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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのシンノウヤシ(親王椰子)/フェニックス’ロベレニー’  2011年11月18日(金)

2011年12月24日 | 植物図鑑

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2011年11月18日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。午後から見学した「花の館温室」亜熱帯温室エリアに地植えされているシンノウヤシ(親王椰子)が、大きな葉を広げ、黒い実をつけていました。

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ヤシ科 フェニックス(ナツメヤシ)属 Phoenix:アフリカ、アラビア、インド、東南アジアの熱帯や亜熱帯に「カナリーヤシ」や「シンノウヤシ」「ソテツジュロ」「イワヤマナツメヤシ」など14種、10変種が分布している。単幹だがまれに分岐、株立ちもある。ナツメヤシの実は唯一のヤシで主食になっている。この属は種間交雑がたやすく、雑種になりやすい。

フェニックス ’ロベレニー’ ヤシ科 フェニックス(ナツメヤシ)属 Phoenix humilis var.loureirii(=Phoenix roebelenii)

インドシナ(東南アジア熱帯雨林気候区)原産の常緑低木で、庭園樹や街路樹などに多く利用されている。和名は「シンノウヤシ(親王椰子)」。幹は単幹、ときに株立ちで高さ2~5m、径5~15cmになる。幹の表面は古い葉柄の基部が小突起状に残る。若木では褐色の繊維が網状につき、古くなるとやや湾曲する。羽状葉はやわらかく長さ1~1.5m、表面は光沢のある緑色で、裏面は淡緑色で優美。葉元の近くには長い刺がある。八丈島では切り葉にする。雌雄別株。小鉢から大鉢まで利用できる。管理:耐寒性があり0℃で越冬。コモ巻き等防寒すれば零下3~5℃ぐらいまで大丈夫。実生で殖やす。

[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」&下記Webサイトより]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/d/20110114 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのシンノウヤシ(親王椰子)]

http://hanazukusi.exblog.jp/10495032/ [花の仲間調べ:親王椰子(シンノウヤシ)]

http://www.h2.dion.ne.jp/~yokoen/robereni-.htm [シンノウヤシ(ロベレニーフェニックス)のページ]

http://www.ramble-among-flora-of-miyazaki.com/sub73-25.html [シンノウヤシ]

http://t-webcity.com/~plantdan/mokuhon/syousai/sagyou/si/sinnnouyasi.html [GKZ植物事典・團伊玖磨植物事典・シンノウヤシ]


岩手県立花きセンターの原種シクラメン  2011年11月18日(金)

2011年12月24日 | 植物図鑑

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2011年11月18日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。午後から見学した「花の館温室」北緯40度温室エリアに地植えされている原種シクラメンと思われる植物が、可愛らしい花を沢山咲かせていました。(下記の6つは「ヘデリフォリウム」と思われます。)

http://homepage3.nifty.com/cyclamen/cib/species/hederifolium/index.html [ヘデリフォリウム]

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原種シクラメン サクラソウ科 シクラメン属 Cyclamen:地中海沿岸から小アジア、中近東、ロシア南部にかけての森林地帯や礫地を中心に、約20種が分布する塊茎をもつ多年草。「原種」とは品種改良されていない野生種を指すので、野生種のシクラメンと言い換えることもできる。草丈は5~15cmで、鉢花として流通しているシクラメンに比べると、葉も花も小型のものが多い。

心臓形の葉を根出し、花色は白やピンク、紫色のものが多く、やや細長い花びらは上に反り返る。株元から花茎を長く伸ばし、1本の花茎に1つの花を咲かせる。花の咲く時期は種によってまちまちだが、開花時期の違いで、「1.春~初夏咲き」「2.夏~秋咲き」「3.冬~早春咲き」の3つに分けられる。これら3つの中でも広く普及しているのは「2.」と「3.」に含まれる種である。属名はギリシャ語の「キクロス」からきており、「円、旋回」を意味し、花柄が受精後、ゼンマイのように螺旋(らせん)状に株元に巻き込むことによるといわれる。

花だけではなく、葉も美しいのが特徴で、丸みのあるもの、尖るもの、浅く切れ込むものなどがある。葉色は深めの緑色で、銀白色の斑が様々な形で入る。その斑の入った姿が個性的で、花の咲いていない時期でも楽しめる。多くの種は夏に生長が止まり休眠する。

シクラメン サクラソウ科 シクラメン属 Cyclamen persicum

葉は根出し、長柄をもつ心臓形または円形をなす。葉の表面は斑紋、葉縁には歯牙がある。花は長い花柄の頂部に単生し、受精すると花柄が螺旋状に巻く。萼片は5、花冠は5裂、雄しべは花冠基部に合着し短い。雌しべは1で細い。果実は蒴果で、成熟すると先端から裂開する。

ヘデリフォリウムC.hederifolium(=C.neapolitanum)はヨーロッパ南部原産で、塊茎の上部から根を出す。葉形、斑紋は変異が多い。秋咲きで葉が伸びる前に開花する。白花の園芸品種もある。戸外で育つ。

プセウドイベリクムC.pseudibericumはトルコ南部の山地に自生し、葉は微鋸歯縁で斑紋が美しい。花は春咲きで芳香がある。

ミラビレC.mirabileは小アジア南西部の原産で、キリキウムC.ciliciumによく似ているが、花冠の先端部が微鋸歯縁になる。秋咲きで耐寒性もかなり強い。

アフリカヌムC.africanumは北アフリカ原産で、花は秋咲きで微香があり、葯は黄色。

ペルシクムC.persicumは現在の園芸品種の基となった野生種で、冬から春に咲き、芳香がある。種小名は「ペルシャ産(現イラン)」の意味だが、実際はギリシャ、トルコ、シリア、イスラエルなどに自生する。花柄は受精後も株元に巻き込まない。

コウムC.coum ssp.coumはギリシャ、トルコ、小アジアなど地中海沿岸地域に広く分布する。花は冬から春に咲き、耐寒性が強く、多くの地域で戸外栽培ができる。花も葉も円みが強く、小型で小鉢栽培に向く。変異が多い。白花cv.Albumもある。

管理:園芸品種に比べて耐暑性も強く、多年草として栽培しやすい。休眠期は乾燥させる。病害虫もあまり心配ない。実生で殖やす。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓カラー名鑑・観葉植物」&下記Webサイトより]

http://homepage3.nifty.com/cyclamen/cib/charm/index.html [原種シクラメンとは?]

http://yasashi.info/shi_00039.htm [原種シクラメンとは:ヤサシイエンゲイ]

http://www.shuminoengei.jp/ec/html/category/001/001/59/category59_0.html [原種シクラメンの商品一覧:みんなの趣味の園芸]

http://homepage2.nifty.com/matsu2001/wildcyc.htm [イモから育てる原種シクラメン]

http://mouzuika2.web.infoseek.co.jp/bbs_cyclamen.html [原種シクラメンへのいざない2008]


岩手県立花きセンターのランタナ/コウオウカ(紅黄花)/シチヘンゲ(七変化) 2011年11月18日(金)

2011年12月23日 | 植物図鑑

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2011年11月18日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。午後から見学した「花の館温室」亜熱帯温室エリアに植えられているランタナが花を沢山咲かせていました。コウオウカ(紅黄花)/シチヘンゲ(七変化)という和名もあるようです。

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クマツヅラ科 ランタナ(コウオウカ)属 Lantana:熱帯、亜熱帯アメリカを主として全世界に約150種がある。有刺または無刺の小低木または多年草で、半つる性もある。小型の花を観賞する。

ランタナ・カマラ クマツヅラ科 ランタナ(コウオウカ)属 Lantana camara

和名:コウオウカ(紅黄花)、シチヘンゲ(七変化)。熱帯アメリカ(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の常緑低木。枝は密に分枝し、黄橙、赤、緋紅色などの小さな花が花笠状に集まって咲く。高さ1mくらいで、茎には小さい刺がある。葉は対生し、卵形または卵状長楕円形で、先は尖り鈍鋸歯があり、やや厚い。花径は約1cm。中心の花色と外側の花色の異なるのは花の新旧による。日光と温度さえあれば次々と咲く。熟した果実は少し甘味があり、食用になる。繁殖は挿し木または実生により容易に殖やせる。花全体が白い白花品種cv.'Hybrida’もある。

[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&下記Webサイトより]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%8A [ランタナ(Wikipedia)]

http://yasashi.info/ra_00001g.htm [ランタナの育て方:ヤサシイエンゲイ]

http://flower365.web.infoseek.co.jp/24/342.html [ランタナ(365花撰)]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/lantana.html [ランタナ]

http://www.ashikaga.co.jp/parkdayori/flower/2007/11/post_147.html [アメジストセージ&ランタナ!:パーク便り(花の状況)]

http://hanadiary.blog15.fc2.com/blog-entry-903.html [花日記「今日の花」ランタナの黒い実]


岩手県立花きセンターのビヨウタコノキ(美容蛸の木)/パンダナス・ウティリス  2011年11月18日(金)

2011年12月23日 | 植物図鑑

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2011年11月18日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。午後から見学した「花の館温室」亜熱帯温室エリアに植えられているビヨウタコノキ/アカタコノキが、沢山の気根を出していました。

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タコノキ科 Pandanaceae:旧世界の熱帯に分布し、3属約700種が知られる。茎は分枝を繰り返して伸びるものと、つる状になるものとがある。幹の基部から太い根(気根)を出す場合が多く、その様子がタコ(蛸)に似ているので、タコノキの和名がついた。葉は細長く、縁に刺を有する。花は集合してつく。

タコノキ科 パンダナス(タコノキ)属 Pandanus:旧世界の熱帯にサンデリP.sanderi、ヴィーチ(和名:シマタコノキ)P.veitchii、テクトリウス(和名:アダン)P.tectorius、ウティリス(和名:ビヨウタコノキ)P.utilis、ボーネンシス(和名:タコノキ) P.boninensisなど140種が分布する。高木または低木で、気根が出て、タコ足状となる。葉縁と主脈には刺がある。海岸に多い。

パンダナス・ウティリス タコノキ科 パンダナス(タコノキ)属 Pandanus utilis

ビヨウタコノキ(美容蛸の木)、アカタコノキの和名があり、マダガスカル(アフリカ熱帯雨林気候区)原産の常緑高木で、高さ20mに達する大型種。あまり枝を分枝せず、気根も少ない。葉は青緑色で直立し、長さ30~90cm、幅5~8cm、縁と下面の主脈には赤色の鋭い刺がある。葉が螺旋状に付くので捩れているように見える。英名:common screw pine。観賞用には3mくらいのものがある。果実は集合果で径20cmくらいあり、オレンジ色に熟すが食べられない。バナナを短くしたような1つ1つの果実は長さ4cmくらいあり、この中に数個の種子があり、これを発芽させたばかりの幼植物が最近流通している。原生地では葉ではバスケット、カバン、ムシロなどが作られる。

管理:寒さには弱く、高温を好み、温室栽培が主であるが、性質は強健。小型種は鉢植えで観賞するが、大型種は温室に地植えにする。冬は最低10℃が必要で、鉢植えの場合は15℃以上が好ましい。種子や株分けで殖やす。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」&誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&下記Webサイトより]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/d/20100102 [peaの植物図鑑:ビヨウタコノキ(美容蛸の木)/アカタコノキ(赤蛸の木)]

http://www.engeinavi.jp/db/view/link/22.html [ビヨウタコノキ、アカタコノキ:園芸ナビ 植物図鑑]

http://www.botanic.jp/plants-ha/bitako.htm [shu(^^)Homepage,ビヨウタコノキ]

http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-biyotakonoki_large.html [ビヨウタコノキ(美容蛸の木)]

http://www.asahi-net.or.jp/~zh7k-knk/shinka/05/h7.html [ビヨウタコノキ(京都府立植物園)]

http://oki-park.jp/tropical/hanadayori/2007/11/post-112.html [ビヨウタコノキの面白果実:海洋博花だより]

http://www.geocities.jp/michi_kba/siro/biyoutakonoki.html [ビヨウタコノキ]


岩手県立花きセンターのゼブリナペンデュラ/シマムラサキツユクサ(縞紫露草)  2011年11月18日(金)

2011年12月22日 | 植物図鑑

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2011年11月18日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。午後から見学した「花の館温室」亜熱帯温室エリアの「アカタコノキ」の根元などにゼブリナ・ペンドゥラ(縞紫露草)が群生していました。太陽の当たり具合によって葉の色が大分違ってくるようです。

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ツユクサ科 ゼブリナ(シマムラサキツユクサ)属 Zebrina:

ゼブリナ属は、北アメリカから中央アメリカ(メキシコおよびグァテマラ)に4種ほど自生する多年草で、茎は下垂する。トラデスカンチア属に非常によく似ており、近縁の植物である。

ゼブリナ・ペンデュラ ツユクサ科 ゼブリナ(シマフムラサキツユクサ)属 Zebrina pendula

メキシコ(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の常緑多年草で、茎は匍匐する。葉は先の尖った卵形で長さ5~7cm、幅3~4cm、表面は緑色で光沢を帯び、中央に太く、縁に細い暗緑紫色の線がある。葉裏は暗紫色。夏に、淡い紫色の小さな3弁花をつける。茎の節から根を出し、四方に拡がる性質があるので吊り鉢に向く。傷つけたときに出る汁液は、かぶれの原因になる。よく日光に当てて乾かし気味にすると特有の美しさになる。英名:Inch plant,Wandering Jew。シマムラサキツユクサ(縞紫露草)、「ハカタガラグサ」の和名がある。

園芸品種の’クァドリコロル’cv.Quadricolorは葉に濃紫色~桃、白色の縞が入り、Happy wandering Jewの英名がある。プルプシーZ.purpusiiの変種プルプシー・ミノルvar.minorはやや小型、若い葉は軟白毛で覆われる。

管理:挿し芽で殖やすが、園芸品種の葉の斑模様は株や枝ごとに異なることがあるので、挿し穂の選定は慎重にする。白色斑の強い株は枯死することがある。吊り鉢やカバープランツによい。

[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」&下記Webサイトより]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/f35a448933022b8910ef5dd9c0bc07bb [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのゼブリナ・ペンデュラ]

http://www.botanic.jp/plants-sa/zebpen.htm [shu(^^)Homepage,ゼブリナ・ペンデュラ]

http://www.weblio.jp/content/%E3%82%BC%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%A9 [ゼブリナ・ペンデュラ:植物図鑑 Weblio辞書]

http://d.hatena.ne.jp/kero1113/20110906/p1 [ゼブリナ・ペンデュラの耐寒性:草花&田舎暮らし]

http://www.t-webcity.com/~plantdan/souhon/syousai/sa-gyou/se/zeburinapenndelyura/zeburinapanndelyura.html [GKZ植物図鑑:ゼブリナ・ペンデュラ]

http://yasashi.info/se_00007.htm [ゼブリナとは:ヤサシイエンゲイ]