peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

濃色タイリントキソウ(大輪朱鷺草)プレオネ・ストロンボリー

2010年05月17日 | 植物図鑑

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2010年5月16日(日)、室根ふるさとセンター(一関市室根町折壁)で15日(土)から開催されているむろね山野草の会(佐藤智会長、会員29人)の「春の山野草展」に行ってきました。会員が育てた約60種、200点ほどの山野草が展示されていましたが、それらの中に10点ほどのタイリントキソウ(大輪朱鷺草)がありましたが、唇弁が濃色の「プレオネ・ストロンボリー」と呼ばれているものがありました。

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濃色タイリントキソウ(大輪朱鷺草)プレオネ・ストロンボリー ラン科 タイリントキソウ(プレオネ)属 Pleione stromboli

プレイオノイデスPln.pleionoidesとブルボコディオイデスPln.bulbocodioidesの交配種。台湾や中国本土に分布する。山地の湿った岸壁などに生える。春、球根から新芽を伸ばし花を咲かせ、その後展開した葉は長さ20㎝、幅5㎝前後まで生長する。草丈:5~15㎝。花期:4~5月。唇弁が濃紅色。

同属種が中国からヒマラヤ周辺にも分布する。古くから園芸化され、白・ピンク・紅・黄など花色も多彩。いずれも暑さには弱い。栽培:春は風通しの良い日当たり、5月頃から葉が焼けるか焼けないギリギリの遮光で管理する。冬期は、球根を掘り上げてビニール袋に入れ、温度変化の少ない場所や冷蔵庫の野菜室に保管する。水やりは、植え付け直後は多めに灌水するが、球根が落ち着いてからは少しずつ控えめにする。肥料は、花後、翌年の球根ができるので、置き肥や液肥で肥培する。増殖は分球が一般的。花後親球の周りと上部にできる。暖地では庭植えも可能。[栃の葉書房発行「育てる調べる 山野草2525種」より]

http://store.shopping.yahoo.co.jp/chanet/61119.html [山野草 大輪ときそう ストロンボリー]

http://www.arasawasanso-en.co.jp/subpage/syohin5-sub41.html [タイリントキソウ]


タイリントキソウ(大輪朱鷺草)/タイワントキソウ(台湾朱鷺草)

2010年05月17日 | 植物図鑑

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2010年5月16日(日)、室根ふるさとセンター(一関市室根町折壁)で開催されていたむろね山野草の会(佐藤智会長、会員29人)の「春の山野草展」に行ってきました。会員が育てた約60種、200点ほどの山野草が展示されていました。それらの中に「トキソウ」という名札をつけたラン科の植物が、10鉢ほどもありました。いずれも見事なものでしたが、全てが「タイリントキソウ(大輪朱鷺草)の仲間」のように見えました。

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タイリントキソウ(大輪朱鷺草)の仲間:洋ランのような雰囲気が感じられる花で、山野草として栽培される数多くの種類の中でもひときわ目立つ美しい野生ラン。冬期は休眠し、洋ランのように特別な加温を必要とせず、一般の山野草と同じような環境で、比較的簡単に栽培できる。日本には自生がないものの、古くから栽培されている。別名:タイワントキソウ(台湾朱鷺草)

タイリントキソウ(大輪朱鷺草):山地のやや湿度が高い林床の岩上などに生え、台湾から中国本土に分布する。花期:4~5月。

この仲間は中国を中心に20種ほどが知られている。偽鱗茎をもつ多年草で、タイリントキソウ(大輪朱鷺草)のほかにも多くの種類が栽培され、学名のプレオネPleioneの名で親しまれている。ただし、タイリントキソウ以外の原種は比較的性質が弱くて育てにくいものが多い。

これらの原種同士が同時に生える場所では自然交雑種が発見され、さらに英国を中心に人工交配が活発に行われ、数多くの交配種が育成されている。これらの交雑種や交配種は雑種強勢の法則で、性質が強くて育てやすい。

この画像のタイリントキソウ(大輪朱鷺草)は、「プレオネ×ストロンボリー 」ではないかと思われます。 ラン科 タイリントキソウ(プレオネ)属

プレイオノイデスとブルボコディオイデスの交配種。唇弁も花弁も濃紅紫色。花の変異が豊富。[講談社発行「山野草大百科(久志博信・内藤登喜夫著)」より]


むろね山野草の会のトキワハナガタ(常盤花形)

2010年05月17日 | 植物図鑑

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2010年5月16日(日)、室根ふるさとセンター(一関市室根町折壁)で昨日から開催中のむろね山野草の会(会長・佐藤智、会員29人)の「春の山野草展」に行ってきました。会員が育てた約60種、200点の山野草が展示されていましたが、それらの中にトチナイソウ(アンドロサセ)属のトキワハナガタ(常盤花形)という名の常緑多年草が2鉢ほどありました。

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トキワハナガタ(常盤花形) サクラソウ科 トチナイソウ(アンドロサセ)属 Andorosace sempervivoides

トチナイソウ(栃内草)の仲間):トチナイソウ属は北半球の寒帯に約100種ある多年草または1年草。日本原産はトチナイソウ(栃内草)とリュウキュウコザクラ(琉球小桜)・1年草の2種。海外の高山種はマット状になり興味深いものが多いが、夏の高温に弱く栽培は難しい。比較的栽培がやさしいトキワハナガタとアンドロサセ・ロツンディフォリア(両種ともヒマラヤ北西部原産)や、アルプス、カルパチア山脈原産のア・ラクティアなどが普及する。

トキワハナガタは、カシミールやチベットの西部で、標高3000~4000mの草地や砂礫地に生える常緑多年草で、草丈は5㎝ぐらいである。ランナー(匍匐枝)を出して増殖するので、ランナーにできる子株の挿し芽で容易に殖やすことができる。葉は広いへら形で、赤っぽい繊毛が生えている。開花時期:4~7月。花茎の先に小さなピンク色の4弁花を咲かせる。トチナイソウ(栃内草)は、高山帯の乾いた岩場や砂礫地に生え、北海道、岩手県(早池峰山)、アジア北部、ヨーロッパ東部、北米北部に分布。高さ3~5㎝。花期:自生地では7~8月、栽培では5~6月に開花する。和名は、千島で本種を最初に採取した栃内壬五郎氏にちなんだ名で、別名:チシマコザクラ(千島小桜)[講談社発行「山野草大百科(久志博信・内藤登喜夫著)」ほかより]

[花の仲間調べ:常盤花形(トキワハナガタ)]

http://www.botanic.jp/plants-ta/tohana.htm [shu(^^)Homepage,トキワハナガタ]

http://hatigatunokujira.at.webry.info/200606/article_5.html [輪になって…トキワハナガタとトチナイソウ?]