日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

悪の根絶

2012年03月12日 | 比較文化

中国(東北地区)社会に蔓延する賄賂の世界、裏の世界。 ある意味これも成長過程であり、文化のようなもの。(やっとここまでたどり着いた) 何も中国だけの話ではない。 今でも世界中にあり、人がいるところ大なり小なり必ずあるようだ。 違うのはそれが悪であると言う認識の差にある。

ただ、社会はそうかもしれないが、会社では・・・・
本来“悪”と思ってない者に“悪”を繰り返し言いさとし、根絶する。 会社の事より自らの収入源が優先。 これは当然の共通認識。 気が遠くなるような話だが、現地の管理者としては諦めるわけには行かない。

中国の、特に外資系企業にはどこの会社にも必ずある。 ないという会社は気づいていないだけ。 むしろこの点は中国の会社の方が管理は厳しい。 何せ、手の内を知っているから防御するし、親族を配置する。 逆に全社員が・・・ ??

業者との結託。 そこは会社と会社の取引ではなく、彼らの感覚は担当者と担当者の取引。 その時点で会社の責任者となっている。 いわば役得なのだ。 

日本のお中元、お歳暮は? 中国の月餅は? 接待されたら? 要は、程度、レベルの話だが、その判断はまず大きく異なる。 微妙な話が通じるはずもない。 文書で明確に・・・  それこそガチガチにしてしまう。 これが現実的とも思わない。

たちが悪いのは、現地駐在員が、これが中国流だと勘違いして、自らも仲間入りする者。 現地ではそれなりのポジションで仕事をすればお誘いの“ささやき”はみな経験済みだろう。 

そこで手を出し、調子に乗ると・・・・
仲間うちで酒を酌み交わす時、○○社では・・・。 うわさは広がるのである。 名前が出ることさえある。 得た利益が遊びに回り最悪への道へ・・ となりかねない。 

恥ずかしながら、なぜ度々このような話題を・・・・ 納得できない、疑わしき事がある度にストレスが溜まってしまうのだ。 会社がコストダウンを唱えても、自分は別世界。 会社は確かに収入の源泉だろうが、金づるではない。



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