどうかもわからない。社会の状況に人間性が無視されていくかぎり、時代の病が癒えるとは思えないのだ。

飢えも渇きもすべて癒される

2011-01-08 23:33:01 | インポート
※ 正しくは飢えも渇きもすべて満たされるですが、このまま直さずにおきます。なぜなら意味としては満たされ癒されるのですから。


今日は土曜日。本日から土曜18時聖歌隊も普段通りにもどって、ミサの前と後の練習もあります。

今日は以前、都合のつくときは指揮や練習指導をしてくださっていたパウロ会のブラザーが久しぶりにお見えになり、後練習で指導してくださいました。それで、来週の拝領曲として練習したのが、テゼの歌で「いのちのパン」と言う歌でした。今回は日本語です。

単純なメロディに乗せて、「友よ受けよ、このパンと杯、飢えも渇きもすべて癒される」、という言葉を、何度も何度も繰り返して歌います。しばらく前にtwitterでキリスト教出版社のあめんどうさんがテゼの歌のことを書いていらっしゃったのですが、そのときは何気なく読み流していました。

今日、この歌を歌っていて、大手証券会社の破産以来、日本では毎年3万人を越える自殺者が出るようになったという話を思い出してしまい、なんとも切なく悲しい思いが致しました。なんだかこの歌は、今生きている人たちと、亡くなってしまった人たちの鎮魂歌でもあるような気がしたのです。

このパンと杯はキリストの聖体のパンとぶどう酒の杯ですが、ここにある癒しはこの世の価値観を超えたものです。世間的な成功、富や名誉からはまったくかけ離れたものでしょう。でも、決して決して、終わることのない、尽きることのない慰め、癒しです。

日本人がいつか本当の癒しや慰めに気が付くようになることを願って止みません。



今ごろと言われても

2011-01-05 07:40:33 | インポート
日本映画はたまにしか見なかったからずっと知らなかったのです。

岸部一徳さんて、なんと昔のザ・タイガースのサリーだったとは。本当にびっくり仰天。いや、私だけではないようで、その話をtwitterでしたところ、今はポーランドに在住の奥様が、自分も初めて聞いた時、天と地がひっくりかえるほどの驚きだったと言っておいででした。

最近になって、今の日本映画を結構見るようになり、岸部一徳さんはなかなかうまい役者さん、存在感のある役者さんだと思ってはいましたけど、まさかサリーとは気がつきませんでしたね。

当方、昔の女の子ですから、タイガースのヒット曲あたりがちょうどわが世代の懐メロに当たるのですよ。今でも当時の曲はみなウォークマンにも入っています。トッポのファンでしたよ。

年月がたって、メンバーの消息をたまに聞くと、芸能界を去って、きちんと勉強しなおして今は教育者になっていたり、ジュリーのように歳をとっても相変わらず大スターの風格を見せているすごい人もいます。が、リーダーだったサリーが今どうしているかは、あまり考えていませんでした。昔からきちんとした真面目で手堅い人のイメージでしたもの。

でも、そのサリーが岸部一徳さんだったとは、こんな驚いたことはありませんでした。ポーランドの奥様ではないけれど、まさに天と地がひっくりかえるほどの驚き。まあ、これからは映画を見るのに楽しみが一つ増えたとも言えます。

とりあえず「相棒」見に行かなくちゃ。