peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市川崎町のネムノキ(合歓の木)&「布佐神楽創立150周年記念公演 2013年7月13日(土)

2013年07月15日 | 植物図鑑

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(上と下3つ)川崎町生涯学習ステーションの図書館側駐車場の縁に植えられているネムノキ(合歓の木)が、ピンク色の花を沢山咲かせていました。

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2013年7月13日(土)、一関市川崎町の郷土芸能「布佐神楽」の創立150周年記念公演が、一関市川崎公民館のホールで(午後1時20分開始、入場無料)開催されました。

南部神楽の流れをくむ布佐神楽は、1863(文久3)年に相川(現在の一関市舞川)から伝わり、さまざまな神楽の要素を取り入れて芸風を確立。勇壮、流麗な舞で、4月には岩手県指定無形民俗文化財の指定を受けています。また、地元の子どもたちに積極的に伝承活動を行っているひか、これまでオーストラリアやフランスなどで海外公演も行っています。

この日は、「開会の挨拶」のあと、この神楽を地域を挙げて受け継いできた布佐神楽保存会の千葉仁一会長の挨拶がありました。その後、この神楽を県の無形民俗文化財に推薦してくださった橋本裕之・県文化財保護審議会委員の講話がありました。

この日は、約4時間にわたって次の8つの演目を力強く披露し、市民や神楽ファン約180人を魅了しました。

演目:三番叟(さんばそう)、羽衣(羽衣)、御神楽(みかぐら)、岩戸開(いわとびらき)、五矢神語(ごやしんご)、水神明神(すいじんみょうじん)、一ノ谷の合戦、玉織姫子捨ての場の8演目が上演されました。以上、7/13(金)&7/15(月)付「岩手日報」の記事より転載。

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(上)挨拶する布佐神楽保存会の千葉仁一会長

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(上)講話をする橋本裕之・県文化財保護審議会委員

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(上)演目が始まる前の舞台:真ん中の紫紺の幕に「熊野神社/岩手県指定無形民俗文化財/創立150周年記念/平成25年4月吉日」の白抜き文字があります。

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(上)左側のこの幕には、「昭和55年6月、東京公演記念」の文字があります。

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(上)右側のこの幕には、「岩手県南・宮城県北神楽大会優勝」の文字があります。

最初の演目1. 三番叟(さんばそう):式舞は、神楽の演目でも儀式的要素の強いものです。南部神楽では、「鶏舞(とりまい)」あるいは「御神楽」、「翁(おきな)/白翁の舞」、「三番叟」、「八幡舞」、「山神」、「岩戸開」などの演目が式舞とされています。  三番叟は、切れあごの黒い尉面(じょうめん)の烏帽子(えぼし)をかぶり、千早姿で舞うものです。布佐神楽では、幕から黒い翁があらわれると、胴取りと掛け合いのやり取りをします。その後、道化が仕草も面白く現われ、黒翁(こくおう)と共に「めでたや、めでたや」と拍子に合わせて舞います。五穀豊穣、家内安全を祈願する舞台清めの舞とも伝えられています。(主催者のプログラムより)

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2.羽衣(はごろも):三保の松原に降り立った天女は、その素晴らしい眺めに感激して、松の枝に羽衣を掛け置き、浜辺に遊びます。偶然通りかかった漁師の伯良(はくりょう)は、松に掛けてある美しい羽衣に魅せられ、宝物にするべく持ち帰ろうとします。戻ってきた天女は羽衣を返してくれるよう懇願します。けれども伯良はなかなか返そうとしません。天女は、羽衣がなければ天界に戻れません。伯良が、「本当に天女であるならば天人の舞を舞って見せよ。そうすれば羽衣を返そう。」と申し入れますと天女は、「疑いは人間世界の事です。天人は嘘や偽りを申しません。」ときっぱりと告げます。伯良は、自分の言葉が恥ずかしくなり、羽衣を天女に返します。羽衣をまとった天女は、美しい天人の舞を舞いながら、天界へと飛んで行きます。(主催者のプログラムより)

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(上)舞台の幕が変わり、「羽衣(はごろも)」の始まりです。話の筋は私が知っているのとは少し違っていました。

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「3.御神楽(みかぐら)」以降は、後で書きます。

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ネムノキ(合歓の木) マメ科 ネムノキ属 Albizia julibrissin

山地や原野、川岸などに生え、高さ6~10mになる落葉高木。樹皮は灰褐色で褐色の皮目が目立ち滑らか。枝は太く無毛で横に広がる。葉は有柄で互生し、長さ20~30cmの大形の偶数2回羽状複葉で、羽片は7~12対。小葉は18~29対あり、長さ5~15mm、幅2.5~4mmで革質。縁は全縁で短毛がある。裏面は短毛があり、粉白色となる。夜になると、小葉が閉じて垂れ下がる。

6~7月、枝先に10~20個の花が集まった頭状花序を総状につけ、夕方、開花する。花弁は長さ7~9mmで下部が合着し、短毛がある。雄しべは多数あり、花糸は淡紅色で長さ3~4cmと長い。雌しべは白色の糸状で雄しべより長い。萼は長さ約3mmの筒形で微短毛がある。豆果は長さ10~13cmの広線形で、10~15個の種子が入っている。種子は長さ1~1.5cmの楕円形で褐色。用途:庭木、公園樹、器具材。分布:本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=40691440&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:岩手県立博物館のネムノキ(合歓の木) 2012年7月22日(日)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35002390&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市千厩町のネムノキ(合歓木)2010年7月16日(金)]