peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのプリムラ・ジュリアン(その1) 2014年1月17日(金)

2014年02月03日 | 植物図鑑

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2014(平成26)年1月17日(金)、岩手県立花きセンター(岩手県胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。山も野原も雪で真っ白になっているのに、この花卉センターの中には様々な花が沢山咲いていました。

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花きセンターの管理棟・展示室では、今年度栽培したシクラメンが30鉢ほどと様々な植物が展示されていました。また、「鉢花販売コーナー」が設けられてゼラニュームやプリムラ・ジュリアン、ジャノメエリカ、グリーンネックレスなどの鉢花が展示即売されていました。

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プリムラ・ジュリアン サクラソウ科 サクラソウ(プリムラ)属 Primula juliae

プリムラはサクラソウ属の学名だが、園芸界ではヨーロッパで改良された園芸品種やそれをもとに日本でつくられたサクラソウ類を「プリムラ」と呼んでいる。花色豊富で、寒さに強く育てやすい、開花期が長いことなどから人気が高く、室内だけでなく、花壇やコンテナガーデンにも欠かせない。

コーカサス原産の小型種で、葉は小さく心臓形で長さ3~5cm。花は紫紅色。花冠裂片に切れ込みが入る。園芸店などで、「ジュリアン」の名で売られている園芸品種群は、古くはジュリアナ・ハイブリッドと呼ばれ、コーカサス原産のプリムラ・ジュリエPjuliaeと同属のポリアンサP.×polyanthaやブルガリスp.vulgarisを交雑して生まれたものである。花茎の先に1個ずつ花をつけるのが特色。

栽培:日当たりのよい場所を好み、光線不足では花つきが悪くなるので、室内に置いた鉢植えは、穏やかな晴天時に戸外に出して日に当てる。鉢土の表面が乾いたら、たっぷり水やりする。月に2~3回、液体肥料を施し、こまめに花がらを摘むと、長く美しい花姿を楽しめる。普通シクラメンの後作として栽培され、温室内では9月に種子を播くと1~3月に開花する。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=41859959&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのプリムラ(その1)2013年1月21日(月)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=33420253&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:「世界の椿館・碁石」のプリムラ・ジュリアン 2010年1月8日(金)]


”平泉エッセイ・コンテスト”入選作品集「平泉を歩く」を読む! 2014年1月30日(木)

2014年02月03日 | 植物図鑑

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2014(平成26)年1月下旬、「平泉エッセイ・コンテスト」実行委員会(代表・事務局:小賀坂勝美)から”平泉エッセイ・コンテスト”入賞作品集「平泉を歩く」(表紙を除きA5判64ページ)が送られてきました。

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これらの作品は、選考委員の内海隆一郎氏(作家・「金色の棺~藤原三代のなぞを開く」「人びとの忘れもの」「蟹の町」「30%の幸せ」などの著作がある)が「総評」に書いている通りだと思いました。

”受賞作は、みな豊かな個性を持ち、内容・表現ともに優れている。ことにも一編一編が、それぞれの筆者の人生を程よく炙り出し、作品を書かずにはいられないものを胸の内に抱いていて、これが読者を納得させ共感させるのである。つまり「つくりもの」でない「真実」が吐露されていた。これは推薦された6作品のみならず、予選通過作品のほとんどに共通している美点であろう。”

私は、40ページに掲載されている「慈母のまつり」(基衡賞・岩手県 横田恵子 69歳)が特に印象に残りました。私は一度だけですが、この作品に出てくる「哭きまつり」を観たことがありますので、内海隆一郎氏が「寸評」で書いている通りだと思いました。”観光的には極めて地味な行事「哭きまつり」を採り上げ、美しい小宇宙へと誘ってくれる、しっとりした佳品。女性筆者の感覚が鋭く優しくあふれ、この行事に疎い読者にも好感を懐かれるだろう。”

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哭きまつり:「観自在王院跡」は浄土庭園。阿弥陀堂では基衡妻の葬送を模したという「哭き祭り」が毎年5月4日に行われる。その東方に「基衡妻の墓」(江戸時代建立)と「オンドウブツ」と呼ばれる12世紀の石仏がある。御堂仏の意か。[河出書房新社発行、大矢邦宣著「図説 平泉」より]

http://www.hiraizuminews.jp/news.asp?recno=20090504165640 [観自在王院跡で古式ゆかしく哭まつり:奥州平泉観光新聞]

http://www.hiraizuminews.jp/news.asp?recno=20080504185107 [平泉の観自在王院跡で哭まつり:奥州平泉観光新聞]

http://blog.goo.ne.jp/enn37/e/fc79d21cc66a615f1b3e015a1c856dd7 [「哭(なき)まつり」と真澄:」ゾウさんと暮らす]

http://himurot.tumblr.com/post/977389724 [観自在王院の哭きまつり:Narrow Road to the Deep Tohoku]

http://www.st.rim.or.jp/~success/nakimaturi_ye.html [平泉で850年間も伝えられてきたまつり哭き祭とは?!花立山の麓の観自在王院 阿弥陀堂の前に…]

http://www.youtube.com/watch?v=x6WhQ4bYK-4 [You Tube:平泉町観自在王院「哭きまつり」.mov]

鞘堂に亡き友思う 清衡賞は鈴木さん

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平泉エッセイ・コンテスト

 平泉町の「平泉エッセイ・コンテスト」実行委員会(小賀坂勝美代表)は27日、全国公募した「世界文化遺産登録記念 平泉エッセイ・コンテスト」の入賞作品を発表し、最高賞の「清衡賞」は奥州市前沢区白山の鈴木秀悦さん(71)の作品「ヒデ、いくべ」に決まった。

 コンテストは町民有志10人でつくる実行委が平泉の良さを再認識し、郷土愛を育む一助にしようと企画。今年6~8月、中学生以上のアマチュアを対象に、平泉に関するテーマで800字以内で募集したところ、北海道から鹿児島まで全国から266点が寄せられた。

 審査は作家の内海隆一郎さん、作家で詩人の小野寺苓さん、毛越寺執事長の藤里明久さんが行い、清衡賞1点、基衡賞2点、秀衡賞3点、泰衡賞18点を選考した。

 清衡賞を受賞した鈴木さんは、中尊寺の金色堂を覆っていた古い鞘堂(さやどう)に足を踏み入れるたびによみがえる、今は亡き友人と写生に出掛けた60年前の思い出を情景鮮やかにつづった。

 元小中学校教諭で現在は前沢ユネスコ協会長、世界遺産「平泉の文化遺産」追加登録候補の史跡白鳥舘遺跡(同区)のボランティアガイドを務め、追加登録を祈念してお盆の余暇に執筆。受賞は「青天の霹靂(へきれき)」と語り、驚いた様子で喜ぶ。

 作品では「世界遺産となった中尊寺の中で、この古い鞘堂が一番好きだ」とつづり、受賞を機に「文化はそれぞれの地域に育つもの。文化を理解すれば、地域への誇りや愛着が深まる。それがまちづくりや地域づくりの原動力になると思う」と展望する。
【写真】平泉エッセイ・コンテストで清衡賞を受賞した鈴木さん
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