夕刻。
流れゆく時のなかに生きている私たち。
帰路へと向かうその前に、
『建部大社』へと再度、身と心を運ぶ。
前日に引き続き、ということもあるけれど、それはそれはやわらかで、心地よい空間。
古代のスタイルから社殿という建築様式へと変遷していった「社」の歴史。
しかし、こうした趣と味わいは、古代にみられるような「素」のままではなかなか伝わりにくいということもあるのだろう。
絶えることなく、ここにはヒトが手を合わせにくる。
継承されしヒトビトの想いの顕れとして、「神社」は「神社」として、そこにある。
滅多にない郷愁にも似た感覚を胸に帯びつつ、今回の「近江」での道行きを感謝させていただいた。
そして、
『数寄和大津』に。
『建部大社』の鳥居からであれば、徒歩でも1、2分。
そこは、今回もすっかりお世話になりっぱなしだったA隊員のご実家でもあったという。。
「神域」で育つということ。
カミサマとの深い深いご縁が、その環境をセッティングしている…のだろう。。。
また、今回は味わえなかったのですが…
大切な客人には自らお茶を淹れられるという、A隊員の御父様。
火鉢に鉄瓶でお湯を沸かし、自ら茶をお入れいただいたそうです。
実は、今回は我々が出たあとであったため、いただけませんでした。
しかし、この写真を拝見させていただくだけでも、響くものがあります。
本当に、ありがとうございました。
今回は「特別編」。
御縁いただいた
『賀茂神社』の『御神事』。
おそらく、『御神事』というと、とても形式的で厳かで、堅苦しいものというイメージかもしれません。
しかし今回の「『馬・競馬・乗馬』安全祈願大祭」であれば、地域の子供たちが我先にと乗馬を愉しんでいました。
また、全国的には毎日いくつもの祭事が行われていて、まったく『御神事』というイメージからは一見遠いような祭事も
数多くあります。
ヒト
そして
カミサマ
その関係性のなかに、『御神事』もある…
また改めて、そういう認識を深めました。
さまざまにお世話いただいた
『賀茂神社』の皆様。
本当に、ありがとうございました。
改めて心より御礼申し上げます。
そして、忙しいなかアレコレと御気遣いいただいたA隊員。
本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
さて…
「体感」「体験」。
モットーも信条もいらないけれど、『神社おそうじ隊 見参!』開始の時から、変わらないひとつの「提案」。
アタマでいろいろこねるその前に、まずは感じる。
感じたことをアタマでこねるその前に、そのまま素直に経験してみる。
そうして自然にわき上がってくる、何らかの感覚。
その感覚に、自分自身にとってのひとつの真実が宿る。
『神社おそうじ隊 見参!』は、活動開始から3年目を迎えます。
(その道程は、
『神社おそうじ隊 見参!』公式ブログを参照いただければありがたく思います。)
ようやく、というか何というか、少なくとも近い筋には「神社の境内お掃除する」という認識はなくなったようにも…思います。
それも、これまで御参加いただいたそれぞれの方々がそれぞれの方々なりに「体感」「体験」をされ、その方なりの「感覚」を得て
いただいているからではないかな…と、隊長的には思っております。
今年は、すでにこの「特別編」。
そして、二月九日~十日には、
『常陸見参!』を果たしてきました。
その素晴らしき詳細は、近日アップいたします。
また、三月は
京都『伏見・鞍馬見参!』(二十・二十一日)。
四月には
奈良『山辺の道・大和三山見参!』(二十一~二十三日)。
現在、参加者募集しております。
ご興味ある方は
こちらからお問い合わせください。
また、「参加する!」という方は、
こちらにお申し込みください。
何とぞよろしくお願いいたします。。。