神社おそうじ隊、見参!公式ブログ

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2014.6.8~10 『神社おそうじ隊 隠岐国見参!』 その1

2014年06月12日 | 2014.6.8~10 隠岐の島


「隠岐国絵図」

隠岐諸島は、島根半島の沖合約40~80kmに位置し、4つの有人島と180余りの無人島からなる。
4つの島々は、大きく「島前(どうぜん)」「島後(どうご)」と大別され、「島前」は西ノ島、中ノ島、知夫里島の3つの島を、「島後」はその東方に位置して隠岐諸島最大の面積を有する。

隠岐諸島は『隠岐国(おきのくに)』と称され、古代以来一国として扱われていた。
現在この島々を『隠岐』と呼ぶのはその名残であり、近年までは古き時代そのままに、『隠岐国』と呼称されていた。




2011年に「出雲」見参以来、「いづれは…」という意識はあったものの、なかなか「GO!」とはならなかった『隠岐国見参!』。
満を持しての『神社おそうじ隊 隠岐国見参!』



律令体制下の法制書である『延喜式』。
その巻の九・十は「神名帳」であり、そこに出てくる神社を「延喜式内社」、一般的には「式内社」と呼ばれます。
三千三百三十二座に及ぶ神社がそこには記載され、現代においても記載された神社の格付けは尊重されています。

隠岐には、大小合わせて百五十の神社があるといわれます。
そのうち、式内社が十六社、そのうち名神大社は四社もあります。
名神大社というのは、古代より霊験著しいと朝廷側に認証された名神を祀る神社のことで、日本中で二百二十六社(約7・9%)だけ。
律令制の時代、現在の島根県は「隠岐」、「石見」、「出雲」の三国より構成されていましたが、この三国のうち式内社としては「出雲」に百八十七社、「石見」には三十四社あります。
しかし、名神大社は隠岐の四社以外には二社(出雲大社、熊野大社)しかありません。

それだけ、霊験著しい神を祀る必要性も必然性も、隠岐国の地理的な位置関係からすれば、これはある意味で納得できます。
常に諸外国の脅威の最前線にあった国、それが『隠岐国』、なのです。
古代より続く歴史の中で、隠岐国の果たしてきた役割の大きさは、計り知れないものがあるのではないでしょうか。。


かつてはユーラシア大陸の一部であり、約2600万年前頃から始まった火山活動によって、隠岐と日本列島は少しずつユーラシア大陸から離れ始めました。
日本列島の分裂は続き、湖であった場所に海水が入り込み、現在のような日本海が誕生したと伝えられます。
海の底に沈んでいた隠岐は、約600万年前に大規模な二つの火山活動によって、島前と島後の島が形づくられたそうです。


隠岐空港で地上に降り立ったその時、大地から湧き立つようなエネルギーと、大海原から絶え間なく吹きつける風の力強さを感じました。



心配された雨も、最終日に少し降られただけ。
信号も、対向車もほとんどない道行きにて、神の国・隠岐を巡拝させていただきました


新鮮魚介のお昼を、隠岐の島町・「味乃蔵」にていただき…
そこからほど近い(…というよりは、店内からこのように拝見できる…)

『水祖神社』に、全員で最初の御参拝。

静寂深き神々の住まう島々・隠岐。
太古より脈々と継承されし魂のルーツへと、深く深く分け入っていきます。


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