peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

コノテガシワ(児の手柏)

2009年08月28日 | 植物図鑑

一関市東山町長坂柴宿団地   2008年9月8日

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2008年9月8日、一関市東山町長坂字久保の住宅団地内にある民家の垣根にされているコノテガシワ(児の手柏)が、金平糖のような実を沢山つけていました。

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コノテガシワ(児の手柏) ヒノキ科 コノテガシワ属 Biota orientalis

 中国に広く 分布する常緑高木で、中国の寺院や墓地に多く植えられており、日本には元文年間(1736~1741年)に渡来したといわれ、風よけ、垣根などによく植えられている。原産地では高さ20m、直径2~3mになるものがあるという。手の指を上に広げたように枝を伸ばすのが特徴で、和名もこの特徴に由来する。樹冠は狭卵形または円錐形。樹皮は褐灰白色を帯び、老木になると繊維状に裂ける。葉はヒノキ(桧)に似ているが、枝が直立しているため、表と裏の区別がはっきりしない。

花は3~4月に開く。雌雄同株。雄花は球形で黄褐色。雌花は淡紫緑色。球果は長さ1~2.5㎝の卵球形または長楕円形で、はじめ光沢のある濃緑色、10~11月に成熟して褐色になる。種鱗の先は角状に尖って反り返る。種子は長卵球形で翼はない。用途:庭木、公園樹、建築・器具材。

普及している品種には、センパーオーレア cv.Semperaurea、黄金葉矮性のオーレア・ナナ cv.Aurea Nana 、冬は紫色がかる   ローズダリス cv.Rosedalis、 キンギンコノテガシワなどがある。[栽培]耐暑性、耐寒性、耐乾性強く容易。


一関市花いっぱいコンクール 市長賞受賞花壇

2009年08月28日 | 植物図鑑

一関市2009年度花いっぱいコンクール フラワーロード(沿道花壇)部門

市長賞(最高賞)受賞花壇  大東町摺沢  2009年7月23日(木)

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2009年8月27日(木)付「岩手日報」に”一関花いっぱいコンクール 市長賞に旭町自治会(大東摺沢)宝船テーマに花壇整備”という見出しの記事が載っていました。たまたまこの花壇を撮っていたのでご紹介します。”一関市の2009年度花いっぱいコンクールのフラワーロード(沿道花壇)部門で、同市大東町摺沢の旭町自治会(村上富美子会長、会員58人)が最高賞の市長賞に輝いた。20年花壇整備に取り組んできた努力が、初の市長賞獲得となって実を結んだ。花壇は国道456号と県道の交差点わきにあり、広さは133平方メートル。世界的な景気低迷の中で元気を届けようと、宝船をテーマに真っ赤なカンナ約70株やサルビア、マリーゴールドなど色とりどりの約10種類、計1200本を植えた。随所に見せる工夫が施され、ドライバーや歩行者の目を楽しませている。(以下省略)”

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ダンゴギク(団子菊)/ヘレニウム

2009年08月27日 | 植物図鑑

奥州市水沢区佐倉河         2009年8月23日(日)

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2009年8月23日(日)、奥州市水沢区佐倉河にある農家と思われる民家の庭でダンゴギク(団子菊)/ヘレニウムが花を沢山咲かせていました。画像はヘレニウム・アウツムナレの園芸品種。在来種の花は黄色。

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ダンゴギク(団子菊) / ヘレニウム キク科 マルバハルシャギク(ヘレニウム)属

Helenium  南アメリカ及び北アメリカに約40種ほど自生する多年草または一年草。属名は古代ギリシャのスパルタの王妃の名に因むとのこと。

ヘレニウム / ダンゴギク(団子菊) Helenium autumnale(アウツムナレ)

北米、メキシコ原産の耐寒性多年草で、草丈は50~120㎝ほどで、よく分枝する。日本には大正初年に渡来したとのこと。頭花の直径3~5㎝、舌状花は黄橙色、筒状花は黄褐色で、中心部がダンゴのように半球状に盛り上がるのでダンゴギク(団子菊)の和名がある。園芸品種にモーレン・ビューティー cv.Moerheim Beauty、ウインドレイ cv.Wyndleyなど赤、褐色のものがある。切り花、花壇用。昭和40年頃までは、お盆や彼岸の仏花に使うために盛んに栽培されていたという。欧米では品種改良が進んでいる。

[栽培]日当たりと水はけのよい場所で育てれば、丈夫なので手もかからない。5月頃に摘芯して枝数を増やすとともに、花の高さを抑える。2~3年は植えたままで株が自然に大きくなり、毎年花を咲かせる。込み合ってきたら新しい土を使って、春または秋に株分けする。冬は地上部が枯れるが、新芽が出ており、春には伸びてくる。[花期]品種によって異なるが、6~10月。


カクレミノ(隠蓑)

2009年08月27日 | 植物図鑑

奥州市水沢区佐倉河   2009年8月23日(日)

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2009年8月23日(日)、奥州市水沢区佐倉河にある民家の庭に植えられたカクレミノ(隠蓑)が花を咲かせていました。また、別の民家の庭に植えられたものは、実になっていました。P1600559

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カクレミノ(隠蓑) ウコギ科 カクレミノ属 Dendropanax trifidus

暖地の山地や沿岸地に自生する常緑高木で、高さは普通8~10mになる。常緑で葉が厚く、よく繁るので、目隠しや火よけの庭木としても広く植えられている。幹は直立し、よく枝分かれするが、若いうちは枝が少ない。樹皮は茶褐色で横に線を引いたような皮目がある。小枝は緑色をしている。葉は互生で、枝先につき、長さ5~12㎝、厚くてしなやかな革質で、表面は光沢があり、3本の脈が目立つ。老木の葉は卵形または倒卵形で前縁、または2~3裂する。若木の葉は3~5裂するものが多い。老木や、若い木の内側の葉はほとんど切れ込まない 。

  7~8月、本年枝の先に散形花序を1~数個出し、淡黄緑色で5弁の小さな花が多数球状に集まってつく。雄しべと花柱は5本。果実は直径7~8㎜の広楕円形で秋~冬に黒く熟す。先端に花柱が残る。果期:8~1月。和名は、葉の形が雨具の蓑に似た形をしているので、身を隠すのに着るミノ(蓑)にたとえたもの。用途:庭木、器具材。

分布:本州(千葉県南部以西、伊豆諸島)、四国、九州、沖縄。


フウセントウワタ(風船唐綿)

2009年08月27日 | 植物図鑑

一関市銅谷町    2009年8月25日(火)

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2009年8月25日(火)、一関市銅谷町にある民家の庭に、発泡スチロール製の箱に植えられたフウセントウワタ(風船唐綿)が、沢山花を咲かせていました。また、2~3個でしたが、風船状に膨らんだ果実もありました。

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ガガイモ科 フウセントウワタ(ゴンフォカルプス)属 Gompho carpus(=Asclepias)

熱帯および南アフリカに50種以上が分布する小低木。よく分枝し1~2Mの高さになる。副花冠に角状の付属体がないのでトウワタ(アスクレピアス)Asclepias属と区別される。

フウセントウワタ(風船唐綿) / フルティコスス(別名:風船玉の木)G.fruticosus

南アフリカ原産の半耐寒性多年草または春まき1年草。自生地では2~3mになる常緑低木だが、日本では1年草として扱われる。普通高さ1mほどになり、長さ約10㎝のヤナギ(柳)に似た細長い(披針形または倒披針形)葉が対生する。枝や葉を切ると白い乳液が出る。

6~8月、葉腋から花柄(散形花序)を出し、乳白色の小さな花を10~15個下向きにつける。副花冠は淡紫色。 秋(8~9月)に風船のように膨らむ直径5~8㎝のユーモラスな球形の果実をつける。先が尖り、小突起が筋状につき、先は毛状になる。中は綿毛でいっぱい。実が割れると、白い綿毛のついたタネが風に乗って飛んで行く。実つきの切り枝が生け花として利用され、また種子の毛はクッションになる。

[栽培管理]ふつう春播き1年草として栽培する。日当たりと風通しのよい戸外に置き、過湿を嫌うので鉢土の表面が十分乾いてから水やりする。庭植えは日当たりと水はけのよい場所を選び、倒れないように支柱を立てる。繁殖は2~3月に温室内に播種し、間引きながら育て5月に定植する。