京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間。

2013-11-23 09:08:37 | 日記

今日は勤労感謝の日。
「悪事を働く」時間の話。

京都の宿泊費用は過去最高額になっているそうです。
実質の経営者が京都人ではないのでこの季節だけ値上げしても平気。
食品は「偽装」。宿泊費はシングルでも2万円と足元を見て高値が続く。
笑いが止まらないのでしょう。
これでは毎日観光地を掃除しているボランティアの皆さんも浮かばれない。

「あほのミクス」のおかげで円安。結果で輸入ワインの値上がりが続いています。
「ボージョレ・ヌーボー」も高値推移。
メディアの値上げ報道はなかったのでいきなり売場で驚くことになりました。
安いものでも2000~3000円と昨年の1,5倍ほどです。

今年はヨーロッパの悪天候で出来が悪いのに値段だけが高い。
政治被害でじわじわと生活が苦しくなってきたのがよく解る価格。
どこかで誰かが「悪事を働いてる」のでしょう。

京都の百貨店は軒並み売上がダウン。
「時計は好調!よく売れています」の報道だけが目立つ。
ところが今年の「世界の時計展」イベント規模のしょぼさは過去に記憶にないほどのお粗末な出来でした。
百貨店全体の売上規模では3,6%程度の時計・宝飾売上だ。全体の売上には全く影響がない。それに化粧品よりも低い売上と客数ではイベントに費用を使うのはもったいない。
多少時計の売上が上っても偉そうな顔が出来ないのだ。

「食品偽装」がばれてオセチが売れなくなったので規模を縮小されたしわ寄せか?
誰かが「悪事を働いた」結果、真面目人間が被害を受ける。

私たち京都人には無関係だが東京の「イノセ」の悪事がばれた。
「ほほほ~!とくしゅう屋!お前も悪ジャの~。」
「悪事がばれたから金5000両は返した!」そうです。
ばれなかったら懐に入るからくり仕掛けなので取りあえずもらっておこう!

「盲目の時計職人」リチャード・ドーキンス。早川書房
ダーウイン進化論に対する疑問に向きあった真面目な内容の本。

「進化論」なら日本の国会を見せたい。
「革新」に偽装して生き残っている弱小政党・政治家がごろごろと住み着いているところです。「キーワード」は金だ。
人間からゴキブリも真っ青。悪い生き物に進化しているようです。
金のにおいに敏感に反応する生物、5000万円ほどで食いついてくる。

もう一冊は「喜嶋先生の静かな世界」森博嗣 講談社。
工房では「物つくり」の人が歓迎されます。
 特に数学者と作曲家は大歓迎!ゼロからなにかプラスを生み出す仕事は辛い!
物理屋さんは私たちオヤジ・コンパではいつも上座。誰もクレームはない。

フランス在住の日本人作曲家の人が工房に来てくれました。
東京のイベントで来日ついでに故郷に寄ったそうです。

「チェロの名曲を作ってほしい」とお願いしたい所だが抑えました。
作曲してもらっても私には弾く技術がないので大変失礼にあたる。
「モーツアルト」がチェロの曲を残していないのはその時代のチェリスト達がこの天才を理解できなかったのが要因でしょう。
1~2曲程度は作ったがすぐに捨てたと推測します。

現代は作曲家が生み出したものを真剣にトレース出来る人がいる時代なのかな?

この本は理数系に進む人に読んでほしい1冊。
研究者へのオマージュとして読んだ。
研究者なら誰にも「喜嶋先生」は存在すると思う。
筒井康隆氏の「文学部」への思いを込めた名作があるが両方比較しても面白い。

今日は「勤労感謝」の日。
仕事に没頭できる瞬間が一番嬉しい。
そろそろ仕事を始める。異次元空間に戻りましょうね~!





















コメント
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