peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市水沢区佐倉河のヒメシャジン(姫沙参) 2013年7月7日(日)

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2013年7月7日(日)、いわて生協水沢店(奥州市水沢区佐倉河)に行ったので、近くを散策しました。この周辺には田んぼなどが未だ沢山残っています。200~300mほど離れた農家と思われる民家の庭に植えられているヒメシャジン(姫沙参)が、ツリガネニンジンに似た青紫色の花を沢山咲かせていました。

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ヒメシャジン(姫沙参) キキョウ科 ツリガネニンジン属 Adenophora nikoensis

「沙参(しゃじん)」はツリガネニンジン類のこと。亜高山~高山の礫地などにに生える多年草。高さは20~60㎝ほどだが、草丈、葉の形や大きさは変化が多く、普通互生するが、対生するものや輪生するものもある。(葉は互生し、披針形で長さ3~7㎝。縁には鋸歯があって先は尖り、基部はくさび形となる。)根茎は長くやや太い。茎は無毛で直立し、普通数本が株立ちとなり、群生することが多い。

7~9月、花は茎の先端に1個だけのものもあるが、10個ぐらいを総状花序につけるものが多い。花冠は鐘形で先が5裂し、長さ1.5~2.5㎝ほどあり、やや下向きに咲き、普通青紫色で美しい。萼片は線形で先は鋭く尖り、縁には歯状の細かい鋸歯がある。5個の雄しべと1個の雌しべがあり、花柱は花冠とほぼ同じか、やや外へ突き出る。

同じような環境に生えるヒメヤジンの変種・ミヤマシャジン(深山沙参)var.stenophyllaは萼片が披針形で縁に鋸歯が無い点、花柱が花冠から突き出ることなどで区別できる。母種のヒメシャジンと分布域がほとんど同じで、場所によっては両方が混生していることもある。分布:本州(中部地方以北)。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の野草」より]


奥州市水沢区佐倉河のミソハギ(禊萩) 2013年7月7日(日)

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2013年7月7日(日)、いわて生協水沢店(奥州市水沢区佐倉河)に行ったので、近くを散策しました。この周辺には田んぼなどが未だ沢山残っています。農家と思われる民家の庭に植えられているミソハギ(禊萩)が、紅紫色の花を沢山咲かせていました。

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ミソハギ(禊萩) ミソハギ科 ミソハギ属 Lythrum anceps

朝鮮半島、日本などが原産の耐寒性多年草で、草丈は1mほどになる。水辺の湿地帯に生え、旧暦のお盆の頃に花を咲かせるので、ボンバナ(盆花)、ショウリョウバナ(精霊花)の名前がある。7~9月、紅紫色の小さな花が3~5輪集まって穂状(すいじょう)に咲く。

欧米に分布するエゾミソハギ(蝦夷禊萩)L.salicariaは、ミソハギに良く似ているが、茎や葉などに短毛があり、葉の基部は茎を抱く。大輪花や花穂(かすい)の長い品種など園芸品種(’モルダンピンク’など)もある。用途:庭植え、切り花。

栽培管理:日当たりがよい湿地に生えるので、水もちのよい土で育てる。気温25℃ぐらいでタネを直播きし、混み合わない程度に間引きする。3年ぐらいは植えたままにすると、自然にまとまる。表土が乾いたらたっぷり水やりをし、施肥はほとんど必要ない。花後、秋に株分けで殖やすか、初夏に挿し芽が可能。鉢植えは、鉢土が乾かないよう水を貯めた受け皿に鉢植えを置き、日当たりのよい戸外で育てる。屋外で冬越しできる。庭植えも夏は水やりをする。植え付け:3月、10月下旬~11月上旬。[西東社発行「知りたい花の名前がわかる花の事典」&主婦の友社発行「色がわかる四季の花図鑑」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=40766875&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市大東町渋民のミソハギ(禊萩) 2012年7月20日(金)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35507156&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町のミソハギ]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/2a49fe2f8e13d31dd592d75d99f16168 [peaの植物図鑑:一関市東山町のミソハギほか]


山形県遊佐町の十六羅漢岩&ハマヒルガオ(浜昼顔)&キリンソウ(黄輪草/麒麟草) 2013年7月4日(木)

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2013年7月4日(木)、山形県の三崎公園がある辺りにあるという有耶無耶の関跡を目指してマイカーを走らせていたら、国道345号線沿いに十六羅漢岩展望台がありました。小高い丘になっている展望台には休憩所や歌碑などがありました。付近にはハマヒルガオ(浜昼顔)やキリンソウ(黄輪草/麒麟草)が咲いていました。

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(上)この道を波打ち際まで下りて行けば十六羅漢岩が見られたと思うのですが行きませんでした。

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(上)この岩は十六羅漢岩の一部と思われます。

http://www41.tok2.com/home/kanihei5/rakaniwa.html [十六羅漢岩:山形県遊佐町]

http://yamagata6.blog118.fc2.com/blog-entry-167.html [山形県遊佐町・十六羅漢岩]

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上の十六羅漢岩展望台から100mほど離れた海沿いに芭蕉句碑が立てられており、海の中には名勝・出羽二見がありました。下は十六羅漢岩展望台への登り階段道。

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ハマヒルガオ(浜昼顔) ヒルガオ科 ヒルガオ属 Calystegia soldanella

海岸の砂浜に生えるつる性の多年草。地下茎を伸ばして殖え、茎は砂の上を這って広がる。葉は互生し、長さ2~4㎝、幅3~5㎝の腎臓状の円形で、厚くて光沢がある。5~6月、葉の付け根から長い花柄を出し、直径4~5㎝の淡紅色の花を開く。初夏の海辺を彩る代表的な海浜植物のひとつ。分布:日本全土。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=37884058&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:北海道小平町鰊番屋&ハマヒルガオ(浜昼顔) 2011年7月12日(火)]

キリンソウ(麒麟草) ベンケイソウ科 マンネングサ(セダム)属 Sedum aizoon var.floribundum(フロリブンドゥム)

北海道~九州の山地の林縁、岩上や草原、海岸などに自生する多肉の多年草。地下に太い根茎があり、そこから多数の花茎を束生する。 花茎は1年生で長さ10~50cm、径2~3mm、直立または斜上し、多くの葉を互生する。葉は肉質で葉柄はなく、長さ2~7cm、幅8~20mm、先はやや丸くへら状で、上半部に浅い鋸歯がある。(分布が広いため、 花茎の長さ、葉形や大きさ、花の大きさなどに個体差がある。)

花期は5~7月、花茎の先に小さな黄色の花を沢山咲かせる。花は両 性花で、ガク片は5個、花弁は5枚で長さ6~7mm、雄しべは10本、雌し べは5個で長さ5~7mmある。雄しべの裂開前の葯はふつう黄色だが、 赤いものもある。袋果は5個が星形に並び、内に多数の種子ができる。

和名の「麒麟草」については、黄色い花が多数集まって咲くので、「黄輪草」の名がついたと言われるが、「麒麟草」と書くことも多く、由来はよくわかっていない。分布:北海道~九州、朝鮮半島、中国、シベリア東部。[増殖]株分け、挿し芽、葉挿し、実生ができるが、簡単に殖やせる挿し芽、葉挿しが一般的。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/4a7e390ce9ab0cad7f549aaad11b54ea [peaの植物図鑑:青森県尻屋崎灯台付近のキリンソウ(麒麟草/黄輪草) 2008年7月20日]