日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

サラリーマンの常識

2013年02月06日 | 比較文化

前回に続いて、中国独特のサラリーマンの常識。

常々書いているように、日本人は社員とともに、全社一丸、一体となって・・・ と考えるのだが、本人達は根本的に考え方が異なる。 社員ではなく彼らは一人一人が、“下請け業者”であり、別会社のオーナーだ。 自分(個人)の利益、実益を最優先し、その現場が会社に過ぎない。

証拠は
取引先との電話で、会社の固定電話には入ってこない。 個人の携帯電話に連絡があり、席を外して対応する。 こんな風景は各社必ずある。 なぜ? 

仕入先の変更、担当者の変更は相当なる抵抗が、意外なところから発生する。 場合によっては脅迫まで・・・ なぜ?

普段、自分の仕事はここまで、他は知らないという中で、なぜか直接関係ないところでがんばる。 なぜ?

取引先の情報は貴重な彼らの財産であり、他の人間には知られたくない部分。 つまりは特権(金づる)であり、死守する。 むろん、業者に便宜を図るし、その見合いを強要する。 これが車や家に変わるのか? ただ、強要という表現が正しいかどうか? 相手もそれが当然ととらえるのが中国なのだ。 

こんな環境で、くそまじめで正直者の日本人が仕事をするのだが・・・・ 結果は? 何処まで把握できているのかはなはだ疑問だ。 あえて言えば無理。 では、100%現地化でやるか? どうなるのだろうか? 私がオーナーならば会社(資金)を引き上げる方を選択する。 

では、中国の会社の会社はと言えば、手の内を知っているのと、決して社員を信用しない。 確かに徹底的に管理している。 結果、一族社員が集まってくる。 それでも信用しないのが中国だ。


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