peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのヤエヤマヤシ(八重山椰子)

2011年01月14日 | 植物図鑑

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2010年12月17日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の「花の館温室」内の「亜熱帯温室」に植えられているヤエヤマヤシ(八重山椰子)が、大きな葉を広げていました。「沖縄県からの贈呈花木」と表示されていました。

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ヤシ科 ヤエヤマヤシ属 Satakentia:八重山諸島の固有種。現地名はウラダヤシ。ビンドーとも呼ばれる。石垣島の米原(よねはら)、西表島(いりおもてじま)の星立と仲間川の上流の3カ所に原生するが、個体数は米原の方が多い。近年実生苗の盗掘で若木が減少している。両群落は国の天然記念物に指定されている。しかし造園用に生産はしている。

ヤエヤマヤシ(八重山椰子) ヤシ科 ヤエヤマヤシ属 Satakentia liukiuensis

沖縄県の石垣島、西表島(東南アジア熱帯雨林気候区)にだけ原生するヤシ(椰子)の仲間の常緑高木。高さ15~20m、幹径30㎝になる。葉は長さ4~5mの羽状複葉。小葉は90対以上あり、長さ30~70㎝で光沢がある。葉鞘部が黒紫色になるのが特徴。

大形の肉穂花序の上部に雄花、下部に雌花をつける。花弁はともに淡黄色。果実は長さ1.3㎝の長楕円形で黒く熟す。従来はノヤシの仲間であったが、近年H.E. Moore,JR.によって1属1種に分離された。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/yaeyamayasi.html [ヤエヤマヤシ(八重山椰子)]

ttp://www.engeinavi.jp/db/view/link/1840.html [ヤエヤマヤシ:園芸ナビ 植物図鑑]

http://isigaki.info/sight/yoneyasi.htm [石垣島 観光 米原ヤエヤマヤシ原生林]

http://yaeyamanature.ti-da.net/e2272725.html [自然日記:ヤエヤマヤシの秘密]

http://fujukan.lib.u-ryukyu.ac.jp/ja/nature/details.php?id=EO-00155&lang=ja [沖縄県内の天然記念物:米原のヤエヤマヤシ群落]


岩手県立花きセンターのシンノウヤシ(親王椰子)/フェニックス’ロベレニー’

2011年01月14日 | 植物図鑑

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2010年12月17日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の「花の館温室」内の「亜熱帯温室」に植えられているシンノウヤシ(フェニックス’ロベレニー’)が葉を広げていました。

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シンノウヤシ(親王椰子)/フェニックス’ロベレニー’ ヤシ科 フェニックス(ナツメヤシ)属 Phoenix humilis var.loureirii(=Phoenix roebelenii)

インドシナ、ビルマ、インド、ラオス原産の常緑小高木。雌雄別株。カナリーヤシやナツメヤシのような大型のヤシではないが、フェニックスの仲間。幹は単一、ときに株立ちで、高さ2~5m、径5~15㎝になり、幹の表面は古い葉柄の基部が小突起状に残り、特有の幹肌になる。若木では褐色の繊維が網状につき、古くなるとやや湾曲する。羽状葉は柔らかく長さ1~2m、表面は光沢がある緑色、裏面は淡緑色で革質で優美、切り葉に利用する。羽片は40~50対ある。花序は淡黄色、花はクリーム色で芳香がある。幼樹を鉢植えにして室内装飾に使う。小鉢から大鉢まで利用できる。耐寒性は強く、零下1℃くらい、コモ巻き等防寒すれば零下3℃まで大丈夫。

http://www.h2.dion.ne.jp/~yokoen/robereni-.htm [シンノウヤシ(ロベレニーフェニックス)のページ]

http://www.ramble-among-flora-of-miyazaki.com/sub73-25.html [シンノウヤシ]

http://www.engeinavi.jp/db/view/link/1393.html [フェニックス・ロベルニー]

http://zmchip.com/bogor/lil/phoenix.html [シンノウヤシ]

http://hanazukusi.exblog.jp/10495032/ [花の仲間調べ:親王椰子(シンノウヤシ)]

ヤシ科 ナツメヤシ(フェニックス)属:Phoenix アフリカ、アラビア、インド、東南アジアに14種、10変種。単幹だがまれに分岐、株立ちもある。ナツメヤシの実は唯一のヤシで主食になっている。この属は種間交雑がたやすく、雑種になりやすい。

カナリーヤシ ヤシ科 フェニックス(ナツメヤシ)属 Phoenix canariensis

カナリー諸島(地中海性気候区)原産の常緑小高木~高木。単幹で幹は太く、高さ10~20mになり、環状紋がある。葉は長さ5~6m羽状複葉で、小葉は100~200対あり、30~40㎝。幼時は斜上するが、後に弓状に曲がる。葉柄および刺は黄緑色。

長さ約2mの大形の肉穂(にくすい)花序に淡黄色の花をつける。雌雄別株。果実は長さ約2.5㎝の楕円形。耐寒力は強い。用途:公園樹、並木。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]