『高鴨神社』。
御祭神は、
本殿 阿治須岐高日子根命(あじすきたかひこねのみこと)(迦毛之(かもの)大御神(おおみかみ))、事代主命(ことしろぬしのみこと)、阿治須岐速雄命(あじすきはやおのみこと)、下照姫命(したてるひめのみこと)・天稚彦命(あめわかひこのみこと)。
東宮 天照大御神(あまてらすおおみかみ)、天兒屋根命(あめのこやねのみこと)、住吉大神(すみよしのおおかみ)。
西宮 多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)(母神)、塩冶彦命(えんやひこのみこと)、瀧津彦命(たきつひこのみこと)。
全国鴨(加茂)社の総本宮で、弥生中期より祭祀を行う日本最古の神社のひとつとされています。
この大御神と名のつく神様は天照大御神・伊邪那岐大御神と三神しかおられず 死した神々をも甦えらせる事ができる御神力の強き神様であります。
主祭神の阿治須岐高日子根命(あじすきたかひこねのみこと)(迦毛之(かもの)大御神(おおみかみ))は、鴨族が守護神として斎(いつき)祀った神であり、「記紀」の中では、この「大御神」と名のつく神は天照大御神・伊邪那岐大御神と三神のみであり、死した神々をも甦えらせる事ができる御神力の強き神様である、と伝えられています。
大和朝廷が成立する以前、大和には倭國(やまとのくに)と葛城國(かづらぎのくに)が存在していました。
「高鴨神社」は、その葛城國の一ノ宮であったそうです。
神域は、鉱脈の上にあたるという。
今回、西神社は参拝できていません…。
次なるその時には…。
そして、
高天原伝承地を通過し…
『高天彦(たかまひこ)神社』へ。
御祭神は、高皇産霊神(タカミムスヒノカミ・タカミムスビノカミ)。
市杵島姫命と菅原道真も祀られています。
背後の「白雲峯」と呼ばれる美しい円錐形の山を御神体としています。
「蜘蛛塚」「蜘蛛窟」。
神社東方にあたる場所にあり、巨大な土蜘蛛が住んでいたとも、千筋の脚があった土蜘蛛が埋められた跡とも…。
土蜘蛛とは日本の先住の人々を指す、ともいわれています…。
そして、今回の「番外編」最終参拝とさせていただいた…
『鴨都波(かもつば)神社』。
御祭神は、積羽八重事代主命(つわやえことしろぬしのみこと)、下照姫命。
配祀として大己貴神、少彦名神。
第10代崇神天皇の時代に、葛城氏・鴨氏によって祀られた神社とされています。
高鴨神社を上鴨社、葛城御歳神社を中鴨社、そして鴨都波神社を下鴨社とも呼んでいるそうです。
当初は、「高鴨神社」付近を本拠としていたそうですが、水稲農耕に適した地に本拠を移し、大規模な集落を形成。
そのことは、この一帯が「鴨都波遺跡」弥生時代の遺跡が発掘されたことによって明らかになったそうです。あ
また、大神神社の別宮とも、いわれています。
御所市内にて、
油長酒造、その近くの販売店にて「風の森」をお土産に購入。
奈良市内へと、帰路に着きました…。
「番外編」、無事終了。
まずは、御参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
日常において大変ながら、間隙をぬって御参加いただいた方もあり、一仕事終えてから参加、という方もありの今回の「番外編」。
ご同行いただけましたこの御縁に、心よりの感謝をさせていただきます。
さて、
「大和國」とは、狭い意味では現在の奈良地方を指しますが、かつては「この國の名前」のことでした。
(その意味もいわれも、解釈の仕方によってさまざまあるようですけれど)
「箸墓古墳」などにみられるように貴重な遺跡も数多く存在し、日本最古の道ともいわれる「山辺の道」、その周辺には古い神社も多く存在しています。
「伊勢」、
「出雲」、
「熊野」と「番外編」をさせていただいてきて、ある意味満を持しての今回の「大和(奈良)」となりました。
まったく意識していなかったにせよ、「大和(奈良)」「出雲」の関係性の深さもわかりましたし、物部氏、蘇我氏ほか各古代氏族の神社、また鴨一族の総本宮とされる神社にまで身と心を運ぶことができました。
古代にロマンを感じる…ことは私はありませんが、その事実関係にはそれ相応の興味も関心もあります。
今回は、その意味でも大変に“おもしろき”「番外編」であったなと、思います…。
今後の予定として決定しているのは、まず来月(六月)五日六日で
福島(会津)へ見参!いたします。
参加者、現在募集しておりますので、ご関心ある方は
こちらからお問い合わせください。
申し込みの場合は、
こちらから、お願いいたします。
そして、「番外編」は…十月。
「出羽」へと向かいます。
「月山」を中心に巡拝予定…こちらも、ご興味あればお問い合わせください。