青い海公園に立ち寄りました。空も海もことのほか清々しく青く感じます。「ふたり」とタイトルがつけられている、公園のモニュメントです。青森市と函館市のツインシティー(双子都市)提携20周年を記念して、制作されたもので、旧制中学時代を青森市で過ごした太宰治(1909-1948)が小説「思ひ出」の中で、弟礼治と青森港桟橋から海峡を渡る連絡船を眺めながら、運命の女性と結ばれる“赤い絲”について語り合った挿話を基に、両市の大学生や高校生などの協力により、お互いの絆を深めるモニュメントとして、両港にそれぞれ設置されたものだそうです。太宰治『思ひ出』/1933年(抜粋) 秋の初めの或る月のない夜に、私たちは港の桟橋へ出て、海峡を渡つてくるいい風にはたはたと吹かれながら、赤い絲について語り合つた。それはいつか学校の國語の教師が授業中に生徒へ語つて聞かせたことであつて、私たちの右足の小指に眼に見えぬ赤い絲がむすばれてゐて、それがするすると長く伸びて一方の端がきつと或る女の子のおなじ足指にむすびつけられてゐるのである、ふたりがどんなに離れてゐてもその絲は切れない、どんなに近づいても、たとえ往来で逢つても、この絲はこんぐらかることはない、さうして私たちはその女の子を嫁にもらふことにきまつてゐるのである。~ 2009年 赤い絲プロジェクト実行委員会 〜 足に繋げられた赤い紐は、意を汲んだ市民の方がサれたものでしょうか。それから、赤い糸は、手の小指のイメージですが、ネットで検索してみたところ、元祖は、足繋がりだったようです。そして、縄だったようです。それにしても、人生のこれまでのいろいろな糸、しみじみと感じておりました。今日は、日本海東北自動車道、北陸自動車道をひたすら走り、多賀サービスエリア泊です。
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2 コメント
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- Unknown (マイラン)
- 2024-09-03 13:25:36
- 赤い糸、なるほどと思いました(^^♪
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- Unknown (お散歩探検)
- 2024-09-09 10:19:43
- “糸”ですね。
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