peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

イヌツゲ(犬黄楊)

2007年11月30日 | Weblog
北上市「詩歌の森公園」のイヌツゲ(犬黄楊)の
黒紫色の実 2007年11月27日





2007年11月27日(火)、北上市に出かけたので詩歌の森公園に寄って
みました。公園に隣接して建てられている北上市中央図書館(北上市
本石町2-5-60)寄りの所に植えられたイヌツゲ(犬黄楊)の木が、黒
紫色の実を沢山つけていました。





一関市東山町のイヌツゲ(犬黄楊)
の黒紫色の実 2005年11月10日


2005年11月10日、一関市東山町長坂字東本町の民家の門口にある
「イヌツゲ(犬黄楊)」の果実(実)が黒紫色に熟していました。


イヌツゲ(犬黄楊)モチノキ科 モチノキ属
 Ilex crenata
各地の山地や丘陵に生える常緑小高木。公園や庭木として広く
利用されている。また、刈り込みに強いので、生垣や植え込みに
されていることが多い。

高さはふつう3~5m、ときに10mを超えるものもあるという。
葉は互生し、長さ1.5~3cmの楕円形または長楕円形。ふちには細
かい鋸歯があり、表面は光沢がある。雌雄別株。

花期は6~7月。葉のつけ根に淡黄白色の小さな花をつける。雄花
は数個ずつつき、雌花は1個ずつつく。

果実は直径5~8mmの球形で、秋10月頃に黒紫色に熟す。「ツゲ科
のツゲ」との違いは、イヌツゲの葉は互生、ツゲ科のツゲは葉が
対生する。 分布:北海道、本州、四国、九州

なお、北海道、本州中部以北の亜高山地帯には「アカミノイヌツゲ
(赤実の犬黄楊)」が生える。

ハナカタバミ(花傍食)

2007年11月27日 | Weblog
一関市東山町のハナカタバミ(花傍食)の花
 2007年11月5日




2007年11月5日(月)、一関市東山町長坂の「長坂第2行政区」内の
住宅街の紅葉したニシキギの根元で「ハナカタバミ(花傍食)」が
花を咲かせていました。





ハナカタバミ(花傍食)の花 2005年11月28日

2005年11月28日、安養寺(一関市東山町長坂字東本町)の近くの
民家の庭に「ハナカタバミ(花傍食)」の花が咲いていました。


ハナカタバミ(花傍食)Oxalis bowiei
南アフリカのケープ地方原産の多年草。日本には江戸時代に入り、
西日本を中心に広まったとのこと。暖地では野生状態になっている
ものも見られる。

同じカタバミ属の「ムラサキカタバミ」や「イモカタバミ」に良く
似ているが、9月頃から葉が茂り、晩秋から翌年の春にかけて開花す
ること、葉は根生し、長い柄の先に3個の小葉がつき、小葉はやや厚く
先がへこむことなどから区別できる。

花茎は葉よりも高く伸び、直径3cmほどの淡紅色の花が上を向いて咲く。
花弁は5個。花は日が当たると開き、陰ると閉じる。この仲間は属名そ
のままに「オキザリス」とも呼ばれている。
 
なお、「カタバミ」の和名は、カタバミの仲間はすべて睡眠運動をする
ので、夕方になると小葉が閉じて、一方が欠けたように見えることから
名付けられたとのこと。 

マメガキ(豆柿)

2007年11月25日 | Weblog
一関市東山町のマメガキ(豆柿)
 2007年11月12日




2007年11月12日(月)、一関市東山町長坂の主要地方道一関~大東線
の道路わきのマメガキ(豆柿)が実をつけていました。




一関市世嬉の一のマメガキ(豆柿)の果実
 2007年11月4日(日)




一関市田村町にある世嬉の一酒造の裏側にマメガキ(豆柿)の木があり、
果実を沢山つけていました。この実を見ると、子どもの頃、霜に当って
黒紫色になったものを渋いのを我慢して食べて尻詰まりを起こし、夜中に
浣腸されたことを思い出します。




マメガキ(豆柿)の果実 2005年10月13日&11月15日


画像の上は10月13日写したもの。下は11月15日写したもの。(ただし、別々の木)
マメガキ(豆柿)カキノキ科 カキノキ属 Diospyros lotus
中国原産の落葉高木。「シナノガキ」ともいう。未熟な果実から
柿渋を採るために古くから栽培されてきた。

高さは10mを超えるものもある。葉は互生し、長さ6~14cmの長楕
円形で、先は尖り、裏面の脈上には毛がある。

6月頃、葉のつけ根に黄白色の花を開く。雌雄別株。果実は直径約
1.5cmの球形で秋に黄色に熟し、寒くなると黒紫色に変わり、幾分甘
味が出るが、渋くて食べられない。




シクラメン(Cyclamen)

2007年11月24日 | Weblog

2007年11月4日(日)、一関市石畑にあるコメリ一関店の花売り場
にいろいろな花のシクラメンが展示販売されていましたので、中鉢
を1鉢買ってきました。この植物は手入れが良ければ冬のはじめから
春まで、次々に花を咲かせ続けるそうです。




シクラメン(Cyclamen)サクラソウ科 シクラメン属
Cyclamen persicum
クレタ、ロードス、キプロスの諸島~トルコ、シリア、レバノンな
ど地中海沿岸原産の多年草。ペルシクムをもとにつくられた園芸品種
がほとんどで、毎年、新色が発表されているとのこと。
地中に養分を蓄えた塊茎があり、夏は休眠し、秋から春にかけて生
育する。高温多湿と寒さに弱いが、9月~4月ごろ迄出回り冬の鉢花と
して人気がある。草丈は15~40cm。

葉には長い柄があり、ふつうハート形で厚く、表面には濃淡の模様が
ある。ハート形の葉の間から花茎を伸ばし、5個の花弁を反転した花を
次々と咲かせる。花は下向きに咲き、花色は赤、ピンク、白など多様。

大鉢で楽しむ大輪系のほか、駐輪、小輪の分けられ、フリジン咲きや
早生から晩生咲きなどがある。小形の系統を「ミニシクラメン」と呼ぶ。
最近はミニシクラメンや芳香のあるもの、花壇用、各種の原種など丈夫
なミニ系に人気がある。芳香のあるものは「香りシクラメン」と呼ばれ
る。
和名は「カガリビバナ(篝火花)」という。また、地中の塊茎の形か
ら「ブタノマンジュウ」の別名もある。

 管理:暖かく日の当たる明るい窓辺に置き、花がらや黄ばんだ葉は
ひねるように引き抜く。水やりは球根の頭部にかけないように注意し、
月に2~3回液肥を与える。

一関遊水地記念緑地の「四季桜」「十月桜」「冬桜」&「オカメ」

2007年11月23日 | Weblog
一関遊水地記念緑地の「十月桜」「冬桜」「四季桜」
 2006年11月25日







11/25(土)、一関市総合体育館のすぐ隣にある「一関遊水地
記念緑地」公園に行ってみました。ここに植えてある「十月桜」
や「冬桜」「四季桜」が咲いている頃だと思ったからです。
写真で見る通り、近くに寄らなければ咲いているのがわからな
いほどですが、それぞれに花を咲かせていました。春には「冬
桜」が見られませんでしたが、「冬桜」も咲いていました。
私には、これらの桜の違いが良くわかりませんが、よく比べて
みれば花の違いなどもあるのかもしれません。(画像を取り違い
ているものもあるかもしれません。)
















一関遊水地記念緑地の「四季桜」「十月桜」
2006年4月15日



一関遊水地記念緑地(公園)には、サクラの見本園かと思うほど沢山
の種類のサクラが植えられています。
2006年4月15日(土)に行ってみましたが、まだまだ硬いツボミの状態
でした。今年は遅くまで雪が降ったりしたので、5月の初めぐらいにな
らないと満開にならないかもしれません。

これらの中で、「オカメ」という名札がついたサクラがツボミを膨らま
せていました。また、昨年の12月に咲いた「四季桜」と「十月桜」がま
ばらに花を咲かせていました。アップで見る花はとてもきれいだと思い
ました。
一関遊水地記念緑地の桜「オカメ」
バラ科 サクラ属 Prunus





シキザクラ(四季桜)とジュウガツザクラ(十月桜)
バラ科 サクラ属 prunus
落葉小高木。春のサクラのような華やかさはないが、まばらに咲く
寂しげな花が独特の雰囲気。
この中、「ジュウガツザクラ(十月桜)」は、「コヒガン(小彼岸)
ザクラ」の園芸品種とのことで、小形の花は白色または淡紅色の5弁花
で、ときに八重咲きになるという。「十月桜」も「四季桜」も花期は
10~12月にかけてと、翌年の4月。