日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

まさしく上納金

2013年02月05日 | 比較文化

中国の年末を向かえ、いろんな話が入ってくる。 

例えば、日本人の奥さんが中国人であれば、奥さんの兄弟、いとこから話を聞く事もあるだろう。 しかし、普通の駐在者はなかなか見えてこない社員の裏側。 上司に対するお歳暮の話である。

日本でも年末にはお世話になった上司にお歳暮等を贈る習慣はある。 中国は清明節の月餅(表向き)は一般的だが、やはり春節の前にもあるようだ。 以前紹介したが、上司の身内の葬式でもあるのだから、当然かもしれない。

お歳暮にしろ、香典にしろまさか、いくら? とは確認しない。 今回は話が違う。 不景気の折、残業が減り、賞与も大きく減額、どうしたものか・・・・・ となっているらしい。

これまではいくらなの? ぎょっとする金額だった。 日本人の常識をはるかに超える金額。 現金でも動くと言うから驚きだ。 このような話は漏れ聞く範囲であり、確実なところは把握できない。 把握したところで、これは中国の文化ですと言われれば、手の打ちようもない。 

中国人の七不思議。 あなたの給料は知ってるが、どうして車が買える、家が買える、こんな上納金を納められる? 不思議でならない。 

私にしてみれば、受け取る方も受け取る方だ。 常識というものが・・・・ ないのだ。 今読んでいる本の中に、『中国人は恥を知らない。 日本の文化は恥の文化・・・』 彼らの給料から見れば、あまりに非常識、しかし、その位しないとしないほうがいい、しないのと一緒なのかもしれない。 

これはある意味投資なのか? 上司はあなた方以上にもらってるし、お金を上げても人事権がそれほどあるわけでもない。 投資であったら、とても回収できないと思う。

中国人の役職者は、本来の給料は要らないほど部外収入が入っているのかもしれない。 会社の役職者は極力少なく、厳選しないと一般社員がたまらない。 総経理各位、重々ご注意、ご配慮を。 賞与も支給する必要はないし、いくら支給してもあえて言えば、上納金に比べれば小銭に過ぎない。 かも。

これは社員間の話で・・・  例の所もいろんな間接的要求も続く。 この地でスマートなビジネスには程遠い、悪しき習慣が多すぎる。



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