ターコイズ別館・読書録

――図書館へ行こう。

152 イマジン 清水義範

2010-10-03 08:45:57 | さ行
 図書館より。集英社。

 こんなにおもしろいとは思わなかった。著者の最高傑作かもしれない。
 事件が怒るまでの展開は遅いが、それからはテンポよく話は進む。
 タイムスリップものは過去の自分やその関係者に会ってなんぼであるが、それをよくわかっている。ジョン・レノン暗殺を食い止める、というサスペンス要素もある。携帯電話や硬貨などの小道具の使い方もうまい。

 感動するとかそういう類ではない。ノスタルジックな冒険活劇として最高である。品のない表現があるのがもったいない。

 プレイボーイに掲載されたそうだが、『キン肉マン二世』にも影響があるのだろうか。
 調べてみると連載は2003年から2004年。『究極のタッグ編』1巻が出たのが2005年。