peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

むろね山野草の会のオキナグサ(翁草)

2010年05月16日 | 植物図鑑

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2010年5月16日(日)、一関市立室根公民館・むろね山野草の会主催「春の山野草展」が、室根ふるさとセンター(一関市室根町折壁)で、昨日から開催されていましたので、行ってきました。会場には会員が育てた山野草約60種、200点が展示されていました。それらの中にオキナグサ(翁草)が1鉢だけありました。

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オキナグサ(翁草) キンポウゲ科 オキナグサ(プルサチラ)属 Pulsatilla cernua

山野の日当たりのよい草地や丘陵などに生える多年草。かつてはあぜ道などによく見られたが、最近はほとんど見かけなくなってしまった。花の頃は高さ10㎝ほどで、全体に白い毛に覆われている。根もとの葉は2回羽状複葉。茎につく葉は線状に切れ込んでいる。花期は4~5月。花は長さ3㎝ほどの釣鐘型で花弁はなく、暗赤紫色の萼片が花弁のように見える。花の後、花茎は高さ30~40㎝ほどに伸び、羽毛のかたまりのような果実をつける。この果期の姿を白髪に見立てて、「翁草」の名がついたという。タネからの増殖が容易で赤茶色の通常の花のほかに、黄色花のキバナオキナグサも普及する。分布:本州、四国、九州、朝鮮半島、中国。

オキナグサの仲間は、北半球の暖帯から北部に120種ほど分布する多年草で、日本にはオキナグサ(翁草)と高山に生えるツクモグサP.nipponicaの2種が分布している。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&講談社発行「山野草大百科(久志博信・内藤登喜夫著)」より

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/e1d02c122d5b0cf6718fadbacb67f280 [peaの植物図鑑:オキナグサ(翁草)]


むろね山野草の会のクマガイソウ(熊谷草)2010年5月16日(日

2010年05月16日 | 植物図鑑

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2010年5月16日(日)、室根ふるさとセンター(一関市室根町折壁)で、昨日から開催されていたむろね山野草の会(佐藤智・会長、会員29人)と室根公民館(館長・佐藤章)共催の「春の山野草展」に行ってきました。玄関を入ってすぐの1階ロビーには、クマガイソウ(熊谷草)とサクラソウ(桜草)をふんだんに使ったディスプレイ(縦5m、横4m)を展示。ミニチュアの水車小屋やニシキ鯉が泳ぐ池までつくられていました。2階の展示場に至る階段の踊り場を含めて、会員が育てた山野草約60種、200点が展示されていました。

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クマガイソウ(熊谷草) ラン科 アツモリソウ属 Cypripedium japonicum

アツモリソウの仲間は花が左右相称、唇弁が袋のように膨らんでいるのが特徴。クマガイソウ(熊谷草)は、杉林や竹林などの斜面に好んで群生する。4~5月、扇形の大きい葉を2枚つけた茎の頂に、直径8~10㎝もある大きい花を横向きに1個咲かせる。この花を源氏の無骨な武士熊谷直実(くまがい・なおざね)の背負う母衣(ほろ)に見立てて名とした。草丈は20~40㎝。[講談社発行「野の花・街の花(長岡 求:監修)」より]


東山植物友の会のクマガイソウ(熊谷草)

2010年05月16日 | 植物図鑑

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2010年5月15日(土)、一関市松川公民館(一関市東山町松川)で開催された東山植物友の会(会長・鈴木四郎)の「第31回山野草展」に行ってきました。山野草が沢山展示されていましたが、「クマガイソウ」の名札のものが3~4鉢ありましたが、2鉢はタイワンクマガイソウでした。ここに掲載したものは、日本のクマガイソウ(熊谷草)だと思いますが、”クマガイソウは鉢栽培は不可能”とのことですので、庭栽培のものを展示のために鉢植えしたのでしょうか?

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クマガイソウ(熊谷草) ラン科 アツモリソウ属 Cypripedium japonicum

やさしげな姿のアツモリソウ(敦盛草)に対したもので、源平の合戦で平敦盛を討った熊谷直実(くまがい・なおざね)の名をとっている。山野の樹林の下に生える多年草。特に竹林や杉林の下に群生することが多い。高さは20~40㎝になる。葉は大きく、直径10~20㎝の扇形で縦じわが目立ち、2個が対生状につく。花期は4~5月。花は大形で、茎の先に1個つく。袋状の唇弁には紅紫色の模様がある。分布:北海道(西南部)、本州、四国。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/a2b7cbdb0ecf9206e943a75fcef00fca [peaの植物図鑑:クマガイソウ(熊谷草)]