本棚の裏の小部屋

大人の広汎性発達障害の
確定診断を受ける前も受けた後も
相変わらず冴えない日々を送っています

気分が荒れていた理由

2011-10-28 | 日記
昨日仕事から帰った夫が
まだ落ち込んでいる私の様子を見て

ホトホト困った口調で
「だから警察に捕まったからってそんなに落ち込まないで~」と言った。

おととい風邪を引いた息子が
幼稚園休みたい、休みたいと駄々をこね
平日が4~5日続くと最近いつも行きたがらなくて
簡単に許すと歯止めがきかなくなるのは目に見えているので
バス時間の寸前まで、このまま休ませるかどうか悩んだ。

結局欠席届を記入し始めたら
それを見ていた息子がお迎え届けと勘違いして
「今日お迎えに来てくれるの?」と嬉しそうに言うから
あ、そうか。それでもいいか。迎えに行った足でそのまま病院に連れて行こう。

そう思い付いて、お迎え届けに書き直した。
笑顔になって良かった、今日は早く迎えに行ってあげようと思った。

そして事件は起きた。

ヤフオクの落札分(息子のおもちゃ)を
入金する用事が1件あり、郵便局に寄ってから幼稚園へ向かった。
時間にはまだ少し余裕があったので、そんなに急いでもいなかった。

大通りから横道に左折して、いつものロータリーに向かう途中
左の細い道路から、おっさんの乗った白い車がかなり頭を出して来た。

それをよけつつ直進した私はアクセルをベタ踏みしたけれど
排気量の小さな車だから、坂道では歩く程のスピードにしかならない。

故に、その車の前をゆ~っくり通り過ぎる形になってしまって
早く行かないと迷惑だな私、という気持ちになって少し焦っていた。

1つ目の一時停止の場所ではピタリと止まった。
左右を確認して一呼吸置いてから車を発進させた。すぐ後ろに先程の車が続いていた。

次の一時停止はロータリーに入る直前。
軽く登り坂になっているてっぺんに着いて、
ロータリー全体を見渡せる状態でブレーキを踏み、
周囲に車が居ないのを確認して発進した。途端に、目の前に居たパトカーに止められた。

「今止まりましたか?」

愕然とした。いつもは安全運転で歩く様なスピードで、必ず一時停止している場所なのに。

いつもは幼稚園に迎えに来たりしないのに
たまたま子供を病院に連れて行く今日という日に限って何でこんな事が起きるのかと、
はらわたが煮えくり返る思いだった。四輪が止まっていないと停止とみなされないらしい。

それで2点加点+反則金が7千円も発生した。

7千円?
クリーニング出すの、あんなに我慢しているのに?

半額券使ったら、1万4千円分も出せるじゃない!!!!!
そしたら、家中のセーターやスーツ、全部クリーニングに出せるじゃないッ!!!!!

もう気が狂いそうだった。

こんな軽微な違反でこれだけの処罰をする警察の、
ちまちました取り締まりを心底呪ってやろうと思った。
普段はろくな仕事もせず困った時に相談しても役立たずのくせにこういう時は何だよ!!!

で、まあ予定の時間より少し送れて幼稚園に着いた。

そして息子を連れて帰ろう、病院へ行こうとしたら、
園庭で遊びたいと言ってきかないので、「少しだけだよ」と言って遊ばせた。
しかし20分経っても30分経っても子供は帰ろうとしなかった。途中、何度も声を掛けた。

そんなに元気に園庭を駆け回れるなら
病院なんて行かなくてもいいんじゃないかと怒りの気持ちが湧いて来た。
40分経った。いつもなら息子が乗って帰るバスの時間になり、その便の子供達が呼ばれた。

バス時間に帰るなら、警察に捕まってまで迎えに来る必要なんて全く無かったじゃないか!!

それでも何とか自分の気持ちを抑えて
息子を駐車場まで連れて行き、車に乗せようとしたら、また遊び始めた。
言っても言っても遊ぶのを止めなかった。「いい加減にしなさい!」ついに私は怒鳴りつけた。

これで車に乗らなかったら、そのまま駐車場に置き去りにして帰ろうかと思った。
後から泣き叫んで車を追い掛けようが、他の車に轢かれようが構わない位の気持ちだった。

少し離れた場所で3~4人の見知らぬ母親同士が長い井戸端会議をしていて
その人達に聞こえたかも知れなかったけど、そんな事だってどうでも良く感じた。

つかつかと子供に歩み寄り、一語一語ゆっくりこう告げた。

「迎えに来ても、そうやって遊んでるんなら
 これから先生や幼稚園から電話が来ない限り、ママはもう二度と迎えに来ないからね」

脅しでも何でもなかった。
これからどんなに子供が駄々をこねようと
幼稚園に迎えに行く事は、金輪際しないと決めた。

その後は一応病院へ行って診察をして貰い、薬を処方されて帰宅した。

夫が帰ってから、私のあまりの怒りっぷりを見て
「警察に捕まったのは○○(息子)のせいじゃないだろう」と言われたが、

「そう、警察に捕まったのは○○のせいじゃないよ。
 でもね、そこまでして幼稚園に迎えに行って、何でこいつは何十分も遊んでるの?
 具合悪いんじゃなかったの?何でバス時間まで居たの?迎えに行った意味無いじゃない」

と私が揺るぎない気迫できっぱり抗議したら、それは納得したらしく、夫が息子に注意した。

ママ、笑って

ママ、大好き と言うけれど、本当に息子は、今の私を好いているか?
好いてる訳ないよね。大嫌いだよね。こんな母親。見捨てられ不安からそう言っているだけ。

もう 別に 死にたいよ
何やっても 真面目にやっても いつもタイミング悪い事起きるし

というような自暴自棄の気持ちに襲われて、昨日のような暗い日記になってしまいました。