とらや

今日は珍しく、激動の一日でした。
実は今日まで、私が払う家賃が決まっていなかった（！）ので、その話し合いをしました。持ち主のおじさんが、とても私のことを心配してくれていて、申し訳ないくらいに安く貸していただけることになりましたおじさんいつか、必ず恩返しをさせてください！だから、長生きして待っていてください

来月から、ちゃんとした契約を結ぶので、水道や電気の手続きも早めにしたほうが良い、とおじさんが帰られてから「中部電力」と役場へ行ってきました。電気のほうは、あっけないくらい早く済んだのですが、役場に行ったらもう色々大変で！でも行ってよかったです。
私がこの間まで住んでいた、東京都豊島区とはぜんぜん違いますね。私はこっちの役場のほうが断然好き（豊島区は人口も凄いから、あちらも大変でしょうが。）
まず、住所と名前を言えばどこの家のことを言ってるのかすぐに分かる。「喫茶店を始めようと思って」と口にするだけで、保健所の事や、消防の事まで一緒に考えてくれる
ちょっと廃水などで問題があるかも知れなくて、ある職員の方がお知り合いの保健所の人を紹介してくださいました。（電話でアポまで取ってくれたんです）

そんなこんなで疲れたし、今日は父がこの間いただいてきた「とらや」の最中を食べました。
さすが高級和菓子店。見た目も美しいし、あんこが凄い美味しさだったって、あんまりほのぼのしてちゃいけない。
実は今、パン発酵中なんです。明日家具屋さんが打ち合わせにいらっしゃるので、お出ししようと。（素敵な家具を作っていただかなくてはね）
朝焼こう、と思ってたのだけど、保健所の方に会うのが明日の朝一番だから、いま作ってます。
ここのところ、超ーヒマ！！なんてぶーたれてましたが、とうとう忙しくなりそう。
ほんと、いろいろな人に支えられて、良いスタートがきれます。感謝！
そして、このブログを読んでくれている皆様、いつも温かいコメントを有難うございます

うぐいす

明日から、いろいろと業者の方に来ていただくので、雑巾をかけにPeace!!（予定地）へ行ったらうぐいすの鳴き声が聞こえてきました。嬉しくて、しばらく耳をすませていましたが、そうやすやすとは鳴いてくれないものですね


前に友達のAちゃんが「空気感がいい」と言っていた、「かもめ食堂」をビデオで観た。何か凄い事が起こる、という映画ではないけれど、私はこっそり泣いてしまいました。きっと、色々なものを背負っているに違いない女性達が、でもフィンランドでカラリと生きていく。小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ、女優さん達の演技がすばらしかったです。たいした台詞はないのに、色んなことを感じました。
実は、小林聡美さんは、私の憧れです。ドラマの「すいか」も好きだったな。エッセイも読んでます。
可愛くて、でも背筋が伸びていて、声に張りがあって、きっと性格は「男前」な人なんじゃないかな
色々と考えてしまって、気分が落ちていましたが、これを観たらやる気が沸いてきました。

明日、お茶のとき出そうと思って焼いたガトーショコラ。気に入ってもらえると良いなあ。よく見ると、下のほうに赤い紐みたいなのが写っていますが、これは私が寒いときに着ている半纏の紐。まだまだこれなしじゃ過ごせません

年上のお友達

今日は、友人Tさんと岐阜市のメルサホールで行われた、「スペイン音楽の光と影」というコンサートに行ってきました
ボランティアによる無料電話相談、いのちの電話主催のチャリティーコンサートでした。いのちの電話については、また今度書きます。

Tさんは、母の古くからの友人なのですが、この頃は母抜きで２人で食事に行ったり、お買い物に行ったりもする仲です。年齢としては、親子でもおかしくないくらい離れているけれど、かっこいいしお洒落だし、素敵な女性です。
Tさんが作ってくれた、とても美味しい「キャベツ＆ソーセージの玄米リゾット」をお昼に頂いて、コンサートの後は２人で無印良品でお買い物

夕方、男性が一人で切り盛りされているカフェで、愚痴やら人生相談やらをたっぷり聞いてもらって、土砂降りのなか車で帰ってきました。（今夜はひどく降っています）


Tさんへお土産に焼いたスコーン。小麦胚芽入りです。

とろん

きっと、就職したての頃に「味にパンチがねえなあ」とチーフから叱られ続けたせいだと思うけれど、私は何を作っても「ぼんやりしてる」のが許せない。ただ「やさしい」味っていうのは、熱が出たときのおかゆだけで沢山だ。
私の考えが偏狭なのだろうけれど、やたらふわふわしたスフレチーズケーキだとか、ただ甘いだけのムースだとかはマザコンっぽくて嫌だ。
こんな事を書いてしまっているのは、今日のお昼ごはんのせい。３０分近く待ってやっと座れたレストランで、お料理はかなり美味しかったのに、最後の最後でちょっとがっかりな事が！
ムース、ババロア、ゼリーが少しづつ盛られていて、どれもつかみ所のない味でも、そのお店は凄く混んでいたし、お客さんはみんな美味しそうにデザートまで食べていたから、やっぱり私が少数派なのです。（残すの嫌いだから、私も全部食べました。）

夕方帰ってきて、おもむろに作り始めたのが「黒糖ブランマンジェ」。
ブランマンジェは、白い食べ物っていう意味だけど、これは黒糖で作ってるからベージュ色。
「やさしい」味にちょっとだけアクセントが欲しくて、上に砕いた黒糖を少し乗せました。ゆるゆるの舌触りに、時々ざくっとした黒糖がイイんじゃないかなと思います。
しかし、父は甘いのが好きだから黒糖をたっぷり追加母は「黒糖がなくてもオイシイねえ」
がちょーん（死語）

ラナンキュラス

朝の散歩で、いつも、お花を育てているビニールハウスの前を通ります。
このごろ、映画「オズの魔法使い」を思わせるような花が咲いているので、気になっていました。
今朝、どうも出荷されるのでしょうが、どんどんハウスから外に出てきているのがものすごく可愛かった
一緒に散歩していた母に「かわいいねー」と言ったら、彼女も同感だったらしく「買えるかどうか訊いてみよ」と即答。ビニールハウスで毎日、朝早くから作業されているおばあさんに声をかけました。外に出してあったお花から、好きなのを売ってくださることになって、２人で嬉々として選別。
お花はラナンキュラスと言うそうです。これからまだまだ蕾も出てくるし、一株１５０円は安いと思われるおばあさんが、いつも一生懸命育てているのを見ている身としては、「嬉しいけど、その値段で大丈夫？？」と言いたくなります。

Peace!!の玄関脇に置く用と、我が家用にたくさん選びました。しかし！２人とも、財布を持っていません。「かおりちゃん、走って財布とってきて」と母。そしたら、おばあさんが
「ええて、あんたらいっつもここ歩いとるやらあ、また今度でええわー」おばあさんラブ！そんなの東京じゃありえん。

しかし我々は、ほんの少し歩いただけで、あまりの重さに耐えられなくなりました。（欲張りすぎじゃ！）結局私が一人で家まで戻り、財布をつかんでPeace!!号（軽トラ）で引き返すはめに。
お金を払いに行くと、おばあさんは、「これサービス」と言って、黄色いのを２株差し出してくれました。
もう、これだけで一日がハッピーな朝でした。