2010年5月5日(水)、さくらまつりが行われていた北上市立公園・展勝地に行ってきました。駐車場の隣に「サトウ・ハチロー記念館」があるのですが、庭に植えられているヤマブキ(山吹)が、金色の花を沢山咲かせていました。
ヤマブキ(山吹) バラ科 ヤマブキ属 Kerria japonica
枝垂れた枝が風になびく姿から、古くは「山振」の字をあて、これが山吹になったという説がある。山地に生える落葉低木。庭や公園などにも広く植えられ、いくつかの園芸品種もある。自生のものは谷川沿いなどのやや湿り気のあるところに多い。高さは1~2m。茎や枝ははじめ緑色。葉は互生し、長さ4~10cmの卵形で、先は尖り、側脈が目立つ。縁には欠刻状の重鋸歯がある。4~5月、直径3~5cmの鮮やかな黄色の花が咲く。花弁は5個。果実は長さ約4mmで、花1個につき1~5個つくものが多い。
ヤエヤマブキは八重咲きの園芸品種。太田道灌の逸話で有名なヤマブキはヤエヤマブキのほうで、雄しべが弁化し、雌しべも退化しているので、果実はできない。分布:北海道~九州。
<o> 花が白色のシロヤマブキ(白山吹)Rhodotypos scandensはシロヤマブキ属の落葉低木で、花弁が4個しかなく、葉は対生。若枝は褐色などの点がヤマブキと異なる。岡山県と広島県に自生のものがある。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」