田口俊樹、訳。ハヤカワ文庫。
ちょっと前文で道草する。
前に紹介した阿刀田さんが、星新一さんと談笑した。
星「ダール、ダールと言うけれど、本当の名作は少ないね」
阿刀田「このくらいですか」と、十本指を見せる。
星「このくらいだろう」と、三本指を見せる。
私が若いころ、ゲーム誌"Beep"の影響で、RPGにはまっていた。だから『幻獣辞典』を読んだ。
大学に入って、英語を学んでいることから、柳瀬尚紀の文章を読むようになった。
『幻獣辞典』の訳者は柳瀬尚紀だった。
就職して、ホームページ製作にはまった。
お手本のページの作者が、『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』のファンだった。
これでティム・バートン(映画監督)のファンになった。
ティム・バートンが映画を作った。『チャーリーとチョコレート工場』 私は映画館に見に行った。
『チャーリーと……』の翻訳を柳瀬尚紀さんがしていると知った。もちろん原作者はダールである。その翻訳を、柳瀬さんがしていた。ヤナセ的に、語呂合わせはバッチリである。
|||||
さてそのダールの短編集である。
星さんの台詞からいうとマイナスであるが、なんとおもしろいこと!
短編は、ディテールよりアイデアである、と私は思う。だってゆるいショートショートって、雑文でしょ。
「ヒッチハイカー」「アンブレラ・マン」「ボティボル氏」「古本屋」など、<落ちはどうなるのだ?!>と先を急がせる作品が続く。
ちなみに表題作の「王女マメーリア」は、オイスターの中毒死が物語を左右する。
これを読みながら、私は(たぶん)生ガキのノロウィルスでひどい目に遭った。
忘れられない一作である。
ちょっと前文で道草する。
前に紹介した阿刀田さんが、星新一さんと談笑した。
星「ダール、ダールと言うけれど、本当の名作は少ないね」
阿刀田「このくらいですか」と、十本指を見せる。
星「このくらいだろう」と、三本指を見せる。
私が若いころ、ゲーム誌"Beep"の影響で、RPGにはまっていた。だから『幻獣辞典』を読んだ。
大学に入って、英語を学んでいることから、柳瀬尚紀の文章を読むようになった。
『幻獣辞典』の訳者は柳瀬尚紀だった。
就職して、ホームページ製作にはまった。
お手本のページの作者が、『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』のファンだった。
これでティム・バートン(映画監督)のファンになった。
ティム・バートンが映画を作った。『チャーリーとチョコレート工場』 私は映画館に見に行った。
『チャーリーと……』の翻訳を柳瀬尚紀さんがしていると知った。もちろん原作者はダールである。その翻訳を、柳瀬さんがしていた。ヤナセ的に、語呂合わせはバッチリである。
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さてそのダールの短編集である。
星さんの台詞からいうとマイナスであるが、なんとおもしろいこと!
短編は、ディテールよりアイデアである、と私は思う。だってゆるいショートショートって、雑文でしょ。
「ヒッチハイカー」「アンブレラ・マン」「ボティボル氏」「古本屋」など、<落ちはどうなるのだ?!>と先を急がせる作品が続く。
ちなみに表題作の「王女マメーリア」は、オイスターの中毒死が物語を左右する。
これを読みながら、私は(たぶん)生ガキのノロウィルスでひどい目に遭った。
忘れられない一作である。