peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ヨウシュクモマグサ(洋種雲間草)/ クモマグサ(雲間草)

2010年05月18日 | 植物図鑑

P2040067

P2040071

P2040065

P2030980

P2030979

2010年5月16日(日)、室根ふるさとセンター(一関市室根町折壁)で前日から開催中のむろね山野草の会(佐藤智会長、会員29人)の「春の山野草展」に行ってきました。会員が育てた約60種、200点の山野草が展示されていましたが、これらの中に「赤花クモマソウ」という名札がついた鉢と「クモマソウ」という名札が付いた鉢がありました。

P2040070

P2040068

むろね山野草会のクモマグサ(雲間草) 2010年5月16日(日) 

P2040851

P2040852

P2040853

クモマグサ(雲間草) ユキノシタ科 ユキノシタ属 Saxifraga

ヨーロッパ北西部・中部原産の耐寒性多年草。自然にこんもりした草姿になり愛らしい花を咲かせるので人気の鉢花だが、「クモマグサ」の名前で出回るのは洋種クモマグサ(サキシフラガ)で、日本の高山に自生するクモマグサとは別種。濃緑色の葉をつけた茎が分枝し、地面を這うように伸びてクッション状に広がり、春に花茎を伸ばして5弁の小さな花を沢山咲かせる。管理:日当たりのよい戸外に置くが、高温多湿を嫌うので夏は雨の当たらない風通しのよい半日陰に移し、できるだけ涼しく夏越しさせる。鉢土が乾いたらたっぷり水やりする。用途:鉢植え、ロックガーデン。[西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]

クモマグサ ユキノシタ科 ユキノシタ属 :北アルプスと御岳山の高山の礫地や岩場に生える多年草。高さは5~10㎝。葉は厚みがあり、先端が浅く3つに切れ込む。花は白色で直径約1㎝、花弁の基部が急に細くなる。花の中心部に子房が目立つ。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市東山町のシロヤマブキ(白山吹)

2010年05月18日 | 植物図鑑

P2050236

P2050240

P2050232

P2050227

2010年5月17日(月)、一関市東山支所(東山町長坂字西本町)の駐車場の近くにある民家の庭に植えられているシロヤマブキ(白山吹)が花を沢山咲かせていました。

P2050249

P2050248

P2050247

P2050251

P2050253

シロヤマブキ(白山吹) バラ科 シロヤマブキ属 Rhodotypos scandens

黄色い花を咲かせるヤマブキ(山吹)の白花品ではなく、属も異なる。シロヤマブキ属 Rhodotypos:はシロヤマブキだけの1属1種。落葉低木。葉が対生し、花は白色で、花弁と萼片が4個あることなどがヤマブキ属との相違点。萼片と萼片の間に小さな副萼片があるのも特徴。

日本では自生地が限られており、岡山県と広島県などに分布する。落葉低木。株立ちになり、高さは1~2mになる。新枝は緑色ではじめ白色の軟毛がある。葉は対生し、葉身は長さ4~10㎝、幅2~5㎝の卵形。先端は鋭く尖り、基部は円形またはややハート形。縁には鋭い重鋸歯がある。葉の表面:葉脈は裏面に凹み、しわが目立つ。裏面には絹毛が生える。葉柄は長さ2~5mm。4~5月、新しく出た側枝の先に直径3~4㎝の白色の花が1個つく。花弁は広円形。萼片は長さ1~1.5㎝の狭卵形で、縁には鋸歯がある。萼片や副萼片、花柄には白い軟毛がある。

果実:はそう果で長さ約7mmの楕円形。一つの花に、4個集まってつく。果皮は黒色で光沢がある。9~10月に熟す。植栽用途:庭木、公園樹。乾燥した所を嫌う。実生でよく発芽し、生長は早い。

分布:本州(広島・岡山・島根・福井県)、朝鮮半島南部、中国中部。


一関市東山町のボタン(牡丹)

2010年05月18日 | 植物図鑑

P2050282

P2050277

P2050268

2010年5月17日(月)、一関市役所東山支所(東山町長坂字西本町)の駐車場のすぐ傍にある民家の庭に植えられているボタン(牡丹)が紅紫色の花を咲かせていました。

P2050278

P2050274

P2050275

P2050276

ボタン(牡丹) ボタン科 ボタン属 Paeonia suffruticosa

中国原産の落葉低木。古くから根を薬用にし、唐の時代には観賞用に庭園に植えられるようになった。高さは1~1.5m。葉は普通2回3出複葉で、臭気がある。花期は5月。花は直径25~30㎝で、一重から万重咲きまである。花の色はピンク、紅、紫、白などがある。黄色のボタンは中国産のキボタン(黄牡丹)P.luteaとの交雑品。寒ボタンは2季性のものを特別な栽培法で初冬の頃に開花させたもの。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


黄花タイリントキソウ(大輪朱鷺草)

2010年05月18日 | 植物図鑑

P2040490

P2040748

2010年5月16日(日)、室根ふるさとセンター(一関市室根町折壁)で、前日から開催中のむろね山野草の会(佐藤智会長、会員29人)の「春の山野草展」に行ってきました。会員が育てた約60種、200点ほどの山野草が展示されていましたが、それらの中に「タイリントキソウ(大輪朱鷺草)」が10鉢ほどもありました。そして、黄花のものが2鉢ありました。プレイオネ・フォレスティ(黄花朱鷺草)が、”タイリントキソウ属の中では唯一の黄花種です。”と下記のWebサイトに記載されていましたが、原種(自然交配種)のプレイオネ・コンフューサPleione confusaというのもあるようです。

P2040489

P2040496

P2040491

黄花タイリントキソウ(大輪朱鷺草) プレイオネ・フォレスティ ラン科 タイリントキソウ(プレイオネ)属 Pleione forrestii

中国・雲南省の西部からビルマに分布する多年草で、標高2800m以上の高原に生える。大きな緑色の偽鱗茎に、淡い黄色の花を咲かせる。唇弁には赤い斑が入る。”タイリントキソウ属の中では唯一の黄花種”と記載されていたが、原種(自然交配種)のプレイオネ・コンフューサPleione confusaというのもあるようです。和名では「キバナトキソウ(黄花朱鷺草)」と呼ばれる。「タイリントキソウ(大輪朱鷺草)」は、タイワントキソウ(台湾朱鷺草)とも呼ばれる。

http://www.botanic.jp/plants-ha/plefor.htm[shu(^^)Homepage,プレイオネ・フォレスティ(黄花朱鷺草)]

http://crispata.tea-nifty.com/blog/2008/05/post_bbe4.html[大輪トキソウ 白・黄色:花と遊ぶ]

http://ele-middleman.at.webry.info/201004/article_21.html [自宅のラン:プレイオネ・フォレスティイが開花 怠け者の散歩道/ウェブリブログ]

http://michico-sato.cocolog-nifty.com/photos/flower/dscf1927.html [庭の花々:タイリントキソウ(コンフューサ)]

http://heboen.hp.infoseek.co.jp/youran/pln.html[タイリントキソウ]